ハロウィンだけど、甘いお菓子の食べ過ぎに注意! オススメはサツマイモ、栗、カボチャ  

ハロウィン

もうすぐハロウィン

秋と言えばハロウィンですね。

至る所でハロウィンの飾り付けがされたり、可愛らしいカボチャやオバケのデザインをあしらったお菓子や小物などを扱っていたりして、街中が華やいだ雰囲気に包まれています。

そろそろ、子供達がオバケの仮装をしてパレードをする姿をどこかで見かける事があるかもしれませんね。

「トリック・オア・トリート!」、「ハッピーハロウィン!」という合言葉も、「メリークリスマス!」と同じくらい違和感なく浸透しています。

それなのに、オバケや仮装、お菓子のイメージだけが先行してしまい、本来のお祭りの意味を知らずに何となく雰囲気で楽しんでいるという人も多いのではないでしょうか。

毎年、楽しんでいるイベントなので、ぜひ、そのルーツをたどってみましょう。

 

ハロウィンのルーツ

諸説ありますが、ハロウィンのルーツは遠い昔、イギリスに住んでいたケルト民族の人たちがご先祖様を供養するために行っていた『サムハイン』というお祭りだと言われています 。

ケルト民族にとって、11月1日は新年の始まりの日でもあります。

10月31日は一年の終わりとされている日で、この日に亡くなった人の魂がこの世に帰ってくると言われていました。

ハロウィンはご先祖様の供養の意味合いがありますが、この世に彷徨っている悪霊や魔物を怖がらせて追い払うためにオバケの仮装をするそうです。

そして、霊たちが家に入ることなく元の世界に戻ってもらうためにお菓子を配るそうです。

現代では楽しいイベントの一環として仮装したりお菓子を配ったりしていますが、いずれも元々は魔除けのために行っていたそうですよ。

 

ハロウィンと言えば、お菓子だけど……
 

このような意味合いがあるお祭りではありますが、「食欲の秋」ということでハロウィンにあやかって、お菓子を食べ過ぎないよう、気をつけましょう。

ハロウィンの可愛いパッケージにつられて、ついついお菓子を買ってしまうという方も多いかもしれませんね。

しかし、ご存じの通り、甘いお菓子には砂糖がたくさん使われています。

砂糖は依存性が高いため、知らぬ間に砂糖依存症にならないよう、注意してください。

肥満の原因だけでなく、虫歯や糖尿病、高血圧、ひいては動脈硬化を招くリスクが高まります。

また、砂糖はキレやすい子供を増やしてしまうとも言われています。

お子さんが身近にいらっしゃる方は食べる量をコントロールしてあげて下さい。

とはいえ、我慢してばかりではストレスが溜まってしまいます。

甘いものが食べたくなることもありますからね。

要は、砂糖の摂り過ぎに気をつければ良いだけです。

砂糖がなくても、自然の甘味を楽しめる食材って、たくさんありますよ。

秋と言えば、サツマイモ、栗、カボチャです。

甘味のある優しい味わいだけでなく、栄養価が高久、美容と健康にも良いのでオススメです。

旬の食べものは身体のバランスも整えてくれます。

美味しく食べて、内側から美しく、元気になりましょう。

 

サツマイモの栄養

サツマイモには風邪予防や疲労回復、肌荒れにも効果的なビタミンCが含まれています。

サツマイモに含まれているビタミンCはデンプン質に包まれているため、加熱しても壊れにくく、

効率よく摂取することができます。

サツマイモを1/2本食べると、1日に必要なビタミンCの約1/3量を摂取することができます。

また、カリウムも豊富なので、むくみの改善効果も期待できます。

生のサツマイモを切ると、断面から白いミルク状の液体(ヤラピン)がにじみ出てきます。

このヤラピンと食物繊維の相乗効果によって、便秘の改善効果も期待できます。

そして、サツマイモといえば、やはり焼きイモですよね。

オーブンで時間をかけて、じっくりと低温で焼くと甘味が引き出されて美味しくなりますよ。

 

栗の栄養

栗にはりんごの約8倍ものビタミンCが含まれています。

栗に含まれているビタミンCも、サツマイモと同じようにデンプン質に包まれているので、加熱しても壊れにくいです。

また、栗100g中にセロリの約2.8倍もの食物繊維が含まれています。

栗を5個食べると、一日のビタミンCの摂取推奨量の約5分の1、一日の食物繊維の摂取推奨量の半分弱を摂ることができます。

そして、栗と言えば、渋皮煮が美味しいですよね。

栗の渋皮には強い抗酸化作用があるタンニンが含まれています。

タンニンはポリフェノールの一種で老化防止や生活習慣病の予防などに効果的です。

ただし、タンニンは体内での鉄の吸収率を下げる作用があるため、鉄分が不足しがちな方は渋皮を取り除いて食べることをオススメします。

 

カボチャの栄養

カボチャにはビタミンEなどの豊富な栄養素が含まれています。

血行を良くして身体を温めてくれるので、免疫力アップに効果的です。

また、カロテン、カリウム、ビタミンB1,B2、鉄なども多く含まれています。

カボチャは生のままだと非常に硬いため、切る前に、電子レンジに2分くらいかけるととても切りやすくなります。

そして、サツマイモ同様、じっくりと時間をかけて焼き上げた方が甘味が引き出されて美味しくりますよ。

ちなみに、ハロウィンの時に飾られているオバケカボチャは、飼料用や観賞用として用いられているペポカボチャで作られています。

お店で見かけた際、「このカボチャは観賞用です。食べられません」と書いてある注意書きを見たことがあるかもしれませんね。

 

美味しく食べて心も身体も健やかに

甘くて、とてもヘルシーなサツマイモ、栗、カボチャ。

レシピによっては砂糖を使うこともあると思いますが、できるだけ自然の甘さを活かして食べてみてくださいね。

寒くなってくると身体が冷えて心までウツっぽくなることもあります。

そんなときは、ホクホクなサツマイモ、栗、カボチャの優しい甘味を楽しみながら、心と身体を癒してあげてくださいね。

  

  

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