ロンドンの中心部では広さのある家が高価で住めない現実とは? パバンめいのロンドンの暮らし方Part.6

ロンドン

ロンドンからこんにちは。
前回の続きです。

イギリスではUNIQLOはオシャレでクールなブランド

サラさんはいつも「この服はどこで買ったの?」と息子の服に興味を持っていた。
いつもパジャマにしていたUNIQLOのベビー服で子育てサポート施設に行った時にも聞かれた。

UNIQLOはロンドンにもあるが、ベビー服はまだ海外進出をしていない。

UNIQLOのベビー服はとても着せやすく、息子の様子が心地好さそうなので安心して眠れるようにパジャマにしている。
昨年一時帰国した時にまとめ買いして、今は毎日ローテーションで順番に着せているくらいだ。
「これは日本で買ったの」と伝えると、日本の商品の品質の良さに感動していた。

サラさんは息子に着せている服がどれも素敵だと褒めてくれた。
実は、日本だとUNIQLOは手軽な庶民派ブランドだが、イギリスではUNIQLOはオシャレでクールなブランドとして注目を集めている。

 

イギリス人のママさんとのお別れ

ロンドン

サラさんは、日本でお祝いにいただいた滑り止めのついた赤ちゃん用の靴下にも興味を持っていた。
厚手の靴下なので防寒対策としてよく息子に履かせていた。

「この靴下、どこで買ったの? こういう滑り止めがある靴下、あまり見当たらなくて」とのことだった。

確かに、ロンドンで売っている靴下で滑り止めがあるものを見たことがない。探せばあるのかもしれないけれど。

イタリア人の夫に、ヨーロッパでは滑り止めの靴下はあまりないの? と聞いたらイタリアにはあるとのこと。
義母からも息子用の靴下をもらっていて、それにも滑り止めが付いていた気がする。
滑り止めの靴下がヨーロッパにない訳ではないみたいだ。

とりあえず、新品で家にある滑り止めの靴下を見つけたので、次にサラさんに会ったら渡すことにしていたが、何週間もサラさんに子育てサポート施設で会えなかった。
それでもわたしは鞄にサラさんに渡そうと思っていた靴下を入れて持ち歩いていた。

4月上旬、子育てサポート施設にジャクソン君が来たが、連れているのはサラさんではなくご主人さんだった。
引っ越しの準備でサラさんは忙しいとのことだった。

そう。実はサラさんもロンドンの中心部から離れていくイギリス人の一人なのだ。

 

ロンドンの中心部では広さのある家が高価で住めない現実とは?

ロンドン

最後にサラさんに会った時に、この街はとても好きだけれど引っ越しをすると話していた。

現在住んでいる家よりもスペースが欲しいので、ロンドンの中心から離れた場所に庭の付いた家を購入したそうだ。

わたしは引っ越しの話は聞いていたが、こんなにすぐだとは思っていなかった。

わたしはサラさんのご主人さんに滑り止めの付いた靴下とノートにわたしの電話番号とFacebookを走り書きしたメッセージを託した。

気軽に渡そうと思っていた靴下がまさかお別れのプレゼントになるとは思っていなかった。

それと同時に、ロンドンの中心部に住んでいたらきっとこれからもたくさんお友達のお見送りをすることになるのだろう、という仮説が立った。

多くの子どもがいる家族は、ロンドンの中心部ではなかなか広さのある家が高価すぎて住めないので中心から離れよう、郊外へ行こうとするからだ。

そして我が家もその渦に飲み込まれている。

続きは次回! お楽しみに!

 

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