ココロセラピストが語る!『人生の主人公』とは?~どんな主役になりたいですか?~

主人公

 

人生の主人公は誰だ?

 

勘違いしないで欲しいのですが、人生の主人公はあなたです。自分自身です。スポットライトを浴びる人が主人公だと思っているかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

 

自分の人生は自分自身が主人公であり、自分以外の人は脇役なんです。勘違いしている人は、まずふてくされるのを一旦やめてみてください。だって、主人公なんだから。

 

何の映画の主人公だろうか?

 

自分は人生の脇役だ、なんて思っている人も少なくありません。そもそも、自分の人生の脚本読んだんですか。人生の主人公はあなただって、僕は言いました。ついでにいうと、監督も脚本も演出も自分自身なんですよ。さらにいうと、観客も自分です。

 

ただね、映画に似てて予算は関係あるんです。貧乏な家に生まれたとか、大富豪の家に生まれたとかで、条件は確かに違いますものね。でも、低予算映画って、そんなにダメですか。大予算のハリウッド映画は、必ず感動しますか。

 

映画の良さって、深味だと僕は思うんですよ。味わいって言ってもいいです。一方で、面白おかしくて軽い作品が評価されることだってありますよね。地味な映画だって、良いものは良いですよね。

 

地味な主人公で何が悪いんだろうか?

 

じゃあ、例えばですが、自分が主人公だとわかったとして。悪の組織に狙われて、銃弾は飛んでくる、暗殺者は追いかけてくる。歩けば、爆発しまくり。こんなシナリオ嬉しいですか。僕はイヤです。

めちゃくちゃ好みで可愛いヒロインに好かれれば、世界を敵に回してもいいですか。僕はイヤです。

 

平凡な人生こそ、我がロマン。僕はそう思っています。といっても、要所要所で試練というなの見せ場(?)がやってきて、その都度、恥を書くわけですが。

 

リア(充)王?

 

『リア充』という言葉が今もあるかわからないですが、リア充な人が主人公ってわけじゃないんですよ。主人公を狙っている脇役なんです。だって、主人公は自分なのだから。

 

今だからカミングアウトしますが、僕自身、少し前までは、ひたすら作り上げた虚構の自分を演じ続けて、リア充のフリをしつづけていました。でも、本当は小心者で臆病者の中年のおじさんなんです。たぶん、偉そうなことを言いつつ、偽りのカリスマを演じてたんですね。

 

という情けない主人公を演じていたわけです。ですが、そういうキャラ設定を続けていると、だんだんそれが苦痛になってくる。なので、ここで『第一章・完』にしたんですね。だけど、人生の時間は、まだ残っているので、『第二章』を作れるんですよ。主人公であり、監督だから。

 

「第一章は、あまり個人的に面白くなかったな。第二章はちょっと違う展開にしてみよう」と思うと、第二章が始まるんですよ。

 

開き直って「ありのままの私!」と言って、言いたいことだけを言い、やりたいことだけをしてらどうだろうか。ちょっと試すと、そんな簡単に物語が良い方向に進むはずがないことに気が付きます。

『ありのままの私症候群』は一時の気の迷いだと直ぐに気づくんです。たぶん、僕じゃなくても。だってそうでしょ。相手の立場や気持ちを無視して自己都合だけで生きようなんてしたら、それこそ『KY』(死語)というか、迷惑なおじさんですよね。ダサすぎ……。

 

それはそうとして、そうやってちょっとずつ主人公である自分が『成長』していく様を脚本にすると、人生が楽しくなってくるんですよ。

 

僕の場合だと、二章以降は「等身大の自分で、良い感じのバランスを取りながら人生の質(QOL)を高めていく」という設定で生きています。別にド派手である必要ないから、少なくとも僕の人生は。

 

気づけ、脇役の素晴らしさに!

 

そうしているうちに、自分以外のキャラクターの重要性もだんだんわかってくるようになるんですね。まず、勘違いさんは、自分が一番偉い主人公だと思って暴走しているかもしれません。

 

でもね、人生って独りじゃ生きていけないんですよ。映画も同じ。最初から完璧な主人公が一人いても、物語は成立しづらいんです。モブだろうとなんだろうと、誰かが影響を与えてくれているから、自分の人生という名のドラマが深味を増すんですね。

 

たとえば、仕事があるからお給料が貰えて、ご飯を食べられてるわけですよ。アンチもいるにはいますが、それはそれ。本当にそれが原因で心身が病んできたら、転職した方が良いと思いますけど。とにかく自分の仕事が小さくても誰かしらの何かしらの役に立っているからお金が貰えているんです。たぶん。それに、仕事って全部ひとりでできるわけじゃないし。間接的な物を含めれば、必ず誰かしらの協力があるから、自分の仕事が成り立ってるんですよ。自分の人生のドラマの中では、目立たない存在かもしれないけれど、とても重要な役割なんですね。

 

僕で言うなら、今こうして記事を書いているわけですが、掲載先を作ってくれている人がいる。記事を書かせてくれている人がいる。読んでくれている人がいる。

今使っているPCだって、誰かが作ってくれたから存在してるんですね。誰かがそのパーツを作ってくれたり、配送してくれたりしているんですよ。

 

自分の人生では自分が主人公です。でも、他の人の人生は、その人が主人公なんです。同時に、その時、僕は誰かの脇役だったり、モブだったりするんです。

 

そして、自分の人生と誰かの人生がクロスオーバーしているんです。そう考えると、最近流行りのMCUみたいでおもしろくないですか。

 

なので、僕の人生では僕は主人公。だけど、同時に誰かの脇役として少しでも貢献出来たらいいなと思うわけです。だって、主人公独りじゃ、ドラマは成り立たないから。僕の人生だって、多くの人の協力があってこそですから。

 

脇役。似た言葉で言うなら『裏方』でしょうか。と、あれこれ考えると、僕は、もしかしたら裏方として誰かの人生に少しでも影響を与えられたら良いなと思っている主人公なのかもしれません。

いいじゃん、それ。

 

あなたは、あなたという主人公をどんなふうに動かしていくつもりですか。よかったら、僕にこっそり教えてくださいね。

 

 

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