日本の伝統から紐解くフード(風土)ヒーリング 季節をめぐる食ベ物と食べ方 その3 梅雨の時期

梅雨

こんにちは! 食事カウンセラーフード(風土)ヒーリングの久恵です。
日本の6月初夏の気候風土は、高温多湿になります。

春から夏へ季節の変わり目で、暑くなったり、寒くなったり不安定になります。
雨の日が続き、お日様にも会えず、食べ物が傷みやすい時期になります。
ウツウツ、ジメーッとしちゃいます。
そこでこの時期に、元気になる体調管理と食事を見ていきましょう。

 

まずは健康チェックをしてみましょう!

身体的要素
・雨降り続きで肌寒く感じるたり、汗で冷えてしまう
・風邪を引きやすい
・お腹をこわしやすい
・食べすぎても太らない

心的要素
・曇りや雨は気分がふさぐ
・雨の日は嫌いだ
・お腹いっぱいでも、ついつい食べすぎてしまう
・取り越し苦労をしてしまう

食癖的要素
・米が食べにくく重く感じる
・甘いお菓子が大好き
・料理に酒・味醂・砂糖を入れる
・味を感じない

 

6月の梅雨の特徴を知りましょう。

季節の変わり目で、身体は真夏に向けて変化しようとしています。
野草や山菜の時期が終わり、季節の旬のお野菜が一旦品薄で、端境期になります。
野草、山菜は、強アルカリ性の強陰性ですから、食べすぎると下痢になりますからね。
そして、お天気もジメジメ湿っぽいし、お日様にも当たれないので、食べ物から、お日様の元気パワーを頂き心身を温めてあげましょう。

梅雨時期に体調が悪い方は、健康チェックに当たりが多いと思います。
気力が出なかったり、取り越し苦労、不安症では有りませんか。
生命の火を燃やす脾臓が、甘いお菓子や料理の食べ過ぎで、弱っていますよ。

口の中が粘ったり、味を感じなかったりするので、水分を多量に飲んだり、濃い味付けになってしまいます。
すると過食・拒食の傾向が出てきます。
悩むと余計に体調が悪化します。

梅雨

この時期、たくさん食べても太らないです。
いくらでも食べられる気がしますが、ほどほどにして下さいね。
それと食事中に清涼飲料水や炭酸水、お茶を飲んでいると胃を弱めてしまいます。
それは胃酸が薄くなり消化吸収力が低下するからです。
このような食べ方は糖尿病予備軍になりますから気を付けて下さいませ。

 

6月梅雨の伝統的な食材と食べ方を知りましょう。

旬のお野菜が少ないので、ビタミン・ミネラル・食物繊維が豊富な食材を頂きましょう。
米・あわ・きび・高きび・ヒエ・ソバの実・キヌア・押し麦・ハトムギ・トウキビなどの穀物。
これらで中庸のエネルギーを入れて気力を整えましょう。

梅雨

小豆、ひよこ豆などの豆類と、大豆加工品の味噌、醤油、豆腐、ガンモ、小揚げ、湯葉などは、良質のタンパク質で動物性食品と比べてみると、とても消化吸収がよいです。
山菜を食べて陰性に偏った血液にタンパク質の陽性を入れて、中庸に戻しておきましょう。

大豆加工品を食べるときは、海藻類も抱き合わせると消化吸収がさらに良くなります。
小豆は特に利尿になりますから、むくみやすい方におススメです。

戸棚に眠っている乾物類の切り干し大根、干しシイタケ、干しワカメ、板麩、車麩などは、
湿度と温度で傷みやすくなるので、食べきってしまいましょう。
新鮮な内に、美味しい内に、旬を逃さず食べるといいですね。
お日様の気エネルギーもこれで、体内の中に乾物と一緒に取り入れられて、心のなかも晴れやかになります。

身体の免疫力も落ちやすい時期ですけれど、食べ物も傷みやすい時期です。
梅干し・梅酢を利用して食品の傷み防止に利用します。

梅干しには、食中毒を予防する強力な殺菌作用のほか、唾液を出してくれるので消化吸収も良くなります。
アルカリ陽性のパワーで気力体力をアップして、不安を吹き飛ばしましょう。

梅干し御飯、梅酢混ぜご飯、イワシの梅煮、ゴボウの梅煮、梅酢ドレッシング、梅肉和えなど、梅干し料理で楽しんで下さい。

最後までお読み下さりありがとうございます。

食事を整えて、身体の中から美しく幸せで健康に暮らせますように。
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