ロンドンからこんにちは。前回の続きです。
ロンドンで家を買えば損はない?
ロンドンで家を買えば損はないだろう。
ロンドンは物価がぐんぐん上がっていて10年前ならば買えていたかもしれないが、今は10年前の2倍~3倍の価格に上がってしまい一般人にはなかなか買えない金額になった。
もし、家を買うならば子供がいることを考えて、2部屋か3部屋は欲しい。
そうなるともう買えない金額だ。
よくロンドンのママ友と話すことだが、もしロンドンで家を買えるお金があるならば、ロンドンは損をしない不動産物件になるので買いたいとみんなが言う。
それどころが、きっとこれからもロンドンの家の価格は上がるので本当の資産になるだろう。
我が家にお金があればロンドンで家の購入も考えただろうが、考えられない(または考えたくない)数字だ。
1億円近い家を買うのは本当に大きな買い物だ。
子供がいると、教育環境の良いエリアなど違う目線からも住む場所を選ぶので、本当に難しい買い物だと言える。
銀行でお金を借りるにも……
英国で家を購入する場合、多くの人が「Mortgage(モーゲージ)」と呼ばれる住宅ローンを利用することになる。
ロンドンで家を購入する場合、1億円近い価格なので夫婦共働きであるか片側が高給取りでないとモーゲージを利用しても家の購入が難しい。
わたしのブラジル人の友人夫婦は3ベッドルームで500K(50万ポンド)の家を最近購入した。
50万ポンド(GBP)は2019年7月の日本のレートで約6,790万7,103円だ。
ロンドンの比較的中心部(ゾーン3)、3ベッドルームでこの価格は安いので購入を決めたそうだが、確かに安い!
ロンドン基準だと安いけれど、家の価格として一戸建てでもなく日本で言うマンションの価格で7千万近いのは高い!
25年間ローンで、頭金をたっぷり払っても毎月の返済は1600ポンド(今のレートで21万7000円)だと言っていたが、すごくハードな返済だと思った。
ちなみにロンドンは物価が高いので、お給料も良いイメージがあると思うが職業による。正社員でも日本のように交通費が出ないので交通費も大きな出費だ。
また外国人はバカンスに行くイメージもあると思うが、イギリスは祝日が少ない国だ。でも日本よりはかなり働きやすい環境だろう。
3週間くらい仕事を休んで旅行や母国に帰省する人は多い。
ロンドンと地方都市、どちらで家を購入すれば将来的に勝ち組なのか?
勝ち組も負け組もないのかもしれないが、買った金額以上の金額に家の価格が将来的に上がっていれば良い買い物だと言えるだろう。
イギリスには様々な税金があるが、住宅用財産にかかるイギリスの地方税にカウンシルタックスがある。
例え様々な税金代まではカバーできなかったとしても、住んでいる期間の家賃代が浮く金額で売れるくらいの資産になれば、すごく得だ。
そう考えると、手元に何も残らない賃貸は本当に損だ。
ロンドンは家が高いけれど、価値も上がると言われているが地方都市は安く購入できるがロンドンほど需要がない。
ロンドンで家を買うほうが家の価値が上がってすごく得なことなのかもしれない。
ただ、精神的に毎月22万円近いローンの返済はわたしには金額が大き過ぎる。
子供をナーサリーに預けるならば、毎月15万円が必要なので、37万円が飛んでいく計算になる。
夫婦共働きならば、単純に2で割って1人が11万円ずつでもすごく大きな金額だ。
また、実際には家の価値が上がり、それで売り逃げできれば儲かるけれど、大抵は買い替えなのでお金を使ってしまうらしい。
不動産を保有する場合にかかる税金にインカムタックス(所得税)などもあり、結局のところ、ロンドンで家を買ってすごく得なのかはよくわからなかった。
続きは次回! お楽しみに!
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