●秋は肺、呼吸に気をつけたい季節。
爽やかな秋の日は、旅行やレジャー、スポーツなどを楽しむことも多い。
そんなアクティブな休日の合間に、ヨガの呼吸法で身も心もゆったりとくつろぎ休める時間を作ろう。
東洋医学では、春は肝、夏は心、土用は脾、秋は肺、冬は腎と、それぞれの季節、時期に影響を受けやすい臓器があると考えられているそうだ。
秋は、呼吸に関する不調を起こしやすいので気をつけるとよいということらしい。
気温が下がり空気も乾燥しやすくなり、また秋に花粉症を起こす人もいる。
また、雨が続いて出かけるのが億劫になることもある。
そんな秋こそ、いつもよりていねいにゆっくりと呼吸して、気持ちよく健康的に過ごそう。
●期待できる呼吸の効果は、思いのほか多い。
体に必要な酸素を取り入れ、不要となった二酸化炭素を排出するといった基本的な目的だけでなく、呼吸にはいろんな効果があると言われている。
怒りが溜まるのは肝臓、悲しみが溜まるのは肺、そんな風にいわれることもあるので、悲しみを溜めないよう意識して吐き出すとストレスの解消にも役立ちそうだ。
天使やスピリチュアルなガイドとつながるときも、深い呼吸を行うとよいともいわれている。
少し意識するだけで、リラックス効果やダイエット効果、様々な健康効果も期待できる。
いろんな呼吸法があって、それぞれにいろんなうれしい効果がある。
●自分に合ったものを選びたいヨガの呼吸法。
ヨガを行うとき、呼吸はとても重要で、動きに合わせて呼吸すること、呼吸が止まってしまうほどにがんばらないことも大切だ。
とくに吐くことに意識を向けると、吸う方は自然と行われる。
基本は鼻から吸って鼻から吐き出すことだが呼吸法によっては、この基本とは違う場合もある。
ヨガの呼吸法は、いろいろあってその効果もさまざまだ。
今の自分に合ったムリなくはじめられる呼吸法を選んで、習慣的に行ってみよう。
上級になればまた、違う呼吸法にもチャレンジできるようになる。
今回は、先生の誘導がなくても簡単にできる呼吸法と期待される効果をご紹介する。
ラクな姿勢で座って、よりリラックスしたい時は上向きに寝転んではじめてみよう。
●複式呼吸で、リラックス。お腹の中もマッサージ。
吸うときにお腹がふくらみ、吐くときにお腹がペッチャンコになる。
おへその上に手をおいて、息を吸うと横隔膜は下がる。
吐くときは、おへそが背中に近づく。肋骨は開かず、肺はふくらみ、横隔膜は上がる。
そんなイメージで深い呼吸をラクに行う。
リラックスできて身体が温まり、内臓のマッサージにもなるといわれている。
寝る前や休憩時間、緊張で身体や心がこわばっているときなどにも行うとよい。
●胸式呼吸で、リフレッシュ。
お腹を引っ込めたまま息を吸い、肋骨が大きく開いて肺に息が取り込まれて胸が大きく広がるイメージ。
吐くときもお腹は引っ込めたままで。
肋骨が閉じて胸がしぼんでいくイメージ。
ピラティスではこの胸式呼吸を行う。
リラックスより、リフレッシュに向く呼吸法。
肺活量がアップし脂肪燃焼効率も高まるといわれている。
目覚めの時や気分がスッキリしたい時に。
●完全呼吸で、全身を活性化。
腹式呼吸と胸式呼吸を連続して行う呼吸法。
今ある息を吐ききったら少し息を止めて自然にお腹、みぞおちと息を吸い込み、肺、胸、鎖骨辺りまで息を入れていくイメージ。
吸いきったら少し息を止めて、肩を緩め胸、お腹と順に息を吐ききっていく。
ボディ全体の活性化に役立つといわれている。
リラックス効果があり心を落ち着かせたい時に。
監修
ヨガ講師 高島 由紀子先生
プロフィール
YOGA viola tricolor Teacher’s Training Course Basic
YOGA viola tricolor Teacher’s Training CourseAdvance
YIN YOGA TEACHER TRAINING WITH JOE BARNETT修了
YOGA viola tricolor リンパマッサージ Training Course Basic
AEAJ 認定 アロマテラピーアドバイザー
JAPA 認定 アーユルヴェーダアドバイザー
アロマフレグランスストーン認定講師
メールアドレス
aromaticyuki@gmail.com
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