ココロセラピストが語る!? ふりまわされることなく考えて行動せよ。~確固たる自分をもってQOLを高める~

怯え

地震雷火事親父

最近、残念ながら、ぐっすりと安眠できた日が減っている気がする。というのも、僕はジメジメした感じがとても苦手だからだ。湿度か、気圧か、両方かは不明だが、なんとなく身体が受け付けない時期がある。なので、お風呂にゆっくりつかる。水分をきちんと摂る。エアコンで除湿するなど、思いつく限り工夫はしているが、自然の脅威は侮れない。

やっとの思いで寝ていると、突然の大地震。せっかく寝ていたのに目が覚めてしまった。とはいえ、さすが地震大国の民というか、なんというか、妙に地震慣れしてしまっている自分もいて、直ぐに二度寝してしまったが。ちゃんと寝ないと仕事に差し支えるから、僕の中で「このまま起きていよう……」という選択肢はなかった。

朝、目覚めてtwitterを見てみると「チーバくんのお尻が爆発した!」というような投稿を多数見かけた。チーバくん。知る人ぞ知る千葉県のキャラクター。一瞬だけ面白かったが、「チーバくん。一発ギャグはいいから、僕の眠りを妨げないでくれ……」と素で思ってしまった。たぶん、チーバくんはそんなつもりはないはずだ。ネタにされているだけなのに、ゴメン。君のせいじゃない。

仕事をしていると、今度は夕方に雷。そして停電。これもまた少し焦った。停電そのものは短時間で回復したので助かった。だが、停電になると結構、メンタルにくる。特に電化製品が壊れるのではないかと考えると気が気ではない。特にPC関連。こんな感じで、地震、雷と来ると、次は火事、親父だろうかと、昭和的な発想をしたが、その後は、たぶん平和だ。

不安が不安を呼ぶ。

そんな感じで、立て続けに、地震やら雷やらが起こると、人によってはメンタルをやられてしまうのではないかと思ってしまった。特に、悪い意味で都市伝説や陰謀論などが好きな人は、何らかの情報に思考が関連つけられて、日本が滅びるんじゃないかとか、運気が低迷しているから、どうのこうのとか、思ってしまうかもしれない。

というか僕自身は、イヤなことが続くと、どんどん悲観的になってしまう傾向を自覚しているので、自戒の念を込めて書いている。もっとも、今回の地震や雷が日本に大打撃を与えるとは思っていないし、僕の運気が著しく落ちたとも思っていないが。ただ、疲れが抜けきっていないのに、微妙に追い打ちをかけられた気がして悲しいだけだ。

いちいち怯えなくていい。だが、怯えてもいい。

ちなみに、僕個人の話をするならば、尾を引いて悲観パワーが増幅してしまうのは対人ストレスが著しいときが殆どだ。対人関係が良好な時は、ちょっとやそっとじゃメンタルはやられない。もちろん、地震や雷などの自然災害を甘く見るべきではない。日頃から対策を練り、リスクを最小にする努力は必要だと思う。「ネガティヴなことを考えると、それを引き寄せちゃうから、そもそも地震とか、雷とか、そういうものをイメージしない方がいいよ……」という人もいるかもしれない。そのお気楽さは確かに武器にもなる。しかし、ある種の緊張感は持っていた方がいざという時に役立つと僕は思っているし、あなたにも、それをお勧めする。

生きていれば、イヤなことや怖いことが立て続けに起こることもある。それは仕方がない。偶然なのか試練なのか、僕にはわからない。だが、そういう時が皆無過ぎる事の方がある意味レアだと思う。ちなみに地震や、その他、自然災害でトラウマ級につらい経験をした人たちに「いちいち気にするな……」というつもりは毛頭ない。人は誰でも、意識からそう簡単に消せない負の感情があるのは知っている。本当につらいときは、つらいのだ。変な気休めを言うつもりはない。僕だって、ものすごくイヤな経験をしたとして、それに近い悪い刺激を再度受けたら、瞬時にしてメンタルダウンしてしまう。

怒りだって、悲しみだって、僕たちが生きる上で、とても大事な感情なのだ。今の自分の気持ちを必ずしも否定する必要はない。僕が強調したいのは、なんでもかんでもネガティヴを関連付けて、全ネガにならないで欲しいということだ。関連性が高い物事や因果関係の強い事象もあるとは思う。だが、全部が全部、必ずしも悪い方向に向かっているとも限らないのだ。最低限、そこだけは頭に入れておいて欲しい。

どちらかといえば、その余力があるのなら自分自身と、対人関係に意識を向けて欲しい。まず、自分が無事であることを認識する。生きていて、怪我がなくて、食べ物も寝る場所もとりあえずあるのであれば、とりあえずOKということにしておこう。そして、家族や友人、その他、関りのある人たちが無事かどうかを意識してみて欲しい。だって、自分あっての他人だし、他人あっての自分であり、人生なのだ。直接的であれ、間接的であれ、人と人との接点が、自分の人生を守ってくれているのであって、豊かにしてくれているのは間違いない。そこにぜひ、フォーカスして欲しい。

自分が、無事で、自分にとって大切な仲間が無事だとわかると、ものすごく安心できると思う。読んで字のごとく、心が安らぐのだ。無駄な不安に押しつぶされることはない。自分に困っていることがあるのであれば、助けを求めればいいと思う。困っている人がいれば、可能な限り、そっと手を差し伸べてあげれば良いと思う。人生の大半は、この繰り返しでなんとかなったりする。お互いに感謝しあい、貢献しあえばいいのだ。

たとえば、明日、雨が降ったとする。だからといって、「また自然界が自分のQOLを下げようとしているな……」などと悲観的になる必要はない。仮に雨が降っても、雪が降っても「そういう日もある」と思えばいい。それが原因で、QOLが著しく下がることなど滅多にない。ものすごく、個人的な願望をいうと、僕は、ぐっすりと寝たい。なので、日曜日は問答無用で、ぐーたらして、開き直って寝ようと思っている。

何も気にせず、ぐーたらしている自分を想像すると、少なくとも今の僕には最高の贅沢に思える。なので、今は、季節的にも、偶然的にも、若干、疲れてしまっているが、ぐーたらを楽しみにポジティヴに生きている。あなたも、地味で小さなしあわせをたくさん、見つけてQOLを地味に高めてみて欲しい。




  

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