ココロセラピストが振り返る『2022年の振り返り』とは~バタバタしつつも考える時間はあった気がする~

2022年

今年もまもなく終わります。

2022年。2がたくさんある年でした。2が多いから、2022年2月22日は『スーパーねこの日』とか言われていましたね。こじつけだとは思いますが、面白いです。ビジネスって、何かにこじつけてキャンペーンを行うのは鉄板ですからね。何にこじつけたら儲かるかっていうのを本気で考えるっていう行為自体もユーモアがあって僕は好きです。こういうのってセンスが問われるのでバカらしい感じこそしますが、実は難しいという。

思いっきり、どうでもいいですが、ねこそのものは普通なんですがねこのモチーフはわりと好きです。くま、うさぎ、ひよこ、ねこ、ふくろうetc…は不動の動物モチーフですよね。どれも可愛いです。

……という具合に、のんびりと年末を過ごしています。というか、今日は研修に行ってきたので、のんびりしつつも我ながら真面目だなと思ったりもしています。

今年、気になったこと。

☆ちいかわ

ちいかわってご存じでしょうか。前からそれなりに有名だったとは思いますが、今年になってさらにブレイクしたんじゃないかなって思っています。ちょっと説明します。『ちいかわ』というのはマンガです。「なんか小さくてかわいいやつ」の略だそうです。かわいいサンリオやサンエックスのキャラクターたちが登場します。ゆるい感じで小さな女の子が喜びそうな感じなのかなと思いきやとんでもありません。

一体なんなんだろうと思って、ちゃんと読んでみると驚きの連続でした。キャラクターたちは、やっぱり可愛いんです。ゆるくもあり、やさしさもあり、夢もあり。でも、リアルなんです。人間の心の奥底を抉り取るような、生々しさがそこにはあったのです。言うなればタブー。フィクションだし、メルヘンチックではあるのですが、そこにはリアルな弱肉強食や生殺与奪が存在していました。そして、労働とはなんなのか、などなど「生きるってなんだろう?」と深く考えさせられる作品でした。

手段も表現方法も異なりますが、僕も、色々な角度で「生きるってなんだろう?」「よりよい生き方をするためにはどうしたらいいのだろう?」と考えるきっかけを提供できるように記事を書いているつもりですが、僕自身、今年は特にちいかわの影響を受けているかもしれません。

なんだか今の日本は不況っぽさが増している感じがしますが、ちいかわに関しては関係ないというか。書籍やグッズが出れば必ずヒットするというくらい売れていますよね。調べたわけではありませんが、ちいかわの経済効果、すごいんじゃないかと思います。ちいかわに関してのみではないのですが、経済効果があるコンテンツが出てくると嬉しいですね。経済はきちんと循環すれば、みんな嬉しいし元気になれますからね。

☆2022年ロシア・ウクライナ侵攻

これは純粋に悲しいです。誰かと誰かがぶつかると、誰かが敵になるということです。もしくはお互い様だから喧嘩両成敗が良いんじゃないかとか、自分に関係なければ、それで良いとか、いろいろな解釈が出てきます。さらに正直なところ、世界的な規模の争いになると国と国とが戦いになっても、全国民の意思で、そうなっているとも限らず、もしかしたらごく少数の個人が事を大きくしてしまった可能性もあります。

子どものケンカでさえ、親が出てきて、学校が巻き込まれて、教育委員会が出てきて、関係者がみんな疑われ、教師が追い詰められ、被害者も加害者も、大人たちもみんな人生を狂わされるなんていうことも多い(?)と思うのですが、国レベルの争いになると、どれだけの人たちが人生を狂わされるんだろうと思います。争いって、もしかしたら黒幕がいて……なんていう場合も確かにあると思いますでも、これは実はそう簡単ではなくてもっと複雑なのかもしれないと思うことも多々あります。

僕はそれを『環境』と呼んでいます。黒幕やラスボスがいるわけではなく、ごく小さな不快な何かが連鎖して、空気感が乱れて、気が付けば誰かと誰かの対立のようなものが起こる。それがさらに連鎖を起こして大きなトラブルに発展していく。結局のところ、そのトラブルの本当の原因ってどこにあるのか。誰が何を反省すれば解決するのか。

複合的なミクロな不快感を個々に分析して改善して良ければ大きなトラブルにはならないのかもしれませんが、人間はなんだかんだで感情で動いているところが大きいので、気づかないうちに、ミクロなストレスが不運にも見逃されて連鎖してしまっている可能性も多いと思います。今の例はロシア・ウクライナの話ということではありません。人間関係のトラブルというのは、案外そういうパターンが多いのかもしれないな、という話です。

☆コロナは結局なんだったのか。

タブーになりつつあるコロナの話。コロナは相変わらず流行っています。少なくとも僕の生活圏では。でも、緊急事態宣言が再び発令されるわけでもなければ、より効果的な予防や治療の方法が出てきたわけでもありません。でも、以前と違って、普通に買い物にも行けるようになったし、映画もカラオケも堂々と行けるようになりました。

少し前までは自粛ムードでろくに外出もできませんでした。僕の中では、今も去年も、コロナそのものはちっとも快方に向かっているわけではないと思います。ただ、つい先日まで、日本中がコロナに怯えてビクビクしていたのに、今じゃ「三密ってなんだっけ?」というくらい、日常が戻ってきていますよね。

個人的には、外に自由に行けるのは大歓迎です。必ずしもみんなが自宅でリモートワークできるわけじゃないし。夜早くお店が閉まると困るし。改善策が見つからない以上、どこかである程度開き直る必要はあると思います。ただ、2022年は、そういう意味では、ものすごく中途半端だった気がします。結局のところ、至る所で検温はしなければいけないのか。至る所で消毒をしなければならないのか。マスクは外してはいけないのか。或いはしなくてもいいのか。本当はしなくても良いけど、世間の目を気にして、習慣を変えられないのか。極論を言えばマスクさえしていれば、何処に行って何をしても良いご時世になったのか。どっちなんだろう。

……というか、何事もなかったかのように歩きタバコしてる人、結構見かけるんですが。そもそも、コロナ関係なく、それはダメだと思うんですが。今はいるかわからないですが、以前は『マスク警察』なる人がいましたよね。でも『歩きタバコ警察』はいないんですよね。何故。

☆個人的な2022年。

僕自身の2022年はどんな年だったかというと、力を失った年だった気がします。元々裏方的な人間ではありますが、ますます裏側にいたような感じです。だからといって、怠けていたわけではなく、地味でありつつも、地味に自分にできる事ってなんだろうと考えていた年でした。力を失ったから無力なのか、と言われると、必ずしもそうでもなくて。何かを失う時って何かを得る時でもあるので、それはそれで勉強になりました。

今年の漢字は『戦』だそうです。「へぇ」という感じです。個人的には去年の方が戦いの日々だった気がします。今年は、世間のすみっこでひっそりと生きていたので、戦いは必要最低限にとどめることができてのかなと思っています。僕は元々、地味で平和に暮らしたいタイプなので、そう考えると、良い年だったのかな。先ほども書きましたが、緊急事態宣言とか蔓延防止とか、そういう話も聞かなくなって、自由に外に出たり、買い物したりできるようになったし。

あなたにとって2022年はどんな年でしたか。なんとか平和で元気でいてくれたら嬉しいです。これで今年の僕の記事は終わりです。ここまで書いてこられたのも、あなたのおかげです。いつも、本当にありがとうございます。来年も、宜しくお願いします。

 

  

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