★西洋占星術と気象データから考える今度の冬。暖冬とは言えども大きな落とし穴が。

こんにちは。
生き物大好きな占い師&教員&気象予報士&物書きの金子大輔です。
北海道の旭川や稚内からは初雪の便りも届き、まもなく日本列島は本格的な冬です。

気象庁の季節予報では、今度の冬は「暖冬」の可能性が高いと発表されています。

実際どんな冬になりそうなのか、ホロスコープなども使って考えてみたいと思います。

 

●前回の冬は極端な冬だった

ちなみに、前回(2017~2018年)の冬はどうだったでしょうか。

1月25日には、東京で48年ぶりの寒さとなる-4.0℃を記録したほか、1月22日には23センチの記録的大雪。
その他の地域でも、記録的な寒さと大雪になりました。

しかし春の訪れが早く、2月後半からは記録的なぽかぽか陽気で、桜の開花は記録的に早まったのです。
日本の酷寒は、気象学的には地球温暖化の一環と考えることができます。

本来、寒気は北極にぎゅっと溜まっていくものですが、寒気が弱くて北極に寒気がまとまりきれず、中低緯度にこぼれてきてしまうことで、日本列島に寒さをもたらしたとされているのです。

 

●今度の冬も大雪や荒れる春一番など「極端」になるかも

今度の冬(2018年~2019年)も、暖冬とはいえ、穏やかでぽかぽかの冬にはならないと私は思っています。
前年同様、寒暖の変動が極端な、激しい冬になるのではないでしょうか。

1月や2月に、東京で夏日(最高気温25℃以上)が出るかもしれません。
宮崎や鹿児島などで大雪に見舞われるかもしれません。
記録的な大寒波が襲来するかもしれません……。
ジェットコースターのように気温の急上昇・急降下があるものの、平均すると高めだった、ということになるのではないかという気がしています。

 

●冬のホロスコープを見てみよう

では、冬真っ盛りの頃のホロスコープを見てみます。
「極端」というキーワードを持つ冥王星と太陽が近くにいるのが特徴的です。
『天候が極端』になることを示唆しているかのようです。

さらに太陽と天王星も凶角で、『天候の急変』を暗示していると思われます。
そのうえ海王星と木星も凶角を作っているので、経済的・精神的な打撃を受ける心配もあり、気持ちが沈みがちな暗示もあります。

以上から、穏やかな冬になるとはとても考えにくいわけです。

 

●夏と同じメッセージを地球が発しているのではないか

私は同時に、「人類は謙虚になって、経済成長と労働に明け暮れることを卒業せよ」というメッセージを感じとりました。
夏に猛暑のコラムを書きましたが、ほぼ同じニュアンスです。

ホロスコープでの太陽は、「仕事・ビジネス」とも関連が深く、仕事観や働き方が極端に変わる時期であることも示唆されるためです。

★猛り狂う天変地異を西洋占星術から考える。猛暑は「のんびりせよ」という地球からのメッセージ。なくしたものを取り戻す時期。
https://www.el-aura.com/kaneko20180919/

やがて「AIが人間から仕事を奪う」と言われて久しいですが、いっそのこと、「AIが働いてくれるから、人間が働かなくて済むようになるぜ」と考えを変えるべきときだと思います。

「労働からの開放」を控え、人類は経済成長以外に新たなたしかな生き甲斐を見つける時期にさしかかっているといえるのではないでしょうか。

 

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https://www.el-aura.com/writer/turquoisemoth/?c=146217