実のところ、この数年スピリチュアルは避けていたのだ。
何しろもう20年近くこの手の本をずっと読み、数えきれないほどのワークショップ、個人セッションで探求してきたから。
何を読んでも目に入らず同じことを言っていると感じていて、もういい加減自分を信じる時期なんだろうと思ったから。
そして、何より自分自身が実際に今の人生で成し遂げたいことが、当初とシフトしてきたと感じるようになったためでもある。
でも、そうはいっても確信みたいなものがほしかったのも事実。
そんなときにこのアンジェリーナ女史のワークショップを見つけた。
プロフィールにはキプロス、宇宙エネルギー、スピリットチーム、気になるキーワードが続く。
スピリチュアルであるためにノイズの多い都会で生活することに違和感を感じていた私にはとても惹かれる想像の地キプロス。
予想通りワークの最後でそれを目にすることとなる。
プロフィールの写真から魔女的イメージを持っていたが、いい意味で裏切られ実際はより数倍若く美しかった。
まずは自己紹介。
なぜこのワークショップに参加しようと思ったのか参加者それぞれが話していった。
その間にも様々なメッセージが彼女から伝えられる。
筆者は植物に関したヒーリングをすでに提供しているが、この道について確かなものをほしいと話している最中にアンジェリーナはこんなことは初めてだと言いながら、とても暑いと言ってブラウスを脱ぎだした。
その理由は私の左に植物をよく知るガイドが来ているという。
なぜ筆者が単純に植物の中にいて無心に採集をしているだけで心が晴れるということを違った形で届けたいと思うのか。
それは彼女によれば、過去世でこの分野のスペシャリストであったから、メディカルな面をしなければいけないと思うのだと言う。
そして、分量を量ったりすることがとても好きではないかと言う。
確かに植物のエキスを抽出してトランスフォームすることにたまらなく魅力を感じる。
それをずばり指摘されてしまった。
そこで、今度はスピリットチームから何を感じてどんなメッセージがあるのかをワークすることとなった。
まず彼女の誘導で、彼らが近づいてきたときと離れたときの違いを体感し、その上で与えられたイメージ、色、香り、温度などなんでも口に出しそこから読み取れるメッセージを体感し、彼女からも伝えられた。
それは各々にとって、確かに今必要なメッセージであった。
魂の解放から涙を流す参加者もいた。
アンジェリーナ自身が持って生まれたシンボルは数字のメッセージだけではなく、チャクラと対応した色の意味もあると説明があり、今生における学びについても語られた。
過去世でコントロールすることで人を従わせたという彼女の人生の終わりは孤独で、今生では反対にコントロールされる立場を母親との関係性で学んだのだそう。
そのように私たちの人生はケーキの材料のごとくさまざまな要素で構成されていると表現していた。
そして、ある参加者がチャネラーによって4つのマスターを与えられたというと、人よりもそういうものが多いことが良いということではなく、私たちは誰もがそもそもヒーラーでありその力を持っている。自分自身を見つめて自分の内側に聞くことが重要なのである。とアドバイスした。
興味深いことに最後のワークで私たちそれぞれがギフトとしてシンボルを受け取ったのだが、その彼女が受け取ったシンボルは手鏡であった。
そのメッセージは自分自身を信じ、自分を見つめる。であった。
午後から行われたのは、Aハウスというワークで彼女の誘導により4つの部屋で繰り広げられるイメージをもとにし、その意味を紐解いていく。これもまた、とてもエキサイティングで象徴的なシンボルが各所に潜んでいた。
解釈は自由意志であるという断りがあったが、彼女によってさらにクリアに意味付けが行われ、それぞれが皆感嘆の声を上げていた。
今日の参加者に表出したことが相互にリンクしているところもスピリットチームが引き合わせた縁であり、これから私たちはいつでもどこでも感じようと思ったときにアンジェリーナとつながることができる。
どこかの何かを頼るのではなく自分自身を信じるためにトライすることをあきらめず、繰り返し今日のようなワークを自分自身で続けることを勧められた。
そのためには自分の器を予定で目いっぱいにする前に、時間と静寂を自分に与えることが大切であり、瞑想を習慣にすることとアドバイスした。
彼女自身も今でも常にワークショップに参加しては、学び続けているのだそうだ。
そして、とても重要なこととして感謝を頭上の光であり源、全てこれまでの経験を知っているスピリットシードにささげること。
どんな小さなことでも感謝をすることによって、現実が変わる。
彼女はイメージを上回る庭付きの家に出会うことができたとキプロスの自宅の庭の写真を見せてくれた。
最後に、彼女が受け取った宇宙からのメッセージを私たちにシェアして充実したワンデーワークが終了した。
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