書けば願いが叶う。ひがらなよりも漢字を使って、簡潔に書く方が早く実現しやすい。漢字の文字と文章には想像を超える霊力がある。

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あなたの脳は125ミリ秒で文章を理解する。文字と文章を見た瞬間、即座に記憶する。

1秒は1000ミリ秒、125ミリ秒は0.125秒、あなたの脳は125ミリ秒でこの文章を記憶する。読むよりも早く脳内でこの文章を理解する。この文章が面白いか、面白くないかを瞬時に分別する。脳が文字の羅列と判断したら面白くない。文章らしきものと脳が判断したら面白い。一瞬で文字の羅列と文章を選り分ける機能が脳にあることを、ニューヨーク大学の研究チームが発見した。

チラッとタイトルを見ただけで、刹那に面白くないと判断し、指が次のタイトルへタップしている。ネット社会では当たり前でだと捉えている。しかし、情報が溢れる時代になったから、こんな習慣が身に付いたわけではない。もともと私達の脳にこの機能があったということだ。人類が誕生した時点でネット社会の到来が予定されていたのかもしれない。


文字情報は怖い? タイポグリセミア現象で潜在意識が混乱してしまう。

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この記事のタイトルをすんなり問題なく読めたであろうか。それとも、何か違和感があると思われただろうか。今一度、タイトルをご覧になって頂きたい。よくご覧になると一部誤植がある。お気づきだろうか。

改めてタイトルを記す。『書けば願いが叶う。ひがらなよりも漢字を使って簡潔に書く方が早く実現しやすい。漢字の文字と文章には想像を超える霊力がある。』ヒントは『漢字を使って、簡潔に~』よりも前の部分。もうお気づきだろうか。よくご覧になるとわかる。

そう、答えは『ひがらな』。『ひらがな』と書くべきだか筆者がタイポグリセミア現象を体験して頂くために、わざと間違えて書いた。タイポグリセミア現象とは、単語の文字順が変わっていても、語頭と語末の文字が正しいと問題なく読める現象である。「はめじしまて」を「はじめまして」と誤読してしまうのだ。

実は、タイポグリセミア現象は科学的に検証されていない。ネットでは英国の有名大学が研究したかのような偽の情報が拡散している。文字の順番が違っていても正しく読めてしまう現象には、ネットミームが尾ひれのように付随している。

まるで、ネットの情報を何でも鵜呑みにしてはいけないと教訓しているかのようだ。偽の情報にさらされる機会が多いと、何が正しくて何が間違いなのか混乱してしまう。混乱は潜在意識に影響しネガティブな言動を行う可能性がある。

漢字を生み出したのは縄文人。漢字で願い事を手書きすると実現してしまう。漢字には計り知れない霊力がある。それを呪能という。

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漢字を手書きする機会がどれだけ減ったことだろう。漢字を古の日本人が喉の渇きを潤すが如く強く欲していた。現代において、高度なAIを欲する以上の熱量を感じる。漢字は記号ではない。強力な呪術力が実装されていたからだ。それを呪能(ジュノウ)という。これを発見したのは漢字博士こと白川静先生だ。

漢字は、吉凶を占うため、亀の甲羅や牛の骨に金属棒を当て、ひびを入れた。後にひび跡を文字化したのが甲骨文字である。中国の太古の殷王朝の時代に突如これが登場し広まった。殷とは差別用語で野蛮なことをする人達を意味するらしい。殷の後の周から正式な中国王朝が始まるという説がある。

殷王朝時代の人々の生活様式を調べてみると、太古の日本の縄文人の文化と類似点があることから、縄文人が大陸に作った王朝という見方もある。今も日本で漢字をできる限り、伝来した時のままで大切に使い続けているのは、縄文人の遺産であることを時空を超えて無意識のうちに理解しているからだろう。だから、たいていの日本人は漢字が書けるのだ。

呪能という呪術力が備わった漢字が書けるなら、誰でも呪術師と言っても良いのではないか。漢字で書く利点は書き間違いが一目瞭然だということ。ひらがなだと手書きにしても、タイポグリセミア現象で間違いをスルーしてしまう可能性がある。漢字で簡潔に願い事を書くと、呪能という計り知れない霊力が神と私達の潜在意識に鋭く響き、必ず実現してしまうのだ。例えば、恋愛成就のように。漢字で恋愛成就と書けば恋愛が成就するしかない。


字に上手下手はない。息を吐きながら丁寧に書くと命が宿る。命がこもった漢字は最強呪能が発揮できる。

筆者は皆さんよりも字が下手であると胸を張って言える。下手である理由は、恐怖心から慌てて書いてしまう癖がある。幼少期のトラウマが原因だ。幼稚園の入園試験に文字を書くテストがあった。この幼稚園は私立である。平仮名がある程度書けないと入れない。対策として、親や祖母から教えてもらった。当然上手く書けない。上手く書けないので、虐待行為のように叱られた。これが今でも染み付いている。

いつまでもトラウマと言っていられない。ふとした瞬間、呼吸に合わせて書いてみようと閃いた。実践してみると、恐怖心なく丁寧に書けた。トラウマから開放され、書くことが少し楽しくなった。書いた字は、客観的に下手だが命が宿って生きているように見える。下手と揶揄されても「だから何?」と言い返せる勇気を自分で書いた文字から頂いた。この時、漢字に備わる呪能を感じた。

昔から、願い事は絵馬や短冊などに手書きしていた。手書きしていたから、書いた文字から力が発せられ、願いが叶うようになる。パソコンやスマホに願い事を書いても、自分で書いた文字ではない。漢字や文字に備わる霊力が発揮されにくい。なので、願い事は自分で書くのが良いとされるのだ。書けば願いが叶うのである。



筆者紹介:あるぢ(有地 正敬)ライターの他、ひぃりんぐ処あるぢや代表で、魂の目的、魂の名前、魂の色、前世などスピチュアルなオンライン鑑定をしています!





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