『急がば回れ』を実践していますか!?
『急がば回れ』
よく聞くことわざだと思います。
急いでいるときほど、近道をするより、遠周りになったとしても確実な道を通る方が結局は早く目的地に着くという意味です。
物事を成し遂げようとするときにも、よく使われますよね。
急いで物事を成し遂げようとするときほど、手早く済まそうとして危険な方法を選ぶより、時間がかかっても確実で安全な方法を選んだ方が結局は結果が早く出るという意味で使われます。
誰もがよく知っていることわざですが、やはり焦っていると忘れてしまいがちです。
そして、頭ではその方が良いと理解していても、時間がかかる方法を避けたいと思ってしまうのは当然のことです。
いくら安心安全であっても、要領よく素早く済ませられそうな方法があれば、そっちを選択したくなりますよね。
場合によっては、上手くいくこともあるかもしれませんから。
だから、その可能性にかけてしまうのでしょうね。
しかし、この『急がば回れ』を素直に実践できるかどうかが、実は成功の鍵なのです。
『急がば回れ』は難しい!?
何かに取り組んでいるときに付き物なのが、悩み事かもしれません。
取り込んでいることが難しいことであるほど、何かしら悩むこともあると思います。
悩んでいるときって、少しでも早くその問題を解決したり、良い方向に進めたりしたいと思うはずです。
だって、悩んでいるときって、それほど楽な状態ではないからです。
悩みが深いほど、そう思う気持ちは強まると思います。
そのため、早く悩みから抜け出したいと思って、焦ってしまうことがほとんどです。
焦って、早く解決しようとして、安心安全な確実な方法ではなく、別の手っ取り早い方法を選択してしまうのです。
気が焦っていると、じっくり様子を見て行動した方が良い場合であっても、それが何もしていない状態のように感じてしまい、何かしなくてはと自分を追い込んでしまうことがあります。
また、焦っているときは判断力が鈍りやすくなります。
そのため、焦っているときほど、どのように行動するかを慎重に選択することが大切です。
それこそが『急がば回れ』なのです。
焦っているときほど、問題解決よりも自分自身に目を向けること
もし、『急がば回れ』を実践した方が良いとわかっているのに、気の焦りからモヤモヤしたり、イライラしてしまったりしたら、それは自分の心からのサインです。
焦って何かをやろうとしている自分に気づいたら、問題解決のために焦って行動するのではなく、まずは自己対峙することが必要です。
もしかすると、悩んでいる問題の中には人間関係もあるかもしれません。
状況にもよりますが、人間関係に関わる問題ほど要領よく解決しようとするのは危険です。
残念ながら、物事を成し遂げたり人間関係を構築したりするうえで近道なんてありません。
要領よく簡単にできれば良いですが、物事には段階というものがあります。
その一つ一つの段階を踏んでこそ、上手く進めることができるのです。
気が焦ってしまうのは、自分の心に余裕がないからです。
だからこそ、自己対峙することが大切なのです。
自分の心としっかり向き合って、焦っている自分自身を受け入れてください。
そして、そんな自分自身を癒すことを優先してください。
問題を解決するために頑張っている自分のことを褒めてあげましょう。
焦っているときほど、自分自身に降りかかっているストレスの負荷は大きくなってしまいます。
そんなときほど、『急がば回れ』を実践することが大切です。
問題解決に取り組む前に、まずは自分自身の心と向き合って癒してあげる時間を作ってみてくださいね。
本来の目的を意識して、焦らず慎重に行動することが大切
大小関係なく、何かを成し遂げるって、大変なことです。
成し遂げたいという想いが強く、頑張って取り組んでいるときほど、悩みが付いて回ることもあるかもしれません。
悩みに向き合っているときって、とても苦しいですよね。
だからこそ、自分のケアをしながら進むために『急がば回れ』が必要なのかもしれません。
成功とは、自分の心と身体あってこそです。
せっかく自分のために何かを成し遂げたとしても、自分の心と身体がボロボロになってしまっては本末転倒です。
そして、心と身体が健やかな状態である方が、冷静で的確な判断のもと問題解決へと行動を進めることができるのです。
誰だって、要領よく生きたいと思うのは当然のことです。
嫌なこと、悩ましいことから、早く抜け出したいと思うはずです。
だからと言って、焦って判断を誤ってしまったら、余計に問題が大きくなってしまいます。
様子を見たり、一時停止したりした方が良い場合も、焦りは禁物です。
本来の目的は、物事を成し遂げることです。
早く終わらせることが目的ではないはずです。
焦ったことで、余計な負担が生じることは避けたいですよね。
それならば、なおのこと『急がば回れ』なのです。
もちろん、状況によっては少しばかりリスクを追ってでも素早く解決しなくてはいけないこともあると思います。
そのような場合でも、自分の心が安定していないと判断を誤ってしまうため、いかなる場合も自分の心と身体が健やかである必要があります。
『急がば回れ』は単なる一時停止ではありません。
『急がば回れ』を素直に実践できない心境のときこそ、しっかり自分自身の心の声を聴き、自分自身を癒すことも忘れないようにして、物事に取り組んで行きましょうね。
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