乳幼児の歯磨きで、口を開けてくれない場合の対処法(選6)【2】

歯磨き

イギリスからこんにちは!

歯科衛生士が聞かれて困る乳幼児の歯磨きについて【1】はこちら

 

乳幼児の歯磨きで、口を開けてくれない場合の対処法(選6)

わたしの周りでもインターネットのお悩み相談などでも、乳幼児の子供が口を開けてくれないケースはよくあります。

実際に我が家もそうでした。
息子は1歳5ヶ月になるまでなかなか歯を磨かせてくれなかったのですが、実際に歯科衛生士ママがやってみた乳幼児が口を開けてくれない時の対処法をご紹介します。

対処法1子供にあげている食べ物や飲み物を見直す
もちろん、お口を開けてもらえるのがベストなのですが、わたしは息子が仕上げ磨きを嫌がっていた時期には一切ジュースを与えませんでした。
飲み物は母乳と水に徹底していました。
当時は甘いお菓子もほとんど与えたことがなく、おやつにはフルーツをあげるようにしていました。

もちろん、このように食べ物や飲み物に気をつけても仕上げ磨きをするのですが、当時はまともに仕上げ磨きができる状態ではなかったです。
すごく嫌がるので、できるだけのことをしてあとは与えるものでむし歯にならないように管理をしていました。

対処法2だらだら食べをしない!
食べているときは、口の中が酸性に傾きむし歯になりやすくなるので食事の回数を決めるようにしていました。
また、食べる時間帯もある程度は決めていました。
食べる時間が決まっていると生活のリズムも整うので一石二鳥です!

対処法3お口に停滞しやすい物をあげない!

お口に停滞しやすい物はあげないようにしていました。
お口に停滞しやすい物とは、ハイチュウ、アメ、キャラメル、スナックなど…です。
これらは避けるようにすると良いです。
イギリスでハイチュウを見かけることはないですが、イギリスにもお口に停滞しやすいお菓子はスーパーマーケットで売られているので、そういう物は買わないようにしていました。

 

ポカリスエットやアクエリアスには要注意!

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対処法4ポカリスエットなどを就寝前に飲んでそのまま寝てしまったりするとむし歯の原因になるので注意する!
ここで注意していただきたいことで、ポカリスエットやアクエリアスをお子さんに与える時には注意していただきたいです。

熱中症や脱水症状を起こしやすくなる夏の時期は、スポーツドリンクの存在はとてもありがたいとは思います。

しかし、ポカリスエットなどを就寝前に飲んでそのまま寝てしまったりするとむし歯の原因になります。

また、熱中症などにならない為にとダラダラと長時間にわたって与え続けると、これもむし歯菌を増やす原因になります。

ポカリスエットなどは、夏には水を飲むよりも夏バテに効きそうですし、見た目も水みたいなので気軽にあげる親御さんが多い飲み物ですが、意外とたくさんの糖質が含まれています。

 

美味しそうな歯磨き粉で歯磨き好きに!?

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対処法5子供が好きな歯磨き粉や歯ブラシにする!

青い歯磨き粉は息子が0歳の時にイギリスの検診でもらいました。
まだ歯が萌出していないような時期にもらったのですが、使い終えて新しい歯磨き粉は、いちごのアイスクリーム味を購入しました。
美味しそうです。
息子も気に入ってくれています。
歯ブラシも、スーパーマーケットで息子に見せて「どっちが欲しい?」と好きな色を選んでもらうようにしています。
息子に選んでもらうことで〝参加型〟になり、本人も自分のこととして捉えているように思います。
また、夫が「素敵な色の歯ブラシだね!」と何か歯ブラシに対して前向きなコメントをして、和気あいあいとした雰囲気づくりをしています。
こういうことをするようになってから、息子は前より歯磨きに対して〝楽しい〟と感じているように見えます。

対処法6歯磨きタイムは大事な親子のスキンシップの時間にする!

歯磨き粉は息子だけ子供用で分けていますが、同じタイミンクでわたしと夫も歯磨きをするようにしています。
歯磨きの時間も時間帯を決めて、大事な親子のスキンシップタイムにしています。
「座って歯磨きしようね、ママの隣においで」と声かけをして、必ずわたしは座って歯磨きしている姿を息子に見せるようにしています。

「歯磨きは楽しい時間」「家族の時間」というポジティブなイメージで日常に取り入れるようにしています。

続きは次回お伝えします!

 

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