夫婦で営んでいるセラピーサロン「AQUAMIXT」には、相談者として多くの人がやってきます。
立ち上げた10数年間は、知り合い、もしくは知り合いの知り合いという人が多かったのですが、知り合いの知り合いという枠から出た人たちに出逢うようになりました。
そのきっかけは、
「インターネットのサイトやホームページを見た」
「ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)でつながって」
などがあり、ご縁のつながりが広がっていく様子に驚きました。
それまで、インターネットが普及するまでは、自分が自分の色(個性)を放てば、その色を遠くからでも見つけてくれる(何かしらつながる)、といった目に見えない法則を信頼していましたから、それがインターネットを通じて、当たり前の現実になっていきました。
それだけ、ご縁のつながるスピードも速くなったように思います。
AQUAMIXTにやってくる人の中には、
「どうして申込みをしたのか覚えていません。」
「検索していたら、氣になってしまってつい、申込みボタンを……。」
といったように、そのご縁のつながりを理解するまで時間が必要な場面も多々あります。
魂のつながりに、心と思考が追いついていないという状況でしょうか。
AQUAMIXTには、スピリチュアルコミュニケーションのひとつの手段として、
「お久しぶり理論」
というものがあります。
その理論を使うと、誰とでも打ち解けて、信頼関係が結べます。
AQUAMIXTのやってくる人はもちろん、普段のご近所付き合い、娘の幼児園での保護者つながり、などでも、「お久しぶり理論」は、僕を助けてくれます。
「初めて会った人に思えない。」
「どこかであったような氣がする。」
「また、会いたい。」
と、ありがたいことに思ってくれる人が多く、その理論が何かしら実証させていることを日々感じます。
さて、その「お久しぶり理論」ですが、
初めて会った人に対して、次のように思います。
「おひさしぶりです。前世でのお付き合いから、時間が経ちましたが、この時代に会えて本当に嬉しいです。ようやく、あなたと出逢えました。ありがとう、僕は幸せです。」
もちろん、これを口に出すと、相手はいぶかしげに思うでしょうし、逆に敬遠されるかもしれませんので、心の中でそっと思うことにしましょう。
この想いを持って、相手への初めての挨拶、相手の話への頷き、目線、立ち振る舞いに意識を向けます。
そうすると、相手は不思議なもので、とても好意的に、自分のことを開示してくれます。
もちろん、こちらは初めて会った人と思っていませんので、その想いに感化されるようです。
相手の意見には、
「あの時もそうでしたよね? 変わっていませんねぇ!」と同意し、
相手の感情の吐露にも、
「あの時も残念でしたよね、わかりますわかります……。」と共感し、
相手の怒りにも、
「いやぁ、もっともです! あの時の屈辱を持ってますからね、当然です!」と共鳴するわけです。
「お久しぶり理論」を使って、他者と打ち解けるスピードに驚くことでしょう。
「袖触れ合うも多生の縁」という日本のことわざがあります。
通りすがり、道をすれ違うほどのご縁もずっと昔に会ったことがあるという意味と僕自身は解釈しています。
そして、日本人なら、「多生」という言葉にあまり抵抗はないでしょうか。
「何度も生まれ変わること」ですね。
何度も出逢って、何度も生まれ変わって、この時代に何かしらのご縁で引かれ合ったわけですから、初めて会った人でも、その魂と魂は「おひさしぶり」なわけです。
そう思って、その関係を始めると、後々、とても理解し合うことがあったり、やっぱりと思うことがしばしばあります。
それを今世で培ってしまった「猜疑心」で隠してしまう、遠回りしてしまうのはとてももったいないことだと僕自身は思います。いかがでしょう?
この「お久しぶり理論」は、人と人とのつながりを速めてくれるし、信頼関係の構築や周りの人たちの結束力を強めます。
自分のためだけではない、この「お久しぶり理論」を使ってみるのもいいかもしれませんね。
《水本潤治・寛子 さんの記事一覧はコチラ》
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