世界はカラフルなんだよ ~白と黒以外の選択肢~可能性は多岐にわたる

白と黒の世界

私たちの住んでいる世界はカラーです。
白黒ではありません。

でも、私たちはモノゴトを白か黒で見たがる傾向が結構強いのではないかと思うことがあります。

その極端な例が「生きるべきか、死ぬべきか」というものです。
そもそもこれは『べき論』ではないと私は思うのです。

というのも、そういう選択肢が出現している時って強い生き辛さを感じている時ですよね。
強い生き辛さを感じていなければ、わざわざそのような選択肢に悩む必要なんてないのです。

もしも、今、この瞬間が人生最大級の幸福を感じていたら「死ぬべきか」なんていう選択肢は出てこないです。
ということは、選択肢は必ずしも二択ではないということなのです。

生きるとか死ぬとか言わずに「よし! この生き辛さをなくしてみよう!」という発想を持てば「じゃあ、どうすれば良いんだろう?」という疑問が生まれます。

可能性の幅が広がるのです。

イヤなことがあると、多くの人は自分か他人を責める傾向があります。
なぜ自分か他人を責めるという選択肢しかないのでしょうか。
責任追及が必ずしも悪いとは思いません。
しかし、それが必ずしも幸福につながるとは限りません。

考えてみて下さい。
不可効力という言葉があります。
どうにもならないという意味です。

つまり、善悪だけでは解決しない問題があるということです。
誰かに責任を押し付けたところで不可効力ということに変わりがなければ、そもそも自分か他人が悪いという論点そのものに意味がないということです。

人間関係を敵か味方かだけで考える人も多いです。
でも、中立な人って多いのです。
むしろ敵でも味方でもない人の方が圧倒的に多いのです。

中立の人のことを「私の味方をしてくれないってことは敵?」と思い込んでしまうのも安易です。
今後敵になるかもしれないですが、味方になってくれる可能性だってあるわけです。
だとしたら安易に決めつけてしまったら逆効果です。
それに自分を応援してくれる味方ではなくても、襲ってこなければ害はないので、そんなに悪いことでもありません。

自分だって判断がつかないことってたくさんあるわけですよね。
アンケートなどで「どちらともいえない」という選択肢って時々見かけます。
人ってそういうもので二択とは限らないのです。

 

可能性は多岐にわたる

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。おごれる人も久しからず。ただ春の夜の夢のごとし。猛きものも終には滅びぬ。ひとへに風の前の塵に同じ」

有名な言葉、平家物語の冒頭部分です。
簡単にいえば、すべては常に変化しているんだよということです。
常に変化しているということは、あらゆる可能性があるという解釈もできます。
つまり、モノゴトは二択ではないのです。
白と黒だけの世界だけではありません。

 

カラフルワールド

世界はカラフルなのです。赤も青も黄色も緑も、数え切れないほど色があるのです。
絵具のパレットを思い出してみて下さい。

赤と青の絵の具を混ぜると紫になります。
でも、どのように混ぜるかによって紫と言っても、幅はものすごく広いです。
さらに水の量を多くしたりすれば、さらに複雑な色になります。
筆でひたすら塗っていたら、塗っているうちに色が薄くなってきて、ますます複雑な色になってきます。
そう考えると、色は本当に数え切れません。
人間の肉眼では識別できない領域も考えると名前の無い色がたくさんあるということになるので、まさに無限に近い色があるということですよね。

ここでいう色というのは比喩として使っています。
でも世の中って二進法ではないので可能性は無限大なのです。

二択の質問を「イエス・ノー・クエスチョン」と言います。
もっと自由に選択肢を増やせる質問を「オープン・クエスチョン」と言います。

私たちは「シンプル・イズ・ベスト」を望んでいることが多いです。
わざわざ複雑にする必要がないからです。
でも、シンプルというのは必ずしも極論である必要もないということを意識しておくと良いと思います。

あまりお勧めはしませんが、時には『優柔不断』が結果的に良い方向に向かうことだってあるのです。
悩んでいるうちに、問題が解決してしまっていたりすることってたまにありますよね。
いつでもどこでも優柔不断だと信頼されなくなりますが、場合によってはそれがプラスに働くことだってあるのです。

面白いと思いませんか。

前向きな言葉でいうなら「焦らないで、間を置いてみる」と言っても良いでしょう。
制限時間がなければ、選択肢に時間や運という要素を加味してみると、また違った結果が生まれることもあるのです。
タイミングというものです。

私たちは幸せを目指して生きています。
義務ではないかもしれませんが、多くの人がそうだと思います。
私も、今という瞬間をさらに幸せにできたら良いなっていつも思っています。

世界はカラフルです。
無限の可能性に満ちています。

だからこそ、もっと目を見開いて見ると、意識を変えてみると、世界はもっと楽しく映るのではないか。私はそう思うのです。

 

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