「生きづらいなぁ」と感じたことのあるあなたに〜親との関係性 〜 その3

生きづらさ

毒親からの呪縛から
ご自身を解き放つのは
貴女ご本人しかいません。

小さい頃の自分の本当の感情を見つめ
その時の感情を味わい切る。
そして自分の中にある、親からの刷り込みを受けた
考え方を修正するのです。

そこで、初めて癒しが生まれるのです。

一足飛びに急がず
今までの感情を感じ切る自分を
楽しんでほしいと思います。

思い出しておさえられない感情が
溢れてくるかもしれません。
ですが、そこを乗り超えると
本来の貴女が歩む幸せの道が開けてますよ。

その幸せの道を見つけて
120%輝く貴女の人生を
歩んで欲しいな、と私は考えています。

ちょっと話はそれますが、
もし、今
毒親がかわいそう、と思ったとしたら
それは親を見下しているということです。
毒親に対してだけではなく、
誰かを「かわいそう!」と思うのは
相手が自分自身で癒すことができる力があることを
信じていないということ。

手を貸してしまうのは
「あなたはわたしが
手伝わないとできないでしょ」と
暗に相手にメッセージを送っているのです。

 

相手の力を信じましょう。

生きづらさ

手を貸すことで
相手のやる気を削いでしまう場合もあると、
気に留めておくと良いかもしれません。

毒親育ちだと親や他人との
境界線が曖昧になりがちです。

境界線がきちんと引けているということは
人の問題は人の問題、
それはその人の問題で自分の問題ではない。
自分の問題は、自分が責任を取るべき問題と
分けて考えることができる人です。

人の問題も自分の問題のように
一緒くたに考えてしまうのも
毒親育ちの特徴です。

もし、貴女が
毒親をどうにか変えようと
考えていたら
私はちょっと違和感を感じます。

そうではなく、
親よりも
あなた自身をどうにかしましょう。

他人は変えられません。
毒親とはいえ、他人です。
他人をどうにかしたいのは
エゴでしかありません。

自分を変えると周りの環境が
大きく変わるので
親をどうにか変えようと思わなくても
大丈夫です。
自然と変わります。
不思議かもしれませんが、
自分が発するエネルギー(考え)が変化すると
同じ人間関係、同じ環境でも
全く異なる景色になるのです。

さて、
「毒親とどう付き合っていけばよいですか?」
よく質問をいただくので
まとめてみました。

Q:私の親が毒親とわかりましたが、自分の親だし、
縁を100%切ることはできません。

A:親と縁を切る必要はないと考えます。
縁を切ったり、親と連絡をしない人でも
精神的に親から離れられない人はたくさんいます。
ご自身の癒しが進むと親に会ったとしてもイライラや焦り、
精神的・肉体的な疲れが激減します。

Q:昔、親からされた虐待のことを
親に謝ってもらえば私の悩んでいることは
解決しますか?

A:多少は気持ちが楽になると思いますが、
毒親が素直に悪かったと認めるのは稀なことです。
逆に言い負かされてしまい余計に傷を深くする場合もあります。
もし、親が土下座して「悪かった」と涙ながらに謝ったとしたら
あなたは許そうと思ますか?
わたしも以前、そう考えた時に許せなかったです。
親を絶対許しなさいとは言いません。
無理に許しても感情がくすぶったまま残るからです。
親に対する感情は出し切りましょう。
まずはあなた自身を癒すことをお勧めします。

Q:親が亡くなっていますがその場合はどうすればいいのでしょう。

A:親が亡くなっていてもご健在でも取り組むことに
変わりありません。
今、大事なのは親よりあなた自身のこと。
自分を一番大事に考えて癒しを進めていってくださいね。

Q:親を許すなんて到底できません。許さなくてもいいですか?

A:それはあなた次第です。
許しても良いし、許さなくても良いのです。
他人の意見ではなく、自分で自分のことを決めてみましょう。
本当はどうしたいですか?
すぐにではなく、時間をかけて許せる人もいますし、そうでない方もいます。
一つ言えるとすれば、
親を憎み続けることで自分と親には見えない鎖があるようなものです。
たとえ親の顔を見ないでいても、心は親に囚われているのと一緒です。
その鎖を外すのに親の手助けはいりません。
もう、自分で外そうと思えば外すという
選択ができるのですよ。

生きづらさ

本当の貴女を取り戻し、幸せな道を進む為には
毒親から受けたコントロール(刷り込み)を
正しく理解して、
今、どんなことに悩んでいるのか、
身の回りに起こっている出来事を
正しく見つめる。

そして、その悩みに隠された原因を
しっかり掘り下げて
本当の原因を見つめること。

イライラするというのは
まだ、本当の感情ではありません。
感情のフタの部分です。
お鍋に例えると
フタが「怒り」だとして
鍋の中にあるのが
今まで出せなかった様々な感情。
悲しみや恐れ等が
煮詰まってグツグツいっています。
貴女自身も
どんな感情が鍋の中に入っているのか、
すっかり忘れていることと思います。
あまりにも長い年月が経っていますので。
忘れていても大丈夫。フタを開けてじっくり眺めるのです。

毒親への憎悪や、
身近な人に向けられた「わかって欲しい」という思いや
妬みや嫉み、見下している気持ちだったり
他人に冷たく当たってしまう意地悪な気持ちだったり
自分の中にこんな感情があるのか! と
認めたくない感情があるかもしれません。

もしかすると目を背けたくなり
その作業は一人では辛くて
鍋のフタを慌てて
閉めてしまうかもしれません。

フタすら触れないかもしれません。

私も初めはフタすら触れず
鍋の近くにもいけませんでした。
だって、今まで隠してきた感情が露わになるのは
本当に怖いと思ったから。

貴女が、過去の私と同じ様に思ったとしても大丈夫、
私がお手伝いしますね。

さて、その鍋のフタを開けたら
鍋の中にある煮詰まった感情を
丁寧に丁寧に取り除いていきます。

きれいさっぱり、
取り除くのです。

そうすると
鍋の底にキラキラ光る
本当の貴女の感情を
見つけることができるのです。
今まで
煮詰まっていたもの(様々な感情)に
隠れていないとキケン!
生きていけない! と思って
隠れていた
本来の貴女、光り輝く貴女です。

ご自身の感情を見つめ、
毒親からの心の鎖が外れた時
120%光り輝く貴女は
幸せの道を力強く歩んでいくことができるのです。
必要であれば、そのお手伝いをさせてくださいね。

 

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