梅雨はお腹を壊す季節なの!?  ホカホカのお粥で心も身体もお腹も癒そう!!

梅雨

病気で胃腸が弱っていたり、食欲がなかったりするときに食べるものなので、シンプルな味付けになりますが、元気なときだと何となく味気ない印象があるかもしれません。

しかし、専門店やアジア圏で食べられているお粥は、鶏肉やホタテ、エビなどの具材を入れてお粥を炊き上げるので、素材の旨みが出汁となり、とても味わい深く、少し豪華な感じです。

また、温かいお粥を食べると、身体の中からポカポカ温まりますし、胃腸への負担もないので、梅雨にとてもオススメなのです。

 

「全粥」と「5分粥」

最近は炊飯器にお粥モードがあるので、スイッチを入れて待っていれば失敗することはありません。
ただし、「全粥」と「5分粥」について知っておいてください。

全粥は、「お米に対して水5の割合」です。
5分粥は「お米1に対して水10の割合」です。

なんか、よく分からないかもしれませんが、5分粥は全粥より水分が多いサラサラのお粥だと覚えても大丈夫です。

ちなみに、「〇分粥」とはどういう意味か解説します。
まず、「全粥」を基準に考えます。
全粥は、「お米1に対して水5の割合」、これをしっかり覚えておいてください。

「〇分粥」は、全粥を基準に考え、水の量は同じで、米の量だけを「全粥の何割か」と示しているのです。

5分粥は、米の重量が全粥の0.5(十分の五)ということになります。
そのため、お米1合なら水は10ということになります。

少し紛らわしいので、「全粥はトロトロのお粥」、「5分粥はサラサラのお粥」だと知っておけば大丈夫です。

 

お粥にオススメの具材

お粥のレシピはインターネットなどで簡単に検索できるので参考にしてください。
検索してみると、けっこう鶏肉を使ったレシピが多いかもしれません。

鶏肉は胃腸の機能を高める効能があります。
食欲不振や疲労、むくみなどにも効果的です。

炊飯器でお粥を炊く際、お米と一緒に入れてしまえばOKなので簡単ですよ。
また、鶏と一緒にネギや生姜もオススメです。
身体の中の水分代謝を高め、湿気を汗として発散させる効果があります。
鶏肉と一緒に入れれば、鶏肉の臭みも取ってくれるので、さらに美味しくなります。

 

お粥は食べ方に注意して

お粥は、ご飯よりもカロリーが低いですが、食べ過ぎないように気をつけてください
食べる量が多くなればカロリーもその分高くなります。

一般的にお粥の1食分は200gです。
食品成分表によると、お粥100gあたり71kcalなので、1食(お粥200g)142kcalとなります。

ご飯1食分(150g)のカロリーは252kcalなので、1食分で比較するとお粥の方が110kcalほど低いことになりますが、せっかく胃腸のためにお粥にするのですから適量がオススメです。

また、お粥はご存知の通り、主な栄養成分は炭水化物(糖質)です。
そのため、お粥だけでは栄養バランスが悪くなってしまいます。

オススメの具材として鶏肉などを挙げましたが、お粥を食べる際はタンパク質を多く含む肉や魚、卵、大豆製品を一緒に摂ってください。
他にも、ビタミンやミネラル、食物繊維を多く含む野菜やきのこ類、海藻類も摂るよう、意識してみてくださいね。

 

梅雨はこれからが本番

梅雨

まだ梅雨は始まったばかりです。
何度もお話していますが、この時期は身体を冷やさないことが鉄則です。

お粥を食べたり、冷たいものを控えたりするなど、ほんの少しの工夫を繰り返すことで、不調は和らいでいきます。

ただし、どうしても気になる症状がある場合は無理をせず、信頼できる医療機関や専門家等に相談してみてくださいね。

梅雨のジメジメに負けず、健やかで楽しい毎日を送れますように!

 

《金城そに さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E9%87%91%E5%9F%8E%E3%81%9D%E3%81%AB/?c=6711