神さまに導かれ、4か月で人生を劇的に変える~心と身体の引き寄せの法則「神さまのお味噌汁」vol3 ~後編

私は、自分の部屋に戻ってからも「あのお味噌汁の正体は何なのだろう……」と考えていました。

こんなに瀕死の状態だった身体が、あのお味噌汁を飲んだ途端、まるで電流が走ったかのようになった。
細胞にしみ込んでいくあの不思議な感覚。
勝手に流れていく溢れる涙。

私の心と身体に生命のエネルギーを与えたかのような不思議なお味噌汁。

でも、女将さんから見せてもらったのは、普通の粉末・お味噌だった。

身体が疲れていたからかな?? と、色々考えながら気が付いたらそのまま眠っていました。
そして、朝自然と目が覚め久しぶりによく眠れたと思い、熱も少し下がっていました。
廊下に出て、顔を洗っていると、女将さんが朝ご飯もう少し時間がかかるから、
温泉に入って身体を温めてきたら?? と話してくれました。

朝から温泉に入れるって幸せだなと、こんなリラックスできている日は久しぶりだな
と心と身体が喜んでいるのが自分でも分かりました。

温泉からあがった後、ホールで朝ご飯を幸せな気持ちで待っていました。
女将さんがお待たせ~~!!! と元気な声で駆け寄ってきてくれました。
そして運ばれてくる朝ご飯にびっくり!!!

色鮮やかで器と料理の美しさに見入っていました。
女将さんが簡単に説明するねと言ってくれ、この手の込んだ料理を一つ一つ説明してくれました。
そして女将さんが身体に優しい食べ方の順番も教えてくれて、
食べ方の順番なんて習ったことがなかったからびっくりしたけど、女将さんが
朝は胃腸に優しい食べ方をすると、身体が喜ぶよと教えてくれました。

 

●ココロと身体を幸せに導く朝ごはん

女将さんはそれを伝えると、バタバタとキッチンの方へ走って行きました。
静かにゆっくりと朝ごはんを食べることって、どれだけ久しぶりなのだろう?? と思いました。

女将さんから言われたとおりに、順番を守りながら一つ一つを丁寧に味わっていきました。
その料理一つ一つが、とても繊細な味で細胞一つ一つに染みわたっていくのを感じました。

「ご飯を食べること」
これにそんなに時間をかけたことはあるのかな??
もうずっと流れ食べのようだった気がする。

映画を見ながら、本を読みながら、誰かとお話しながら。
料理と向き合って、ただ静かに味わう時間。
そんな時間はもう随分なかった気がしました。

とてもシンプルなものでお野菜が中心のヘルシーメニューなのに、
お腹がいっぱいになり、最後まで食べることができませんでした。
すると、女将さんが「無理して全部食べることはNGだからね!」と伝えにきました。

「野菜中心なのに、何でこんなにお腹いっぱいになったのですか??
いつも、私朝ごはんはご飯・納豆・魚と結構ボリュームよく食べていたのに、
ここでは野菜しか食べていないのに、なぜ??」

女将さんは笑いながら
「それはね食べ方とご飯の内容にあるのだよ!! ユリさんの身体がなぜそんなにボロボロになったのか! 答えはそこだよ。これも何かの縁だから、ユリさんの食事を全て紙に書いてみて。そこに全て答えがあるから。」

私は思い出しながら、紙に書いた。
それを女将さんはふむふむとのぞき込んでいました。

 

●自炊の罠。-の点数だった私の食卓。

私の毎日の朝ごはんはこんな感じでした。
たまにこれよりも品数は少なくなるけれど、
それでも「自炊をきちんとしている」というのが私の誇りでした。
だから女将さんに言われて書いてきたシートも、それほど悪い結果にはならないのじゃないのか?? という甘い期待は一瞬で、粉々になりました。

女将さんがそのシートをしっかりと見て、点数を書いていきました。
結果は「-マイナス」の評価でした。

ショックでたまりませんでした。
大学生の時から「自炊」をしてきた私にとって、マイナスとなったのは自分を否定されたかのような感覚がしたからです。
少し体調がよくなったのが、また結果を見てフラ~としてきました。

女将さんは「でもそこまで気にすることはないよ。-マイナス点は、これから改善できる! 伸びるという証拠だから。逆にプラスの評価でユリちゃんの体調ボロボロの方がまずいよ。だって食事はいいのに、身体は悪いって病気のサインでしょう?」

と言われて、昔から素直なだけが取り柄であったような私は、「確かにそうだ!」と元気がでてきました。
自分でも何で自炊をして人よりも健康に気を配っていたのに、体調が悪かったのか、その理由がずっと知りたかったから。

私の問題は、「食事」にあったのだと思うと、心からホッとしました。
そして、女将さんから食事コンサルティングを受けることになりました。
女将さんの全ての好意は、優しさでした。
お金も受け取らず、ただ一日中私の身体を心配してくれて、食事コンサルティングまで無料でしてくれようとしていました。

その暖かな優しさに、涙が出そうになったけど、必死に涙がでるのをこらえました。
そして、私はこの時よく分ったのです。
この宿に行きつくことが神さまや宇宙からのメッセージであったということに。

いよいよ私の人生を変える4か月が始まろうとしていました。

上野ユリ

 

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