我慢強くならないで!  湧き上がった素直な気持ちを大切にして、もっと自由に生きよう

我慢

我慢することは当たり前のことではない

 

我慢し過ぎて辛い思いをしたこと、ありませんか。

よくあるのが、体調が悪いのに我慢して休まないとか、やりたくないと思っているのに我慢して引き受けたとか。

集団で行動するときは、そうせざるを得ないことが多いと思います。

しかし、「〇〇しなければいけない」と我慢して嫌々行動するのって、辛くありませんか。

自分を犠牲にしてまで我慢する必要はありませんよ。

我慢することが美徳だと思われがちですが、決してそうではありません。

自分の気持ちを押し殺して我慢してばかりいると、自己肯定感が下がってしまいます。

そして、知らぬ間に我慢するのが当たり前だと思ってしまい、我慢を繰り返してしまうことになりかねません。

ある程度、相手に合わせることも必要な場合もありますが、自分の気持ちを大切にすることも忘れないでください。

決して、我慢をすることだけが解決策ではないのですから。

何でもかんでも受け入れるのではなく、嫌だと思ったら断る勇気を持ちましょう。

もちろん、場の空気を乱さないよう、伝え方に注意することも忘れないでくださいね。

 

 

「この程度で……」と言って我慢しないで

体調が悪いのに我慢して休まない人もけっこう多いですよね。

そして、女性に多いのがトイレ。

仕事中だと行きづらいとか、好きな人ではなくても恥ずかしくて言い出せないとか、理由は様々です。

他にも、おしゃれのために我慢することもありますよね。

足が痛いけどハイヒールを履くとか、無理なダイエットをするとか。

これらの我慢って、仕方のないことだと諦めている人も多いですが、病気やケガにつながることもありますので、我慢するのはやめましょう。

少しくらいの疲れや痛みなら我慢できると思いがちですが、我慢することで心身に大きな負担をかけてしまいます。

「この程度の疲れで」とか、「この程度の痛みで」などと思って我慢するのが当たり前のことではなく、疲れたら休んだり、痛かったら治療したりすることが当たり前のことなのです。

決して、我慢強くならなくても良いのです。

「この程度で……」と言って我慢するのではなく、自分の身体をいたわってあげることを忘れないでくださいね。

 

我慢してまで相手に合わせる必要はない
 

人間って、けっこう色々なことを我慢しています。

しかし、我慢することでイライラしたり、辛い思いをすることも多いです。

さらに、そのイライラや辛さを我慢するという流れになってしまうのです。

我慢の連鎖から抜け出すには、我慢をやめるしかありません。

よく、「自分さえ我慢すれば」と言って、自分を犠牲にしてしまう人もいます。

本当は余裕がないのに、頼まれると断れないという人は要注意です。

家庭や仕事、恋愛など、自己犠牲の精神が行き過ぎてしまうと、「頼めばやってくれる人」だと勘違いされてしまいます。

それだけでなく、やってくれることが当たり前だと思うようになり、しまいには感謝すらしなくなります。

そのような人を相手にしていたら、自己肯定感が下がるばかりです。

相手の役に立ちたいと思うことは決して悪いことではありませんが、自分を犠牲にしてまで相手を優先する必要はありません。

ときには嫌われることを恐れて、相手に従ってしまうこともあると思います。

しかし、相手に合わせることだけでは真の信頼関係を築くことはできませんし、対等ではありませんよね。

断るのって、けっこう勇気が必要です。

意見があったとしても、相手が受け入れてくれるか心配になることもあります。

だからといって、自分の気持ちをないがしろにして我慢ばかりしていても、何の解決にもなりませんし、同じようなことの繰り返しになってしまいます。

不安やイライラは周囲の人に伝染します。

そのせいで、嫌われてしまうことだってあるのです。

だからこそ、相手のことだけでなく、自分のことも大切にして、我慢しないでくださいね。

 

我慢しなくても解決策はいくらでもある

 

我慢ばかりしていると、我慢することが当たり前のようになってしまい、癖になってしまいます。

自分の気持ちに素直になって、どう行動するか自分軸で考えて判断するようにしましょう。

何が何でも「〇〇しなければいけない」なんてことはありません。

決して、我慢すること以外にも解決策はあるはずです。

大切なのは、できないことはできないと認めることです。

自分だけで抱え込まず、信頼できる人に相談してみることをオススメします。

自分の意見を伝えることも大切です。

協調性を重んじるあまり、波風を立てないようにするため、自分の意見を言えず我慢してしまうこともあると思います。

しかし、我慢を繰り返してしまうと、自分の気持ちや欲求が徐々に掴みにくくなっていきます。

また、正常な判断ができなくなることもあります。

そのため、自分の気持ちを表に出して表現することが必要なのです。

例えば、友達や恋人と食事に行くことになったとき、「なんでもいい」なんて言わず、積極的に自分の意見を言うようにしましょう。

「なんでもいい」と言ってばかりいると、いつでも合わせてくれる人だと勘違いされますよ。

そのときの率直な気持ちをそのまま伝えればOKです。

たとえ意見が合わなかったとしても、お互いが歩み寄ることで信頼関係を深めることができるはずです。

もし相手が一方的に威圧的な態度を取ってくるようなら、我慢して付き合うのではなく、距離を置くことも必要です。

自分の気持ちに従って、やりたいことをやったり、やりたくないことをやらなかったりするのは、決して自分勝手ではありません。

自分の心を満たしてこそ、相手に歩み寄ることもできます。

自分勝手だと思われることを恐れることはありませんよ。

自分の気持ちをないがしろにして我慢するのはもうやめにしましょう。

つねに自分がどうありたいか考えて、湧き上がった素直な気持ちを大切にしてくださいね。
 

 

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