1年の振り返りは軽やかに
今年も残りわずかですね。新年を迎える喜びと共に、今年1年を振り返り様々なことを感じていることでしょう。もしかすると、反省や後悔をしている方もいらっしゃるかもしれませんね。
良いことも悪いこともあるのが人生。完璧な人生なんてないのですから、全てが上手くいくとは限りません。思うようにいかないことがあっても当然です。その過程を通じて学び成長していくことこそが大切なのですから。楽あればくあり、人生とは、そういうものなのですよね。
しかし、頭ではそのように理解できていたとしても、起きた出来事に対して、悲しんだり悔やんだりすることもあるでしょう。決してそのような感情を抱くことが悪いというわけではありません。ただし、そのような感情を引きずったままでいることで自分を追い込むことに繋がりかねません。
過ぎてしまった時間を取り戻すことは出来ませんが、深刻になり過ぎないでください。これから訪れる未来を安心して過ごすために出来ることはたくさんありますよ。だから何も心配しなくても大丈夫です。すっきりした気持ちで新年を迎えるために、まずは今年1年を頑張ってきた自分を労ってあげてくださいね。
自分軸で判断して行動する
1年の振り返りをするときって、上手く出来なかったことに意識を向けがちです。きっと成し遂げたことも多かったはずです。つねにマイナスよりもプラスに意識を向けることを心がけましょう。
決して誰かと自分を比べる必要はありません。他人がこうだから自分もこうするべきだと思う必要もないのです。この考えこそが他人軸なのです。他人軸で考えて行動するのではなく自分軸で考えて行動することが大切です。そうすることで自分のペースを保ちながら進んでいくことができるのです。誰かが自分よりも早いとか優れているとか思う必要ありません。あなたには、あなたのペースがあるのですから、そのペースを大切にしてくださいね。
そして自分の感情に素直に従うことを大切にしてください。自分にとってストレスになることは出来るだけ避け、嫌なことを排除してください。決して「これくらい出来て当たり前」とか、「みんなもやっている」、「みんなも我慢している」などと思わないでください。そう考えること自体が他人軸です。
中には、あなたに良かれと思って意見したり助言してくる人もいるかもしれません。我慢や忍耐を強要してくる人もいることでしょう。しかし他人のことは気にせず、自分軸で考え判断していくことが大切です。他人の意見、助言より自分の感覚を優先して判断してください。
集団の中にいるときは自分のペースを保てないことが多いかもしれませんね。もし、それにより大きなストレスを感じるなら、その場から離れることも必要ですよ。我慢して苦痛に耐えることが正しいとは限りません。それを、強要してくる人は完全スルーしてもOKです。決して自分は我慢強さがないダメな人間だと思う必要は全くありませんからね。
自分の成長を優しく見守ってあげて
自分のペースを保つためには頑張り過ぎないことです。思うような結果が得られなくても自分を追い込んだり急かしたりしないことです。子供を見守るような温かい気持ちで自分に接してあげてくださいね。
決して『何かを上手くできない自分』を人格否定しないことです。それは、あくまでも自分の能力の一部分であって、あなたの人格を決定づけることではありません。必要以上に自己評価を下げないこと、失敗体験を引きずらないことを心がけるようにしましょう。
厳しいことかもしれませんが、自分の頑張りに対して過度な期待をし過ぎないことも必要です。頑張った分の見返りを求めないことです。我慢した分だけ報われれば良いのですが、残念ながらそうとは限りません。だからこそ我慢し過ぎたり頑張り過ぎたりして自分を追い込む必要はないのです。焦らず、じっくり取り組んで、上手くいったらラッキー、上手くいかなかったら次も頑張ろうと思って仕切り直せば良いのですよ。山あり谷ありの人生、ゆっくり進んでいきましょう。
答えは一つではない、どこにでも道はあるはず
自分の思い描く未来へと続く道は、決して一つではありません。だから他人と同じような道を必ずしも選ぶ必要はないのです。もし進もうとしていた道が絶たれたとしても、別の道を探せば良いだけです。
答えは一つではありません。真面目になり過ぎて、一途に一つの道に進もうとしなくても良いのです。答えはこうだと決めつけることなく、その時々で自分にとって必要な選択をすることを心がけてくださいね。そうすることで自ずと新たな道が見えてくるはずですよ。
この世の中に絶対なんてないのですから、『正しさ』にこだわらないことです。自分軸で判断して自分にとって必要な選択をすることが、自分にとっての正解なのです。誰かがやっているからと言って、それが必ずしも正解とは限らないのです。
『○○しなければならない』とか、『○○するべきだ』と思わなくてもOKです。自分が不要だと思ったら手放して、自分にとって進みやすい道を見つけて自由に進んでいきましょう。
あなたの代わりなんて誰もいない
よく、『代わりなんて、いくらでもいる』なんて聞いたことあると思いますが、それは大きな間違いです。『自分』という存在は、この世にたった一人しかいない大切な存在なのですから、今まで以上に自分のことを大切に扱ってくださいね。
自分の心と身体を守るために、ときには逃げることも必要です。たとえ、それが甘えだって、堕落だって構わないのです。そんな自分を許可してあげることが、この世にたった一人しかいない大切な存在である自分を守るためにも必要なことなのです。向上心がある方ほど、感じることも多いと思いますが、どうか忘れないでくださいね。
『三歩進んで二歩下がる』でもOKです。進めない日があっても、振り出しに戻ることになっても構わないのですよ。そう自分に許可してあげることが、長い人生を生き抜くために必要なことですよ。
軽やかな気持ちで今年を振り返り、今年1年を頑張って生き抜いてきた自分を労ってあげましょう。そして、すっきりした気持ちで新年を迎えるために、自由に生きることを自分に許可してあげてくださいね。
《金城そに さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E9%87%91%E5%9F%8E%E3%81%9D%E3%81%AB/?c=6711