自分の言葉を変えれば人生も変えられる ~言葉に気をつけて内面も磨いていこう

言葉

言葉が現実をつくっている

言葉って、とても大切です。よく、口にしたことが現実化すると言われていますよね。「本当かな?」と思うこともありますが、その秘密は脳にあるのです。人間の脳は自分が口にした言葉に対する『情報』や『証拠』を集めようとします。そのため、口にした言葉がポジティブなものなら、ポジティブな情報を探し、証拠としてポジティブな現実を実現させようとするのです。反対に、ネガティブな言葉を口にすれば、脳はネガティブな『情報』や『証拠』を探し、それを現実化しようとするということになります。

さらに、覚えておいてほしいのが、人間の脳は『主語』を理解できないということです。そのため、誰かに対して言った言葉であっても、自分自身に言っていることになっています。ということは、誰かの悪口を言ったり、ネガティブな言葉をかけたりした場合、自分自身にも言っていることになってしまうのです。

思考にも注意

「それなら、人生って案外簡単なんじゃない!?」と思うかもしれませんね。しかし、そうでもないのです。口に出している言葉だけではなく、思考にも気をつける必要がありからです。自分の頭の中でつぶやいている言葉も大切なんですよ。人間って、毎日、頭の中で様々なことをつぶやいているからです。なんと、その回数は3万回以上なのだそうです。ということは、どんな言葉をつぶやくかによって、現実がかなり変わっていくということなのです。

無意識にいろいろ考えてしまうのですから、要注意ですよね。ポジティブな言葉でしたら良い気分でいられますし、ポジティブな現実に向かっていくので問題はありません。しかし、ネガティブな言葉でしたら、自分で自分を傷つけて、ネガティブな現実に向かわせてしまうことになるのです。特に、誰かの悪口を言ってしまうと、自分自身に悪口を言っていることにもなりますので、要注意です。よく、「他人の悪口を言っていると、ブスになる」と言いますよね。悪口を言っているときの顔が醜くてブスになるということかもしれませんが、そのうえ自分にも言っていることになってしまっているからかもしれませんね。

ネガティブな言葉や思考で自分を傷つけないで

ネガティブ思考って、決して100%いけないわけではありません。悪い事態を想定することで、事前に対策したり、リスクを回避しやすくなります。また、なにか起こったとしても冷静な判断をすることができたり、慎重に対応したりすることもできます。ただし、過度なネガティブ思考に陥ってしまうと、自己評価が下がっていき、自己肯定感を持てなくなってしまいます。自分に自信が持てなくなると、なにをするにも迷いやすくなりますし、不安になってしまいます。そうなると、気をつけていてもネガティブに偏りやすくなってしまい、ネガティブな現実を引き寄せやすくなってしまうのです。

考え方って、人それぞれではありますが、なにより自己肯定感をしっかり持つことが大切です。どんなにポジティブに考えようとしても、自己肯定感がしっかり持っていないと、ネガティブな方にどんどん傾いていってしまいます。そうなってしまうと、どれだけ良いことがあっても満足できなくなりますし、どれだけ成功しても達成感を得ることが難しくなり、自分にとっての幸せがなにかを見失ってしまうことになりかねません。

そうならないためにも、普段から口にする言葉や思考に気をつけていきましょう。もしネガティブな言葉や思考になってしまったら、ポジティブな言葉に言い直したり、頭の中で言い換えたりするだけOKです。それだけでも、どんどん変わっていきますよ。

言葉は自分の内面を映し出す鏡

ポジティブな言葉を口にするだけでなく、言葉遣いにも気をつけましょう。言葉遣いって、とても大切です。よく、「性格の良さが顔ににじみ出ている」と言いますよね。その人の表情って、内面からにじみ出てくるものです。内面を磨くためにも言葉や思考に気をつけることが大切なのです。汚い言葉や攻撃的な口調で話していると、表情にも表れてしまいますし、内面にも影響します。改めて自分言葉遣いを意識してみるのも良いかもしれませんよ。内面の美しさや知性って、言葉に出やすいです。

反対に、言葉を磨いていくことで内面の美しさや知性を高めていくこともできるのです。言葉は自分の内面を映し出す鏡です。映し出されたものが、そのまま自分にも返ってきます。言葉遣いが悪いと礼儀がないと思われたり、マナーが悪いと思われたりして、印象が悪くなることもあります。言葉遣いが悪いと、表情がきつく見えることもあります。また、フレンドリーに話そうとして、本人としては気取らない話し方をしているつもりでも、聞く人によっては逆に不快感を感じてしまうこともあります。

フランクな言葉遣いも気をつけないと、ただの言葉遣いの悪い人になってしまうこともありますので、難しいところです。相手の表情などから察することも必要かもしれませんね。実際に話してみたら良い人だったなんてこともありますが、性格はともかくとして、その人の感情や内面が出やすいのは確かです。そのため、やはり根底にある思考や、それが表面化する言葉って、とても大切なのです。誤解を招かないためにも、言葉遣いに気をつけるようにしましょう。ポジティブな現実を引き寄せるためにも、自分の内面を磨くためにも、ぜひ意識してみてくださいね。


《金城そに さんの記事一覧はコチラ》