ホリスティックな見地に立つ健康への新しい考え方「メタ・ヘルス」とは?〜不可分な共時性について

メタヘルス

こんにちは。
前回の記事で予告したとおり、メタ・ヘルス基本理念のうち
2.不可分な共時性:臓器-心-脳-社会の結びつき
について今日からご説明していきますね。

 

この理念のポイントは2つあります。

1つは、「社会」という側面に触れていること
そしてもう1つは、社会を含めた複数の要素に「不可分な共時性がある」と述べていること
です。

それを説明するために、(図2)を提示しました。
これは人の健康をどう捉えているか、についてメタ・ヘルスと他のアプローチの違いを示した図になります。

メタヘルス

一番上にあるのが、従来医学的な考え方。
人間の心と身体が別々の存在だと捉えています。
ですから心の病気と身体の病気はまったく別者であり、それぞれの専門家が取り扱うことになっています。
これまで主流となってきた姿勢ですね。

真ん中にあるのは、最近脚光を浴びている補完療法や代替療法です。
ここでは、人間の心と身体は別々ではなく重なっていて影響し合っている、としています。
さらに健康に関連する要素として魂を含めており、より全体的(ホリスティック)な視点を持って人間の健康を捉えていると言えるでしょう。

ただ残念なことに、
・ 心と身体がどのぐらい重なっているのか?
・ どんなふうに影響を及ぼしているのか?
・ 魂はどう関係するのか?
といった疑問に対して明確に答えられる療法はほとんどないのが実情です。

 

そして一番下がメタ・ヘルス。

この特徴は、まず大きな枠として社会的環境という要素が現れていること。

つまり、人を取り巻く環境が健全であるかどうかも考慮の対象になっているのです。
人間の健康を述べる時に周囲環境までを対象にしている手法を、私はメタ・ヘルスの他に知りません。
でも社会や環境まで広げた大きな視野で健康を考えるのは、とても大切なこと。
現に、WHO(世界保健機関)憲章の定義する健康には、社会的側面が含まれているのですよ。

メタヘルス

そして一番下の図でもう一つ特徴的な部分として、社会的環境という大枠の中で、心・身体・魂が完全に重なっていますね。
つまり、心・身体・魂を不可分(=分けることができない)の存在と捉えているのです。
これは他のアプローチとは異なる、メタ・ヘルスに特徴的な考え方と言えるでしょう。

ここまで読んでくださったあなたの中に、ひょっとしたら疑問が芽生えているかもしれません。
確かに、「人間の心・身体・魂は、分けることのできない一つのもの」という考え方は、とてもホリスティック。

でも、どうしてそう言えるの?
そして、それらに共時性があるとはどういう意味なの?

次の記事で、それらの疑問にお答えしようと思います。

 

11月23日(土) メタ・ヘルス 体験会
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11月23日(土)・24日(日) メタ・ヘルス 個人カウンセリング
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