*この話は、新・神々の履歴書第10回 神様に合う合わないはあるのか? 続編「病気の時に、神様に祈るのはよいことか?」の続きです。
癌になった義兄
この話は後日談があります。
この姉妹が、お父様に関して、祈る祈らないで話し合ったのはある年の12月でした。
が、その後も、神々の来訪は止まらず、お姉さまは祈願を続けられたのです。
2月の頭ごろ、お姉さまの夫、その方の義兄にあたるかたが癌になり、ついでにみてほしいと、その方がこられました。 「正月にあった時は、まったく元気だったのにびっくりしたわ。これから再検査だって……」
みると、右のみぞおちに、3つほど邪気がありましたが、その時は、それほど大きくはなく点在していました。(肝臓がんとのことでした)神霊はいましたが、それも格別多いというほどではありませんでした。
3月に再リーディングした時は、おびただしい数の神々に増えていました。
お父様以上に、必死で祈願されたのでしょう。
結局、4月末にお父様が亡くなられ、5月の頭にご主人様が亡くなられました。
ご高齢のお父様と違い、若いご主人様が突然亡くなられて、驚いたものです。
発覚してからのあまりの進行の速さに唖然としました。
お葬式と家の竣工式が同じ日!?
義兄のお葬式を終えて、その方がやってきました。
「姉は家を建て替えていて、義兄の通夜の日が、新しい家の竣工予定日だったんです……こんな偶然ってあるでしょうか!?……」「義兄の死は祟りでないですか?工事したことで地縛霊が怒っているって、ある霊能力者のかたにいわれたんです……」
霊媒体質のその方は、新しい家にいくとしんどくて目が回るとのことでした。
1時間といてられないというのです。
実は、12月にリーディングしたとき、お姉さまのところに、たくさんいる神々の中に、ある神様がいるのが見えました。
お姉さまが祈られたのでしょう、同じ神様が、お父様にも、お義兄さまにもいました。
「神々の履歴書 第4回 続・神様にお願いする方法」にでてきた、あの獣頭人身の神様
です。
この神さまは、「なんでも願いを叶えてくれる」霊験あらたかな神様として、日本でもよく祀られています。
聞けば、お姉さんのご自宅からもそう遠くないところに祀られており、姉のことだから行かないほうが不思議だ、とのことでした。
レイキと召喚術
10年以上前のことです。
ある霊媒体質の若い娘さんが、「レイキをしてもらってから、頭が痛く、だるいのがずっととれないで困ってる」と、こられたことがあります。
レイキをしてもらっているとき、突然、獣頭人身の筋骨隆々の男性が現れたというのです。
怖くて「あっちへいって!」といったら、その時は消えたけど、その後、しんどくって困っているとのことでした。
なるほど、その方は、レイキとおっしゃてますが、それはレイキではありません。
レイキとは、マントラやシンボルを使って、あるエネルギーと繋がる方法です。
ご存じない方も多いかもしれませんが、実は、使用するマントラやシンボルを、他のものと入れ替えると、いろいろなものを召喚することができます。
おそらく、そのレイキヒーラーさんは、頭の中で、一般的なレイキシンボルでなく、獣頭人身の神様を召喚するシンボルとマントラと唱えたのです。
唱えると召喚されます。
だからやってきたのです。
レイキと思ってうけているクライアントに、そんなだまし討ちのようなことをするのもどうかと思いますが……やっているヒーラーさんも、よくわからずに、ただ習った通りにやっているだけかもしれません。
一見すると、手順は同じなので、普通の方には違いはわかりません。
この方は、たまたま高い霊能力をお持ちで、やってきた霊体(神様)がみえたので驚いたのです。
やってることはレイキと同じですが、繋がるエネルギー体がまったく違うのです。