挨拶は最も重要なコミュニケーション手段~自分から心を開いて積極的に挨拶しよう

挨拶

挨拶はコミュニケーションの基本

職場でも、学校でも、円滑に物事を進めていくためにはコミュニケーションは必要不可欠です。そのための手段として最も重要なのが挨拶です。挨拶はコミュニケーションの基本であり、コミュニケーションの入口でもあります。「おはようございます」、「お疲れ様です」などの挨拶をすることで、相手に対して心を開いているという意思表示にもなります。そして、周囲の人に安心感や信頼感を与え、会話が弾むきっかけにもなります。

初めての相手の場合、挨拶が第一印象につながりますので、ぜひ周囲の人と良い関係性を築けるよう、積極的に挨拶をすることを心がけるようにしましょう。もはや挨拶をすること自体が当たり前過ぎて、何気なく挨拶をしている人も多いかもしれませんが、どのように挨拶するかもとても重要です。同じ挨拶でも言い方や態度によって、相手の印象がだいぶ変わってしまうからです。

とはいえ、特に難しいことをする必要はありません。相手に安心感や信頼感を与えるために、思いやりの気持ちを持って挨拶することを心がければ良いのです。そのためには、まず明るい表情を心がけましょう。大げさな笑顔をする必要はなく、ほんの少し口角を上げる程度でOKです。そして、相手の目を見て挨拶しましょう。恥ずかしくて目をそらしてしまうと、「本当は挨拶したくないのかな」と誤解されてしまうこともあります。

次に、声の大きさやトーンを意識しましょう。無理に大きい声を出す必要はありませんが、相手に挨拶が聞こえるくらいの声の大きさを意識してみてください。そして、声のトーンは普段より少し高めのトーンを意識して、明るく元気に挨拶することを心がけてください。これらを意識して挨拶することで、明るくさわやかな印象を相手に与えることができます。ぜひ実践してみてくださいね。

挨拶を返してくれない人には

どうしても好きになれない人や苦手な人に対して挨拶する気になれないこともありますよね。がんばって挨拶したとしても、そっけなくされることもありますし、挨拶を返してくれないこともあります。そうなると、挨拶しない方が良いかと悩んでしまうこともありますよね。しかし、気にせず挨拶をすることをおすすめします。相手がどのように思っているかはさておき、その人ともっと良い関係になりたいのか、険悪な関係になりたいのか、考えてみてください。少しでも関係性を良くしたいのであれば、挨拶をした方が良いです。

先ほどもお話しましたが、挨拶はコミュニケーションの基本であり、入口です。挨拶をしないとそれ以上のコミュニケーションに進むことは難しいからです。たった一言の挨拶も交わせないのに、休憩時間に雑談をするということはありませんよね。そのため、最低限、挨拶をするような関係性から少しずつ人間関係を深めていく必要があるのです。

極端ではありますが、挨拶をしないということは、「私はあなたのことが嫌いです」という意思表示をしているようなものです。そのような誤解が生じて関係性を悪化させないためにも挨拶を怠らないようにしましょう。たとえ関係性が改善されなかったとしても、挨拶を続けることでそれ以上に険悪になることを避けられるはずです。そして、周りの人から見ても、挨拶をしている人と挨拶をしていない人でしたら、挨拶をしている人の方が印象が良いですよね。

挨拶をすることで、相手に対して心を開いているという意思表示にもなります。もちろん、無理してその人のことを好きになる必要はありませんし、相手に好かれようとする必要もありません。また、自分が相手に嫌われていようが関係ありませんし、たとえ無視されたとしても関係ありません。自分がどのような人間でありたいか考えてみてください。そうすれば、挨拶をすることの大切さがわかるはずですよ。

挨拶をするのが苦手な場合は

中には挨拶をするのが苦手だという人もいます。気軽な挨拶さえ、緊張したり、恥ずかしかったりして、とっさに言葉が出てこないという人もいると思います。「今日こそはちゃんと挨拶しないと……」と心の中では思っていても、いざ職場に出勤したとき過度に緊張してしまい、挨拶できなくなってしまうのです。笑顔で誰にでも気さくに挨拶している人を見ると、自分も同じように挨拶したいと思うこともあるかもしれませんね。

そのような場合、自分と向き合ってみることも必要です。もしかして、自分に自信が持てなくて嫌われているんじゃないかと思い込んでいませんか。そう思ってしまうと、「挨拶をしても返してもらえないかもしれない」と不安になってしまうのは仕方のないことですが、それはほとんどの場合、被害妄想です。被害妄想をしてしまうのは、過去に陰湿ないじめを受けたり、無視された経験などといった心の傷のせいかもしれません。

しかし、そこまで重く、難しく考えるのはもうやめにしませんか。もっと軽い気持ちで、相手の反応は気にせず挨拶してみてください。厳しいかもしれませんが、過去の心の傷を癒して自分に自信を持つためにも勇気を出してくださいね。

相手の反応は気にせず、自分から挨拶しよう

一般的には挨拶をすること、挨拶をされたら返すことは最低限のマナーです。挨拶をすること、挨拶をされたら返すことが常識なのです。もし、挨拶を返してもらえなかったとしても、気に病む必要はありませんよ。挨拶をしない非常識な人のことをいちいち気にすることはないのです。もしかすると、あなたが嫌いなのではなく、何かしらの理由があって挨拶が苦手な人の場合もあります。どちらにしろ、どちらかが心を開かないと状況が変わることはありません。自分から笑顔で挨拶するよう、心がけてみましょう。きっと、自分が心を許している人に対しては気軽に挨拶できますよね。

ただ、職場の人やあまり親しくない人が相手の場合、どう思われているのか考え過ぎてしまい、過度に緊張して挨拶できなくなってしまうことがあるのかもしれません。でも、誰でも同じような不安を抱いているのではないでしょうか。特に職場の場合、仕事をするうえで最低限のコミュニケーションがとれないと、仕事がやりづらいですよね。

仕事に支障をきたさいないようにするためにも、最低限の人間関係を築くことが大切です。誰だって、最初は同じように緊張するものです。そこを乗り越えれば、緊張せず気楽に挨拶できるようになるはずです。慣れるまで大変かもしれませんが、自分から歩み寄って挨拶することを心がけましょう。春は出会いの季節です。嫌われることを恐れず、自分らしくコミュニケーションを楽しんでください。そのためにも、ぜひ自分から笑顔で挨拶してみてくださいね。


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