ちょっとネガティヴかもしれませんが、ブラック会社を退職したとします。
仕事を失って悲しいかもしれませんが、ブラック会社に明日から行かなくて良いというだけでしあわせだったりしませんか。
周囲の理解が得られなくて「根性無しだね」と思われるかもしれませんが、心の底からイヤだった環境から抜け出せたということは、ある意味奇跡なのです。
しあわせなのです。
新しい人生のスタートラインに立てたわけですから。
仕事に限ったことではありませんが、日常を事務的に淡々とこなして生きているだけだと残念ながらしあわせが落ちていることに気がつかないので、拾い損ねてしまうのです。
イヤなこととしあわせは別モノですよ
「ポジティヴになれば、どんなことでも楽しくなるんですね!」という声が聞こえてきそうですが、そういうことを言いたいわけではありませんからね。
無理にポジティヴになろうとすると、やってみればわかりますが、辛くなります。
だって「無理してる」わけですから。
試さなくていいですからね。
生きているとイヤなことってたくさんあるのです。
その受け止め方も大事でプラスに転じられればそれはそれで良いのですが、イヤなことはやっぱりイヤで、ツライときはツライと思うかもしれません。
それって悪いことではないのです。
素直に「イヤだ……」とか「ツライ……」とか思って構わないですよ。
自分の心に嘘をつくと、しあわせが遠のきますからね。
それはそれとして、イヤなことがあってもツライことがあっても、それとは別に、どこかに何かしらしあわせって落ちているのです。
小さなモノでよければ、ものすごくたくさんあると思います。
ただし「そんな程度のしあわせじゃ、私は満足できないよ!」と思ってしまった瞬間、そのしあわせは、しあわせではなくなってしまいます。
今、イヤな気分だったりしたとしても、しあわせをしあわせと感じる意識は保ってあげると良いです。
どんなに小さなしあわせでも。
しあわせって、そこらじゅうにたくさん落ちています。
だけど、それを拾い損ねたり、ふてくされて自分でそれを捨ててしまったりするから、不幸になってしまうのです。
しあわせの質って、長い目で見ると、如何にして小さなしあわせを感じ続けてきたかだと私は思うのです。
たとえば、それなりに美味しい食事を一週間食べ続けたとします。
スケールが小さいと思うかもしれませんが、一週間それなりに美味しい思いを継続できたのですよ。
これ、ものすごくしあわせじゃないですか。
大きなしあわせが怖い?
大きなしあわせがやってきても、遠慮なく大喜びして下さいね。
「大きなしあわせの後には不幸がまっている……」と思う方も、たまにいますが、そんな根拠ないですから。
もし、そういう不安があるのなら、地道にしあわせのお裾分けをすると良いですよ。
日頃から、しあわせを配っている人は、感謝されるので、いざという時に助けて貰えますから。
しあわせが消えないためには、しあわせを絶やさないように配り続けることが大事です。
それが『ギフトブリンガー』です。
しあわせって怖がらなくていいのです。
だってしあわせなのだから。
遠慮なく、しあわせを感じて、感謝して、シェアする。
繰り返しているうちに誰にも負けないくらいしあわせになってますよ。
《金城そに さんの記事一覧はコチラ》
https://www.el-aura.com/writer/%E9%87%91%E5%9F%8E%E3%81%9D%E3%81%AB/?c=6711