第62回★かわいいボイルド・スイーツ
子供時代に誰もが一度は食べた事がある、量り売りや瓶詰めのお菓子たち。
そんなどこか懐かしいお菓子を並べるストールを、イギリスのマーケットで見つけました。
並ぶお菓子のほとんどは、ぽってりした丸みあるガラス瓶に詰められていたり、素朴な袋詰めで並んでいて、見ていてなんだか心が和みます。
特にカラフルで美味しそうだったのが瓶詰めの「飴」。
日本では飴のことをキャンディと呼びますが、それはアメリカ英語からきた呼び方で、イギリス英語では「硬い飴」は「ボイルド・スイーツ(Boiled sweets)」と呼ぶそうです。
瓶詰めのボイルド・スイーツをいくつかチェックしてみました。
かわいい赤と白色の「ルバーブ&カスタード(Rhubarb & Custard)」は、甘酸っぱい野菜のルバーブと、クリーミーな甘さのカスタード味が絶妙なボイルドスイーツ。
イギリスで長く愛され続ける人気の味なのだとか。
また大麦の糖から作られる「バーリー・シュガー(Barley sugar)」もイギリス人に馴染み深いフレーバーなのだそう。
他にもサワー・アップルズ(Sour apples)、フェアリー・サテン(Fairy satins)、ペアー・ドロップス(Pear drops)、アニシード・ボール(Aniseed ball)などなど、おいしそうな名前、珍しいフレーバー名に心惹かれ、あれもこれもと手が伸びましたが、イギリスで愛され続けてきた甘いお菓子たちに、心もお腹も癒されました♪
珍しいフレーバーのものも多いので、宝探しのような気分でお菓子選びが楽しめます。
地中海地域で最も古くから利用されてきた植物アニス。そのアニスの種アニシード(Aniseed)のお菓子「アニシード・ボール(Aniseed ball)」も並んでいました。
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