『ホリスティックな見地から医療が語られる時代になりつつあります。ホリスティック、つまり、こころとからだは不可分なものとして全体的にとらえる。むかしはあたりまえのことだったのが、いつのまにか忘れ去られ、ずいぶん経ちます。いまいちど考えてはみませんか? 健康とはなにか。』
この文は、私のサイト立ち上げ当初から書いてあるもので、今も伝えたいことのNo.1です。
こころとからだは不可分なもの。
これは決してたとえ話ではなく、本当にそうなんだということを、とくに妊活の方にはお伝えしたいメッセージです。
《マインドから見た不妊》
子どもができなかったら離縁。
なんだか昔の話のように聞こえるかもしれませんが、いま現在の話です。
後継ぎを生む。できなかったら仕方ないでは済まされない現実。
私の周りにはそんな方が意外といらっしゃいます。
心中察するだけでも、かなりのプレッシャーであることは容易に想像がつきます。
ところが、このとてつもない重責にも関わらず、出産まで漕ぎつける方は意外と多いのです。
前回は、いかにストレスを減らすかが、妊活をうまく乗りきる重要なポイントと申し上げました。
そのことに間違いはないのですが、この方のように絶対に無くせないストレスを抱えながら、出産まで漕ぎつける方もいらっしゃいます。
妊娠できない理由をいいわけにできない過酷な状況に置かれると、マインドからボディに至上命令が下されます。
「妊娠しなさい」と。
するとボディは、なにがなんでも妊娠するよう細胞が協力しはじめます。
そして、妊娠〜出産にいたるという、まさにマインドがなせるワザ。
この方の場合は極端な例ではありますが、そこまでの状況に置かれてなかったとしても、なにがなんでもと「はらをくくる」ことができた方が、希望の現実を引き寄せるのを何度も目にしてきました。
「赤ちゃんがほしい」妊活をされる方はみなそう願います。
でも現実は、みながそうなるわけではありません。
その違いは何なのか。
出産までいたった方々を分析してわかったことの一つが、「はらをくくる」でした。
「不妊治療を受けているから、おまけに(鍼灸など)代替医療まで受けているから大丈夫」
一見、大丈夫そうに聞こえますが、これはある意味、他人まかせという言い方もできます。
もちろんそれだけで妊娠〜出産にいたる方もいらっしゃいますが、そうでない方も残念ながらいらっしゃいます。
一方、「はらをくくった」方はどのような行動をされていたか。
「医者やセラピストだけに任せてなんかいられない。自分でも出来ることはなんでもやる!」
たとえば、ウォーキングなどで細胞を活性化する、妊活に良いとされる飲食を積極的に摂る、オーガニックな食にシフトする、石油由来の生活用品を使わないようにする、ストレスを最小限にするなど。
つまり、生活全般を見なおし、妊活に全精力を注がれていました。
そういった話をお聞きするたび、働きながらよくぞそこまで、と頭が下がる思いですが、はらをくくった方は「自分はがんばっている」と感じる余裕もなく、黙々と一心不乱に続けられています。
前回と今回のマインド編では、冒頭にも出てきた「こころとからだは不可分なもの」が本当であることを、実例をまじえて探ってきました。
どんなことについても言えると思うのですが、どれだけ強い意志で物事に臨むか、それが現実に反映されていくのだと思います。
ボディ、マインドにつづき、次回はスピリットからみた妊活について探っていきたいと思います。
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