■身近なものでヘルスケア&美容。 第四回 ~キッチンにいつも置いておきたい、アーユルヴェーダの ヒーリングフード15品。part.1~インド生活『村上アニーシャのアーユルヴェーダ』vol. 171

食べ物

がんになる人が世界で一番少ないといわれるインド。
インド家庭を覗くと、ほぼ常備されているといっても過言ではない日常的な治癒食品アイテムを、今回から四回にわけてご紹介していきたいと思います。

インド人の免疫の強さは、キッチンにおいてあるこれらの食べ物から養われているといっても過言ではありません。

 

まずはその食品リストを見てみましょう。

1 「レモン」
2 「ギー(精製バターオイル)」
3 「デイツとイチジク」
4 「アーモンド」
5 「ムング豆(緑豆)」
6 「ショウガ」
7 「クミンシード」
8 「ラッシー」
9 「季節の新鮮な果物」
10 「緑色葉野菜」
11 「牛乳」
12 「水」
13 「ターメリック(ウコン)+黒コショウ」
14 「ホリーバジル」
15 「生はちみつ」

 

今回は、1から12までの食品についてお伝えしたいと思います。

★その1「レモン」

インドでは「ニンブー」や「リンブー」などの名前で親しまれる、レモン(というかライム)。
レモンは清々しい爽快感と滋養力がバッチリで、自然の消化促進アイテムです。体内の毒素を減らすには、一日に何度でもホットレモンを飲みましょう。(甘味料は入れないのがポイントです)

食べ物

(小ぶりのインドレモン)

★その2「ギー(精製バターオイル)」

ギーはアーユルヴェーダにおける「長寿&若返りフード」。体に優しくて吸収力も高い、他の食べ物の栄養を私たちの身体組織に運んでくれる優れた媒体です。消化を助けるのはもちろん、現代人特有の絶え間ない刺激に疲れた神経系を落ち着かせなだめてくれる、必須のヒーリングフードです。

★その3「デイツといちじく(乾燥させたもの)」

デイツといちじくは、オージャスを高める優れたエネルギーフード。添加物たっぷりの一見現代風でおしゃれなエネルギーバーを食べるよりも、遥かに健康的です。丈夫な体作りにも役立ちます。毎日1、2個食べましょう。

★その4「アーモンド」

クルミと並び、アーユルヴェーダにおいてとても有名な「脳強壮ナッツ」アーモンド。このナッツはとても体を滋養し、私たちに活力を与えます。皮の部分にはわずかですが毒があると考えられていることから、皮をむいた状態のものを食べることが推奨されています。毎日数個のアーモンドをつまみ、体力と活力を高めましょう。

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(インドでは皮をむいたアーモンドが好まれる)

★その5「ムング豆(緑豆)」

いわずと知れた、アーユルヴェーダが最も推奨する最高のデトックス&滋養を兼ねれるスーパー豆です。他の豆類にありがちな消化の重さがまったくなく、胃腸の治癒に最適です。病気の時や軽い食事が必要なときはもちろん、春の今の時期はケチャリ(ムング豆と米を炊き込んだ解毒食)を数日間食べ続けるのがおすすめです。

★その6「生姜」

ショウガは万能薬です。季節を問わず、一年中使えて便利です。消化をよくし、体の毒素の除去のために多いに貢献してくれます。最も理想的な食べ方は、食事をとる30分前に、刻んだ生ショウガにレモンを絞り自然塩をまぶしたものを食べます。これを食前の儀式としてやっておくと、食事の消化がとてもスムーズになされます。

★その7「クミンシード」

クミンシードは、三つのドーシャすべての「消化補助剤」と「アーマ(毒素)除去剤として働くスパイスです。クミンとショウガを混ぜたお湯は、毒素を取り除くために最適なスパイスティーのひとつです。

★その8「ラッシー」

ラッシーは、無糖プレーンヨーグルトと水を1:2の割合で混ぜた飲み物です。食事中または食後にとることで、優れた栄養消化補助剤になります。カルダモンや炒ってから粉状に砕いたクミンシードと塩を加えて風味をつけると完璧です。

★その9「果汁たっぷり季節のフルーツ」

その季節ごとの果汁たっぷりの季節のフルーツをたっぷり食べましょう。こういったフルーツは、栄養価がとても高くサットヴァ的です。青いものでなく、完熟しているものがおすすめです。(ちなみにインド人は大のマンゴー好きです)

★その10「葉物野菜」

緑色の葉野菜は栄養価が高く、浄化作用があります。こういった野菜がもつ苦味は肝臓を刺激し、血糖値のバランスを整え、皮膚の状態を改善します。こういった苦味のある野菜類は特にこの春先の時期は、冬に体に溜め込んだ脂肪をそぎ落とすために最高の食材になります。少量のギーで軽くソテーにして食べるのが理想的です。

★その11「牛乳」

アーユルヴェーダにおいて牛から絞った乳は、活力剤として考えられ、衰弱した人などに推奨される食べ物です。また、牛乳特有の過剰な粘液を原因となる性質を減らすため、十分に沸騰させたあとショウガやカルダモンなどのスパイス類を加えるのが定番です。(つまり、チャイにして飲むのが理想的です)

★その12「水」

当たり前すぎて、一瞬思い浮かびづらいこのアイテムですが、食事と食事の間に飲むと、体の毒素除去に最高の浄化剤として働きます。(できれは銅製の器に入れて最低4時間以上保管したものがベストです)

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残りの三つ「ターメリック+黒コショウ」「ホリーバジル」「生はちみつ」については、次回よりそれぞれひとつずつご紹介していきたいと思います。

 

《村上アニーシャ さんの記事一覧はこちら》
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