迷ってばかりで疲弊していませんか
どちらにしようか、迷うことありますよね。また、何かをやるか、やらないかで迷ったり、Aにするか、Bにするかで迷うこともあります。このように私たちの日常って、常に「選択」と「決断」の連続です。些細なことから人生に関わる重大なことまで、挙げたらキリがありません。それもそのはず、実は人間って1日に最大毎日3万5000回以上も決断をしているそうですよ。
「え? そんなに?」と思われるかもしれませんが、その決断の中には話す言葉や身体をどう動かすかなど、無意識のうちに決断していることも含まれています。そのため、なかなか決断できない人の場合、心身ともに疲弊してしまう恐れがあります。
私たちは頭の中で決断に至るまで様々な処理が行われています。頭の中で情報を整理したり、検討したり、もしくは複数の情報を比較したりすることもあります。そのような工程を1日に最大3万5000回以上するだけでも疲れてしまいそうなのに、その度に迷っていたら苦しくなってしまうのは当然です。特に現代に生きる私たちはとても迷いやすいのです。
なぜなら、とても恵まれている分、選択肢が多いからです。情報も多いですし、物質的にも恵まれています。幸いなことではありますが、だからこそ迷ってしまうこともあるのです。有難いことではありますが、選択肢が多いほど、余計に迷ってしまうこともありますよね。誰だって、良い選択をしたいと思うからこそ、迷ってしまうこともあります。できるだけ失敗したくないですし、できるだけ自分にとって有利になる選択をしようと思うのは当然のことです。
とはいえ、なかなか決断できず迷ってなかりいると心身ともに疲弊してしまうだけでなく、時間も勿体ないです。もし、なかなか決断できないと感じるようなら、心身のストレスを減らすためにも迷っている時間を意識的に減らしていきましょう。今回はできるだけスピーディに決断する方法についてお話します。
自分の価値観を大切にして決断する
自分の人生の舵取りをするのは自分自身です。そのため、どんな決断をするかは自分の自由にすれば良いのです。誰かに決断を委ねたり、誰かの意見に振り回される必要はありませんよ。なかなか決断できないという人は、まずは自分の価値観を大切にして決断するように意識してみてください。ときには身近な人やり影響力のある人の意見が気になることもあると思います。しかし、それらを気にするよりも自分の意思を尊重する方が大切です。そのためにも、自分に自信を持ってくださいね。
自分に自信を持つことで、自分の決断にも自信が持てるようになります。そうやって決断していくことで自己肯定感も高まっていき、迷いも少なくなっていきます。他人の意見を気にしたり、誰かと比べてしまったりすると、迷いが生じてしまいます。あくまでも参考程度にして、自分軸をしっかり持って自信を持って決断するようにしましょう。現代は物だけでなく、情報もあふれ返っています。それだけ恵まれているということですが、情報過多になり迷いが生じやすくなります。
たくさんの情報に振り回されないためにも、自分軸で必要な情報を取捨選択することが必要です。たくさんの情報の中から、不要な情報を削ぎ落すのは簡単なことばかりではありません。だからこそ、自分軸で決断することが大切なのです。誰かの意見に捉われるのではなく、自分の価値観で良いと感じた方を選択しましょう。そうすることで、重大なことでも自分軸でしっかり決断できるようになりますよ。
自分の直感を信じて決断する
自分の価値観を大切にして自分軸で決断するためにも、自分の直感を鍛えましょう。そして、その直感を信じてスピーディにスパッと決断しましょう。まずは小さなことで構いません。スパッとスピーディに決断する練習をしてみましょう。例えば、レストランで何を注文するか、迷ってしまうこともありますよね。このようなことから始めてみると良いと思います。ランチタイムでしたら、Aランチにするか、Bランチにするか、それともランチメニュー以外を頼むか迷うこともあるかもしれませんね。誰かと一緒だったら、同じメニューを頼んだ方が早く出来上がるかなとか、気を遣ってしまうこともありそうです。食事ひとつでも、いろいろ考えてしまうこともありそうです。
しかし、それよりも自分の直感を大切にして決断するようにしてみてください。小さなことほど、自分の決断によって誰かに影響を与えることもありませんから、あれこれ考えず自分の直感でスパッと決断できるはずです。また、あれこれ見て比べてしまうと、それだけ迷いが生じてしまいます。比較するにしても、細かいことに捉われないようにすることが大切です。最初に浮かんだ直感を大切にするようにしましょう。
また、気が進まない決断はしないようにしましょう。「やるべきことだから」という義務感や、世間一般的な常識や正しさを優先して決断しようとすると迷いが生じやすくなります。なぜなら、そのような理由で決断することを、自分の心が望んでいないからです。
一見正しい決断であっても、自分にとって良い決断かどうかは人それぞれだと思います。正しさよりも、自分の心が望んでいることを選ぶ方が大切です。自分の直感を大切にして、スパッと決断してみてくださいね。ときには優柔不断になってしまうこともあると思います。そんなときって、それほど心が引き付けられていないということかもしれませんね。ということは、スパッと決断できるときって、自分の心がググっと引き付けられているときなのです。
心が引き付けられないということは、それほど必要なことではない場合もあります。もしくは、どんな決断をしてもそれほど結果が変わらないことかもしれません。優柔不断になってしまうときこそ、自分の直感を信じて決断してしまいましょう。失敗を恐れることはありません。それよりも迷っている時間が長引くことで心身ともに疲弊してしまう方が深刻です。余計なストレスを溜め込まないよう、自分の直感を信じて心のおもむくままにスパッと決断していきましょうね。