損得に振り回されないことが、最大の得〜素直な気持ちで自分にとって後悔のない選択を

損得

『損して得取れ』と言うけれど

『損して得取れ』という日本のことわざがあります。
このことわざは、目先の損を取って将来的な得を取るという意味です。一時的には損をするとしても、むしろ損する方を選んで長い目で見て利益が出るようにすることを勧めています。

そうは言っても、できるだけ損をしたくないですよね。そのため、損することを避けて目先の得を選ぶ人がほとんどです。そうすることでリスクを最小限にとどめようとするのです。

しかし、損をするというリスクを負いながらも長期的に行動することで、最初は損をしたとしても、それ以上の利益を得ることもできます。それが『損して得取れ』なのです。

誰だって損をしたくないと思うはずです。しかし最初に損をするとしても、それが将来の利益を得るための投資だと考えることで、モチベーションや行動の原動力にすることができるのです。

ただし最初に損をすることが投資になるとしても、ときには自分を犠牲にしたり苦しい思いをしたりすることにもなります。一時的でもそんなリスクを負うことを知っているのに損する方を選ぶのは勇気と覚悟が必要です。損したくないと思うほど、損する方を選ぶのが怖いこともありますが、その勇気と覚悟の分だけ得るものが多く結果的には利益を得ることができるのです。

どうしても楽な方を選びたいと思うのは仕方のないことです。目先の得を選ぶことで、問題を短期的に終わらせることもできますからね。しかし自分にとって大切なことであるなら、焦って目先の得を取るよりも、損することを恐れずに遠回りになってもチャレンジする方がより自分のためになるはずですよ。

 

良いイメージを持って選択すること

とはいえ、大成功と言えなくても無難に事が済めば良いと思うこともありますよね。
やりたくないことであれば、さっさと終わらせることもできますし。もちろん、それで良いと思います。

小さな成功体験を積み重ねていくことも大切なことなので、ときには目先の得を選ぶことも必要です。目先の得を取ることで、やりたくないことに時間をかけずに済んだり、失敗したらどうしようという不安から自分を守ることもできますからね。

目先の得を取るか、損して得取るか。自分にとって、どちらがより得なのかを考えて選択するとです。必ずしも損して得取ることだけが良いということではありませんし、同じように目先の得を取ることだけが良いということでもないからです。

なかなか難しいですが、自分にとって大切なことなら、できるだけ良い選択をしたいですね。
だからこそ、どうするか選ぶ際には過去の失敗体験にとらわれないことです。失敗体験にとらわれてしまうと、リスクを負うことで失敗するかもしれないと思って不安になってしまう恐れがあります。そうなってしまうと、自分で自分の可能性を閉ざしてしまうことになってしまいます。

きっと、過去の失敗から学んだことがあるはずです。不安ではなく、学んだことを現在に活かしましょう。失敗するかもしれないと不安になるよりも、きっと上手くいくと自分を信じてください。

そうやってポジティブなイメージをすることで、潜在意識に成功している自分を刷り込むことができ、自己実現しやすくなります。反対に失敗するのではないかと不安を抱くことで、失敗する自分を実現してしまうことになりかねませんから、良いイメージを持つことを意識してくださいね。

 

不安こそが答え、恐れずに選んでみて

私たちの毎日は様々な選択の繰り返しです。限られた時間の中で、たくさんのことをしながら生きているからこそ、できるだけ得を取りたいと思うのです。そうしなければ、物事が滞ってしまい、タスクが溜まってしまうからです。そのため、ときには目先の得を取ることを優先することも必要です。

だからと言って、自分にとって大切なことまでもタスクをこなすように扱ってはいけませんよ。自分にとって、目先の得を取る方が良いか、損して得取る方が良いか、慎重に考えて選んでくださいね。

私たちは選択する際、同時に迷ったり悩んだりすることもあります。どちらを選ぶか迷ったり、やるかやらないか悩んだりすることだってあります。自分にとって大切なことほど、迷ったり悩んだりするでしょう。失敗せず成し遂げたいと思うほど、選んだ答えが正しいか不安になることもあるでしょう。しかし、その不安こそが答えなのです。

大抵の場合、心の奥底ではやりたい方が決まっているのです。しかし、それを選んで失敗したらどうしようと思ってしまい、不安になって迷ってしまうのです。不安にばかり意識が向いてしまい、その答えに気づくことができていないだけなのです。そのようなときは不安に負けず、やりたい方を選んでくださいね。

 

正解よりも、後悔のない選択を

先ほどもお話しましたが、目先の得を取ることも、ときには必要です。また目先の損を取って将来的な得を取ることも、自分の可能性を広げるうえで必要なプロセスになります。
どちらが自分にとって良い選択かじっくり見極めて選択してくださいね。

どちらを選んでも間違いはないはずです。大切なのは、後悔しない選択をすることです。後悔しないことが成功や得することよりも大切なことなのです。正解を求めるのではなく、自分の気持ちに素直になって選択すれば良いのです。

やりたいと思っているのに失敗や損することを恐れて別の選択をしてしまうと後悔することになります。たとえ上手くいったとしても後悔してしまったら、それが最大の損になってしまうのです。反対に、失敗したとしても自分の気持ちに素直になって選択したのであれば、それは最大の得になるのです。

大丈夫、きっと上手くいきます。目先の得を取るも良し、損して得取るも良しです。あなたが決めたことなら、どちらを選んでも間違いではないはずです。不安にとらわれず、自分にとって後悔のない選択をして行動してみてください。

損得に振り回されないことが、最大の得に繋がっていきますよ。思うがままに行動してみてくださいね。

 

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