ワクワクのある場所 ~ 非日常は○○の中にある ~ 日常生活をじっくり見つめ直すと?

マンネリ生活

マンネリ生活といえば、どちらかというと悪いイメージの方が多いかもしれません。

毎日同じことの繰り返し。
刺激の少ない生活。そんな生活に飽き飽き。おそらく、そんな感じだと思います。

人間は幸せに慣れ過ぎると、なんと! 幸せを幸せと感じなくなってしまう生き物なのです。
もちろん、そうではない人もいますが、そういう人はある意味、達観していると思います。

幸せだという感覚が麻痺してしまうなんて、なんと恐ろしいことなのだろうと思います。
感謝の気持ちが薄れてしまっているから幸せを幸せと感じられないのであれば、なおのこと恐ろしい話です。

人間は良くも悪くも欲深いです。

だから、仕方がないと言えば仕方がないのかもしれません。
しかし、貪欲だろうとなんだろうと、幸せは忘れたくないものです。
感じ続けたいものです。
同時に、感謝し続けたいものです。

ただ、厳密にいえばマンネリは、そんなに悪いものではないですよ。
だって、そのマンネリ生活が安全だからこそ、今、こうして生きていられるわけですから。

 

非日常を探せ!

マンネリ生活に飽き飽きしてくると、新しい刺激が欲しくなって来ますよね。
いわゆる非日常。
非日常の中にこそ、新しいワクワクがあるのではないか。
なんだか自然にそんな気持ちになってきますよね。

その通りだと思います。
ワクワクは非日常の中にあります。
だって、非日常というのは、文字通り日常に非ずということです。
つまり新たな可能性や刺激があるということですからね。

では、その非日常というものはどこにあるのでしょうか。
天から突然非日常が落ちてくるのでしょうか。
天災ならそうかもしれませんが、そんな非日常は嬉しくも何ともありません。

実は非日常というのは日常の中に隠れていることが多いのです。
ただ私たちは自分でマンネリ生活というループにハマってしまっているから気がついていないだけで、非日常はどこにでも落ちているのです。

たとえば私自身の話を例に挙げましょう。
先日、所要のためにご近所に外出しました。
そのまま家に帰ろうといつもの見慣れた道をてくてくと歩いていました。

ふと横を見ると、とあるビルの二階にカフェがあることに気がつきました。
今まで、この道は何度も通っていたはずなのに、まったく今まで気がつかなかったのです。

結果的に好奇心に負けて引き寄せられるままにカフェに入ってしまいました。
するとマスターと息子さんが温かく出迎えてくれました。
ちなみにそのお店は有名チェーン店ではなく、マスターの想いが色濃く反映された独創的なお店でした。
おかげで楽しい時間を過ごすことができました。

この話は偶然ではありますが、日常生活の中でも、普段から非日常のワクワクのアンテナを立てていれば、今まで見落としていた非日常(ワクワク)が見つかるかもしれません。

普段使っている道でさえ、知らない世界が待ち受けていたのです。
そう考えると、ちょっと意識するだけで日常の中に非日常を見つけるのは案外簡単かもしれません。
大胆に普段しないようなコトを敢えてやってみるのもアリですが、そこまで気合いを入れなくても地味に楽しい非日常は身近にあるものです。

もしかしたら、家の中にも非日常がゴロゴロ転がっているかもしれませんよ。

たとえば、普段家の中を掃除すると思いますが、ちょっとだけ気合いを入れて見る。
そういうこともある意味、非日常ですよね。
良い意味で、普段のマンネリの自分と違う行動をとっているわけですから。
そうすると、いつもより少し家の中がキレイになります。
これだって立派な非日常です。

「毎日、掃除、掃除って、家の中を掃除して、めんどくさいし、疲れるだけだよね……」なんて愚痴のひとつも言いたくなるかもしれません。

確かに、めんどくさいし、疲れます。

でも意識を変えて、行動を変えると、今まで見えていなったものが見えてきますし、今まで気づかなかったことに気がつけるようになります。
そこに新たな発見や感動が存在するかもしれないのです。
これは別にモチベーションの話ではありません。
マンネリから脱したいなら、だからこそ日常生活をじっくり見つめ直すと、ふとしたところに非日常があり、感動があると言っているのです。

マンネリ生活の中に、非日常が潜んでいるなんて、あまり考えないかもしれません。
でも、その可能性をちゃんと頭に入れておけば潜在意識が自動的に非日常、そして付随するワクワクを引き寄せてくれます。

 

非日常って一体……!?

非日常という言葉を使うと少々イメージしにくい人もいるかもしれません。
でも、簡単です。
ふだん自分がしないようなコトをする。
普段自分が行かないようなところに行く。
いつも以上に視野を広げて自分の言動や環境を見てみる。
いつもやっていることを敢えてやめてみる。
普段やっていることをいつも以上に丁寧にやってみる。
そんな感じで良いのです。
大胆な変化でも良いですが、マイナーチェンジで充分です。
ちょっとした変化そのものが非日常なのです。

常に非日常やワクワクを探す習慣を、それこそマンネリ化させれば、マンネリ生活の中に新たなワクワクを見つけやすくなります。

蛇足ですが、そういう習慣を身につけたら、今度は仲間を探してみて下さい。
そして、日常の中にある非日常で発見したモノがあれば、情報交換してみると楽しいですよ。
そうすることで「あ、そうか!」と、さらに非日常やワクワクに出会えるかもしれません。

とにかく、だからこそマンネリを無駄にしないためにも、良い意味でマンネリ(習慣化)してマンネリから脱して下さい。
きっと楽しい何かが見つかりますよ。

 

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