冬のオススメ! ごぼうを食べて寒い冬を元気に乗り越えよう!〜ごぼうは泥つきがオススメ!

ごぼうの栄養

冬に旬を迎える根菜類。
身体の内側から温めてくれる根菜を美味しく食べて、寒い冬も元気に過ごせたら良いですね。

根菜の中でも栄養満点なのが、ごぼうです。
ごぼうには、カリウム、マグネシウム、ポリフェノールなど、様々な栄養が含まれています。

そして、食物繊維が豊富なイメージがあると思います。
食物繊維は腸内環境を整えてくれる働きをしてくれます。

食物繊維には、水に溶ける『水溶性食物繊維』と、水に溶けない『不溶性食物繊維』の2種類があり、ごぼうには両方が含まれています。

『水溶性食物繊維』に含まれるイヌリンという成分には、水分を吸収して便を柔らかくする作用があり便秘の予防が期待できます。
また血糖値の上昇を抑えコレステロール値を低下させる効果もあります。

『不溶性食物繊維』に含まれるリグニンという成分には、腸内で有害物質をキャッチして身体の外に排出するデトックス効果があります。

また腸を刺激して活発にしてくれる作用があるため便秘予防も期待できますし、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。

2種類の食物繊維の作用により、便秘予防の効果が高まります。
お腹の調子に合わせて、食べる量を調整してくださいね。

ごぼうは一人当たり一日160g~180g(大体一本くらい)が適量だと言われています。
胃腸の弱い方や、お腹がゆるくなりやすい方は食べ過ぎないよう気をつけてくださいね。

ごぼう

 

ごぼうは泥つきがオススメ!

ごぼうを買いに行った際に、『洗いごぼう』『泥付きごぼう』の両方が売っていたら、泥付きがオススメです。
ごぼうの、あの独特な風味や香りは皮にあるからです。
そして、ごぼうの栄養成分や旨味も皮の部分に多く含まれています。

剥いてしまうのではなく、タワシやアルミホイルを使えばしっかり洗えば美味しく食べられますよ。
包丁の背でこするようにして、こそげ取るのもオススメです。

とはいえ、お料理するだけでなく、ごぼうの皮についている泥を洗ったり、泥で汚れてしまった台所を掃除することを考えると、時間がないときは少し面倒かもしれませんね!?

そんなときは、手軽に使える『洗いごぼう』を選ぶのも良いと思います。
表面の泥が落ちている分、時短にもなりますよ。

ただし、『洗いごぼう』は鮮度が落ちるのが早いので、冷蔵庫の野菜室に入れて早めに食べてくださいね。

 

ごぼうって、漢字で書くと『牛蒡』!?

ごぼうって、漢字で書くと『牛蒡』。
牛という文字が真っ先に飛び込んできて、不思議に思う方がほとんどだと思います。
実は、ごぼうは中国から伝わったキク科の薬草で、漢語の『牛蒡』という表記が語源となっています。

ごぼうは、『蒡』という草に似ていて、それよりも大きいそうです。
中国では大きな草木を表す際に『牛』を使うので、蒡よりも大きな植物ということで『牛蒡』なのだそうです。

また『牛』が入るのは、ごぼうの形状が牛の尾っぽに似ていることも由来しています。
ごぼうと牛の尾っぽ、似ているような気もしますが、皆さんはどう思いますか。

ちなみに、ごぼうは日本以外のほとんどの国では漢方薬など薬として使われているそうです。
食用としているのは日本ぐらいなのだそうです。

ごぼうを食べる文化がない国がほとんどだったので、戦争中に外国人捕虜にごぼうを食べさせたことで虐待の罪に問われたんだとか。

日本人にとっては、食糧不足の時期にごぼうは貴重なものでしたが、ごぼうを食べる文化のない外国人捕虜は木の根を食べさせられた、捕虜虐待だと思い、裁判で訴えたそうです。

しかも日本の食文化に詳しくない裁判官だったせいか、捕虜のためということが認められなかったそうです。
この逸話は、戦争を描いた映画の一場面にも使われているそうです。

ごぼう

 

ごぼうの花

余談ですが、ごぼうってアザミのような花が咲くそうです。
しかし、ほとんど見かけたことありませんよね。

根を食用とするごぼうは、花が咲く前に収穫してしまうからです。
そのため、残念ながらごぼう畑に行っても見ることはないと思います。

そんな珍しい、ごぼうの花は形も珍しいのです。
花びらはトゲトゲしていて、それを支える総苞(そうほう)はイガグリのようなトゲがあります。

そんな見た目のせいか、花言葉は少しネガティブ。
「いじめないで」とか、「さわらないで」、「用心」、「警戒」など。

ごぼう

かつて、ごぼうの中国名は『悪実』でした。
やはりトゲが多い見た目から、そう呼ばれていたそうです。
そのせいでネガティブな花言葉が生まれたのかもしれませんね。

しかし、ごぼうは日本人の食卓になくてはならない大切な食材。
花が咲く前に、栄養満点な根っこをいただいていることを知っておくのも良いと思います。

そして花の見た目とは裏腹に、根っ子の風味豊かな美味しさで私たちをほっこりさせてくれるのですから。
私たち人間も、根っこの部分はいつまでも豊かであり続けたいですよね。

ごぼうの花は、決して刺さるほどの固さはなく、少し柔らかく粘着性があって服などにくっつく程度のようです。
人間だって少し怖そうに見えても、実はそれほど怖くない人の場合が多いですしね。

残念ながら、その反対の場合もありますし、わからないものです。

ときには見た目に惑わされることもあるかもしれませんが、その人の根っこの部分を知ることが大切です。
そうすることで、その人の本来の良さを知ることができるのですから。

もしかすると、恥ずかしくてツンツンしているのかもしれません。
冷たい態度を取ってしまうのは、ぶっきらぼうなだけで、本当は温かい心を持っているかもしれません。

ごぼうの花は、そんな大切なことを教えてくれているのかもしれませんよ。
たまには、ごぼうを美味しく食べながら、そんなことも思い出してみてくださいね。

 

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