早速タブーに触れる。
暑いです。イライラします。ごめんなさい。「私、イライラするっていう言葉に対してイライラします!」と眉間にしわをよせて怒るのやめてくださいね。いそうで怖いです。
何が言いたいかっていうと、暑いとキレ安くなる人が多いということです。
暑いと思考力が低下しますよね。そうでもないという人は、そのコツを是非僕に、というか、みんなに教えてください。ものすごく感謝されると思います。
暑いと暑さに意識がフォーカスしてしまって他の事を考える余裕がなくなるんですよね。たぶん、僕だけじゃないと思います。そういう人。
そこで、ある種の課題を与えられると、もうその瞬間に怒りの感情が芽を出してくるというか。なんとなく、わかってくれますか。課題といっても別に難しい宿題が出たとか、どうにもならないような仕事を押し付けられたとかじゃなくて、ちょっと本気を出せばできちゃうよ、というレベルのイメージです。
暑さにパワーを奪われて、意識も奪われて。そんな呪われたような状況で頭を使おうとすると、ものすごく疲れてしまうんですよね。「そんな余裕ないよ……」と言いたくなる。
五月病だけがメンタル不調の季節じゃないからね。
メンタルが崩れるのは五月だけじゃないですよ。「嗚呼、六月病とか言うのもあるらしいですね……」ということじゃなくて。
暑いとキレやすくなるという話をしました。でも、キレてるだけかっていうと、そうでもないんですよ。その反動で(?)というか、暑さで疲れ切ってしまうと、今度は怒る気力がなくなってイジケだすんですね。
病名の有無は別として夏はメンタル崩れる人、恐らく少なくないと僕は思っています。キレたり、イジケたり、そういうことがなくても、暑さで知力が低下して心の懐も浅くなる人も増えるっていうか。
そうすると、心が狭くなるとどうなるかっていうと、イヤなヤツになるんですね。何故だか敵意を剥き出しにしてくるっていうか。殴ってくるとか、怒鳴ってくるとか、急に泣き叫ばれるとかじゃないけど、じわじわと嫌がらせする人、出てくる危険性があるので気をつけてくださいね。
「TATSUMIさん、なんか夏に嫌な思いをしたことがあるんですか?」って言われそうですが、あるある。ありますよ。ありますとも。夏は僕にとっては警戒心剥き出しにしないと怖くて人に近づけないくらいのレベルで酷い目にあいますよ。
僕に言わせれば、五月病なんて甘いですよ。これは比喩ですからね。何月だろうとメンタルが辛い人は心から辛いので、何月は一番キツイ、とか何月は楽になるとか、個人差は大きいですからね。
今してる話は、メンタル不調は五月の専売特許じゃないって話です。
人間観察をしよう。
僕はMではないので、キレる人には近づきたくありません。エナジーヴァンパイアにも近づきたくありません。エナジーヴァンパイアっていうのは簡単にいうと、パワーを奪ってくる人の事です。
ドMな方にはそういう意味では暑さが続く夏は至福の時かもしれません。でも、そうじゃない人は僕ほど警戒心剥き出しにする必要はありませんが、念のため、人間観察をしてみることをオススメします。慣れてくると、スパーダーセンス(※アメコミ用語。危険察知の能力)が使えるようになるかもしれません。
恐るべし、エアコン戦争。
たとえばですよ、エアコン戦争ってご存じですか。暑さに耐えられず涼しめにエアコンの温度設定をすると「寒いぃぃぃ! いやぁぁぁぁぁぁ!」って発狂する人いるじゃないですか。でも、イヤでもそれが原因で倒れて運ばれたとか聞いたことないんですよ。でも、暑いと倒れますよね。エアコンが付いていても本当に暑くて倒れてしまう人がいるかは流石に検証したことないですけど。
とにかく、ケンカになっちゃうわけですよ。寒がりの人が悪いように僕は言ってますが、結局、暑さが原因でケンカが起きやすくなっているのは事実ですよね。
本当にエアコンが苦手な人もいますけど。ただ、ちょっと寒さを感じたら何かを羽織れるくらいの準備はしておくと良いのかなって思います。寒がりの人じゃなくても。ずっと温度の低い部屋にいてジッとして動かなければ、流石に寒くなってくると思うんですよ。でも、本気で暑がっている人はどうにもならないんです。着衣を脱ぎ捨てて全裸で仕事したりできませんから。
暑がり派を優先してあげてねってことじゃなくてね。だって全裸の人と仕事したくないでしょ。自分が何かを羽織ってある程度解決するならそれでよくないですか。
……なんて、考える余裕もなくなるくらい知力が落ちるんですよ。夏って。たぶん。
自分はどうなの?
とまあ、僕は夏のエアコンは神だと思っているので、寒いからエアコンを止めてってマジギレする人はあまり好きになれないけど、一方で寒がりの人はキレずにはいられないほど辛いのかもしれない。たぶん、そういう人は僕の事を大嫌いだと思います。しょうがないよね、人間だもの。
ただね、暑さに限ったことじゃないけど、好きじゃない相手には攻撃して良いってわけじゃないですからね。小さい子って「ムカついたからなぐった!」とか「邪魔だったから、突き飛ばした!」とか平然と言ってのける子いるじゃないですか。そういうのって、困るわけじゃないですか。大人も同じ。相性の問題は大事ですが、誰とでも仲良くなれるとは限らないのもまた事実であり現実であり。だから、双方にとってのバランスというか、距離感というか、そういうのを大事にして欲しいんですね。
自分自身も、もしかしたら暑くて無意識に攻撃的になっているかもしれない。それに気づけたら、相手の言動も理解できなくもないので、直ぐにケンカにはならないかもしれない。または、自分が、ちょっとイライラしても、キレる前に深呼吸して落ち着くことができるかもしれない。
同時に、やっぱり被害者になって欲しくないので、なんとなく危険なオーラを感じたら可能な限り逃げるという手段もとってみて欲しいです。
夏は開放的な季節。だからってわけじゃないだろうけど、怒りの感情も開放的。解放的って大事だけど、自粛っていう言葉も忘れずに。
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