引き寄せの法則とは？

引き寄せの法則。以前とても大流行しましたよね。僕も、これに関する話をたくさんしてきました。もしかして、若い人は知らないかもしれませんので、ちょっとおさらいをしてみましょう。

引き寄せの法則というのはスピリチュアル界隈で流行した考え方です。簡単にいうと、自分が望んだものを自然体でイメージし続けると、それを引き寄せられるというものです。

嘘か本当かは僕にはわかりません。だって、神様じゃないし。僕を褒めてくれる人もいるけれど、僕は万能じゃないし。…ってふてくさっているわけじゃなくて。

少なくともね、僕は引き寄せの法則を楽しんでいるので、それをシェアしたいと思っているだけです。

なので、信じても信じなくても大丈夫です。

引き寄せが苦手だったころの僕は……。

「引き寄せって、結局は自分の認識の問題なんじゃないの？」という人もいるかもしれません。たぶん、それ、あってると思います。つまりは解釈次第。なので、この話をゴリ押しする気はないんです。

以前の僕は引き寄せに興味津々ではあったものの、実はあまりうまくいっていませんでした。不幸自慢をする気はないですが、俗にいう惨めな人間だったと思います。

……という流れで、カルトや怪しいビジネスに勧誘しようとしているわけじゃないので安心してくださいね。

とにかく惨めな生き方、環境からなんとか脱したいと強く願っていたんです。でも、なかなか、引き寄せの法則はうまくいかない。そもそも瞬時に物事が好転する法則とは誰も言っていなかったんですね。

当時の僕は、不安と不満、恐怖と焦りの感情に支配されていました。常にピリピリして怒りっぽかった気もします。敵も多かった気がするし。

引き寄せのポイントは？

たぶんここが、重要ポイントだったんです。ガツガツしない。セカセカしすぎない。ふてくされない。自然と望むモノをイメージできるようになると、引き寄せってはじまるんだって気づいたんです。

イヤな時期が続きすぎて、自然と引き寄せを意識しなくなったんですね。極端にいえば、落ちるところまで落ちるというか。これは勧めてるんじゃなくて不可抗力ですよ。

そうすると、疲れちゃって、思考も麻痺してきたんですね。ヤバ。

これ、お勧めはできないんですけど、ポイントが隠されていて。余計なことを考えなくなったんです。結果論ですけどね。

僕が引き寄せたものとは……？

☆良質な睡眠……これは、今ももう、とにかく嬉しいですね。僕は『悪夢の専門家』と自称しても誰も否定しないであろうほど、悪夢を連日見ていたんですね。もっとも、僕が見た夢なんて誰にもシェアできないので、証明できないんですけどね。たぶん、地獄ってこんな感じなんだろうな的な夢を見続けていたから、寝起きが気分が悪いんです。当時は、自分自身がリアルでも追い詰められていて、寝ても起きても、楽しくなかったんです。つらくてつらくて。

夢をコントロールしようと実権を繰り返して、夢の中で空を飛ぶ術も身につけられたのは、ちょっとラッキーでした。

それはそれとして、見ないんですよ、最近、悪夢を。今までなら夢は悪夢確定だし、見た後は数日は再現できるくらいリアルに覚えていたんです。というか忘れられなかったというか。

でも、いつしか、僕は悪夢をあまり見なくなりました。スッキリ目覚める日も増えたんです。夢の内容も、あっさり忘れちゃうようになって。「あ、普通の人になった……」って感じでした。だって、今までは、普通っぽくない夢のリズムでしたから。睡眠はQOLを高める大事な要素です。僕はそれを知らず知らずに引き寄せていたんですね。

☆人間関係……厳密には今もいるんでしょうけど、僕の周りには敵が多かった気がします。人間関係が本当に嫌で嫌でたまりませんでした。

僕が良い人か悪い人かっていう話は置いておくとして。僕にとって良い人でも、他の人にとっては悪い人に感じられるかもしれないし、本当の意味での良い人ってよくわからないですよね。とにかく僕と相性が悪い人が身近にたくさんいた気がします。

だいたい人のメンタルが崩れる大きな原因って人間関係ですよね。これも、疲れ果てたら、自然と変わってきたんです。疲れすぎちゃって、公私ともに自然と人と接しなくなってしまったんです。露骨に避けたとか、そういうことじゃなくて。そこに至るまで、足の引っ張り合いやら、怒鳴りあいやら、本当にいろいろありました。まあ、そんなことはどうでもよくて。明らかに自分の人生にとってマイナスでしかないと思える人に限っては徹底して縁を切りましたが、それ以外は、スルーというか。

最初は、人間関係が薄れると孤独になってしまうんじゃないかとか、実は自分がワガママなだけで、コミュニケーションの本質を履き違えてるんじゃないかって思っていた時期もあるんです。

でも、四の五の言っていられる余裕がなくなると、孤独がどうとか考えられなくなる。

すると、自然と敵と思えていた人たちが続々と自分から遠ざかって行ってくれたんですね。

なので、不要な戦いが減ったし、意味もなく怯えることも減ったし。

僕はずっと平穏で平凡な生き方を望んでいたので、刺激的過ぎて害になる方々が去って行ってくれて、知らず知らずに望みが叶ってきたんですね。とはいえ、人は人によって磨かれるので、刺激ゼロというわけにはいきませんが、許容範囲なら自分を成長させる糧になるからOKなんです。

☆心の余裕……良質な睡眠、良質な人間関係を手に入れると、今度は心の余裕を手にすることができました。常に自分を成長させたいと願っていたので、これは本当にありがたいことです。余裕が出てくると、邪念が減るというか、客観的に物事が見えるようになってくるんですね。そうすると、小さなストレスくらいなら冷静に対処できるようになるんですよ。ギスギスしているときって、頭の中がゴチャゴチャしているので、本当なら対処できる能力があってもその能力を使いこなせないんです。そして、チャンスを逃したり、感謝するポイントに気づけなかったり、勿体ないことだらけなんですね。でも、余裕は、そういうセンサーを存分に使わせてくれるので、なんとなく自分が成長できる要素が増えたんじゃないかなって思います。

今まで気づいてあげられなかった誰かの痛み、今まで優しくしてくれていた人たち。そういうことに気づけると、こちらの言動も意識せずとも自然に変わってくるんですよ。

☆成長した自分……流石に成長終了とは思ってないし、まだまだ発展途上だと思ってますが、過去の自分からすると、「こんな生き方、結構いいんじゃないかな…」って思える自分になってきた気がします。後は、惰性に流されず、軌道修正しながら、また徐々に成長できてくればいいかなって思ってます。