ココロセラピストが語る!? 一昔前に流行った秘密の裏技について改めて話をします。~引き寄せの法則~

引き寄せ

引き寄せの法則をご存じですか?

一昔前に『引き寄せの法則』なるものが流行ったのだが、あなたはご存じだろうか。おそらくロンダ・バーンという人の『ザ・シークレット』という本あたりが火付け役だったと記憶している。知らない人のために簡単に説明しておくと、自己実現系の裏技的なメソッドが書かれた本だ。今はわからないが、当時は関連図書が数えきれないほど存在していたと思う。僕自身も、何度も同テーマを扱ってきた。

流派があるかどうかは不明だが、人によって若干解釈や方法が違うのだが、不思議と、それらに関して意見が対立したりしているといったことは、なさそうだ。少なくとも僕は知らない。ただし、アンチは含まない。ちなみに、引き寄せの法則が心理学的にどうとか、スピリチュアル的に同とかいう話をするつもりはない。そういうものがあるんだな、程度に読んでくれればと思う。

僕も引き寄せの法則は使っている。

実は僕も、こっそり引き寄せの法則を使っている。何を引き寄せ中なのか公言しても害はないと思うのだが、特に重要ではないのでここでは敢えて伏せておく。何故、いま、こうして引き寄せの話をしているかというと、僕の中で数年がかりで行ってきた引き寄せが完了したからだ。ただ、残念ながら失敗点もないわけではないが、自分の今後や、あなたがそれを繰り返さないためにも教訓として少しだけ話そうと思う。

『引き寄せの法則』の注意点というかコツ。

①気長に待つ

引き寄せ効果は一秒で起こるとは限らない。量子力学的にとか、理屈をこねる気もない。ただ、短時間で引き寄せ可能なものもあれば、年単位で引き寄せ可能なものもある。今回僕が引き寄せたのは、自分一人では完結しないことだった。なので、複数の人間に影響を与えるので、短期決戦は最初から望んではいなかった。ただし、念のため自分の中でおおよその期限は設定していた。

たとえば、カップラーメンを食べたいとする。お湯を入れて3分待つ。ということは3分はかかるのだ。食べたいと思った瞬間に、誰かが既にカップ麺にお湯を入れてくれていて3分待たずに食べることができた、ということはかなりレアだろう。カップ麺を準備してお湯を注いて3分待つ。それまでの間は、その場でじっとしていても良いし、トイレに行くのも良い。スマホをいじっていても良いし、何をしていても良い。

ここが重要だ。カップラーメンを食べられる状態にするまでの3分間は、天に委ねてしまえばいいのだ。カップ麺に執着する必要はなく、他の事を考えてはいけないわけでもない。引き寄せのコツは、執着せずに、天に委ね、時が来たらしっかりと受け取る。これだけで、良いのだ。

②受け取り時期はしっかりと。

引き寄せても、引き寄せたまま放置するのは勿体ない。チャンスに対する考え方に似ているかもしれない。チャンスは実は、あちこちに転がっているかもしれない。しかし、そのチャンスを見過ごしていると、チャンスを掴むことはできない。カップ麺にお湯を注いでも、その間に完全に眠ってしまったら、のびきって食べられなくなってしまう。農業でいうなら、収穫をしっかりするということだ。

引き寄せが順調に進んでいると、なんとなく収穫時期がわかる。潜在意識が教えてくれるから、それほど不安がる必要はない。そもそも引き寄せをする際に不安は必要ない。何故なら、不安が引き寄せられてしまうからだ。

ちなみに、僕はネガティヴ人間だ。だから、常に少なからず不安や不満はつきまとっている。だから、引き寄せ中には、「不安や不満は関係なく、得体結果を得られる」という条件をつけている。若干話がそれるが「不安や不満は絶対にいけないんだ!」と強く思い込もうとすると、逆につらくなってしまう。それよりも、引き寄せたい、得たい結果にフォーカスして天に委ねる方が重要だ。

③プラスの感情をセットで引き寄せる。

引き寄せを成功させるには臨場感が重要だ。リアルなイメージ力といえば、わかりやすいだろうか。たとえばリンゴなら、赤くて、丸くて皮がツルツルしていて、中には蜜がたくさん入っている。噛むとシャリっという音がして甘さが口の中にジワジワと広まる、というイメージだろうか。

ここで、僕の失敗談を。引き寄せたい結果は無事に引き寄せられた。しかし、皮肉なことにそれがハッピーエンドなのかというと、必ずしもそうともいえなかった。まあ、これに関して言えば、新たに引き寄せでなんとかすれば良いだけなのでウジウジする必要はない。

たとえば、資格でも物でもお金でもいい。それらを引き寄せようと思って成功したとする。でも、嬉しいかどうかは別問題なのだ。資格を手に入れたがコレクションとしてしか価値がなく、就職に有利になるわけでもなければ、手当が付くわけでもなかった。誰も褒めてもくれなかった、としたらちょっと悲しい。PCを引き寄せたが古すぎてネットができなかった、というのも悲しい。大金を手に入れたが敵も増えた、というのも悲しい。

つまり、それを得た結果、最終的にどうなりたいのか、どんな気分になりたいのか、ということもきちんとイメージした方が良い。おそらく、これが一番重要なのではないかと僕は思っている。そもそも、僕たちは誰もがしあわせになりたいのだ。何を引き寄せたところで、しあわせにつながらなければ、意味はないのだ。

良い意味で欲を持て。

最後に。僕は、なんだかんだでたくさんの物事を引き寄せてきたと思う。ただ、時々、空しくなることもある。自分が恵まれていて、なんだかんだで生き延びられてきたわけだが、自分はこれで良いのだろうかと自問自答することもある。そして疲れてしまうというか燃えつきてしまうのだ。なので、そうなったら改めて引き寄せを試すタイミングがやってきたのだと思うようにしている。

これは公言しても良いと思うので、言ってしまうが、僕は自分だけがしあわせならそれで良いとは思っていない。失敗することもあるが、あれこれ引き寄せて無事に生きていられるのだから、それをもっとわかりやすく、たくさんの人に伝えていきたい。同時に欲張りかもしれないが、僕自身が、もっとQOL(人生の質)を向上させたいと思っている。最終的には、共感しあえるかどうかは別として、みんなそれぞれにしあわせになって欲しいと願っている。しあわせを循環させたいと願っている。

……というアバウトなイメージだと残念ながら引き寄せは難しい。だから、その都度、何を引き寄せたら自分や他人がしあわせになるかというヒントを引き寄せつつ、ひとつずつ(ではなくてもいいが)引き寄せていきたい。そして、しあわせの連鎖をシェアしていきたい。というか、しましょう。



  

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