《嫉妬で悩む》
わたしのところへは、「嫉妬」で悩んでいる人たちがたくさん来ます。
その対象は、千差万別です。
「友達」 「職場の同僚」 「同業者」 「兄弟姉妹」 「親戚」 そして……「彼氏・彼女の異性の友達」
ここでは、恋愛の問題は、またの機会に譲るとして、それ以外の嫉妬の問題について、お話します。
素朴な疑問があります。
なぜ「嫉妬したくない」と思っても、嫉妬してしまうのでしょうか。
あの人のことが気になるのでしょうか。
《幼児期の記憶から嫉妬する》
嫉妬してしまうのは、あなたの価値が低くて、あの人の価値が高いからではありません。
幼児期の記憶から嫉妬してしまうのです。
どんな記憶かというと、単純に言うと比較の記憶です。
お母さんがわたしには厳しく、妹には甘かった。
お母さんがお姉ちゃんばかり褒めていた。
お父さんが親戚のいとこを見習いなさいと言っていた。
学校の先生が〇〇ちゃんばかりエコヒイキした。
こんな体験を幼児期にすると、自分は価値がないと錯覚してしまい、他人をうらやましく思いがちです。
今、嫉妬してしまう「あの人」は、子供時代の妹であり、親戚のいとこなのです。
《嫉妬される記憶は、嫉妬する記憶になる》
逆に、嫉妬される側の人間はどうなるでしょうか。
実は、意外に思うかも知れませんが、嫉妬されるエネルギーは、嫉妬するエネルギーと同一です。
幼児期に嫉妬される側だった人が嫉妬する側になるということは、よくあることです。
同様に、嫉妬する側だった人が嫉妬される側に回るということもあるのです。
加害者は被害者になり、被害者は加害者になるのです。
《幼児期の記憶を癒す》
では、どうしたら解決できるでしょうか。
いくら意識を別に向けても、考えないようにしても、あの人のことが気になります。
考えは、無意識に浮かんでくるもので、止めようとしても止まるものではありません。
嫉妬の原因は、幼児期の原体験にあるのです。
その記憶を癒してください。
比較されて、悔しかったこと、辛かったこと、傷ついたことを、紙に書きなぐるのもいいでしょう。
それをくしゃくしゃに丸めて、ポイと投げ捨ててください。
紙を燃やすのもいいでしょう。
ポイントは、丁寧な言葉で書かないことです。
ののしるぐらいがちょうどいいのです。
ネガティブな感情を吐き出すのです。
嫉妬の原因は、あなたの性格ではありません。
幼児期の記憶のせいなのです。
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