コミュニケーション能力は生きることに必須です!
コミュニケーション能力は必須です。
学校の勉強も大事なんですが、とにかくコミュニケーション能力は軽視しないでください。悩みすぎるほどコミュニケーションについて考えすぎる必要はありません。
でも、コミュニケーションは生きる上でもっとも大事なスキルのひとつだということは覚えておいてください。
コミュニケーション能力=友達の数ではない!
コミュニケーション能力が大事だよっていう話をすると、コミュニケーションに長けている人は、いつもたくさんの仲間に囲まれていて、友達が多くてモテモテなんだろうなって思いがちです。
違います。SNSで友達やフォロアーの数が多いと、すごい人みたいに思われますが、数だけの問題じゃないんですね。
ネットに関係なくリアルも同じです。いつも、セミナーや交流会に参加しているジプシーにもありがちなんですが、実はあれ、友達が多いわけじゃないんですよ。
カリスマ的人のところには人がたくさん集まってきます。でも、純粋に仲良くなりたいというより、関わることで何らかのメリットがあるだろうと思った人たちが集まってくるんですね。
そうするとカリスマを中心とした人が開催したイベントにはみんなが集まります。でも、それって、本当に友達かっていうと、ビジネス的な見込み客だったり、リピーター顧客だったりするんですよ。
カリスマ的な人で人を集めて自分の思い通りに誘導できる人は、確かにコミュニケーション能力が高いのかもしれません。しかし、その集団にいる人たちが本当に、みんな仲良しかっていうとそうでもないんです。
趣味のサークルや部活なんかも似てて。特定の何かを掲げた集団に属していると、なんとなく、自分もその中のひとりっていう認識になります。同じ集団の人たちは仲間。
確かにそうなのでしょう。でも、その集団のメンバー全員と友達かっていうと、そうでもないでしょう。同じ時間と同じ場所を共有しているから、その間は仲間ですが、プライベートになったら、ほとんど接点がなくなって、いつしか名前も忘れてしまったってありませんか。
その場を乗り切るコミュニケーション能力も大事
みんながみんな仲良しじゃなくてもいいんです。学校のクラスでも部活でも会社の部署でも何でもいいです。とにかく、少なくとも自分が関わっているところの人間関係を円滑にすることを心掛けることが重要です。
だって学級崩壊してしまったら困りますよね。部活も何かに向けて頑張ってるのに、人間関係がこじれて活動ができなくなったら困ります。仕事は生活に直結するので、仲間割れしてしまったら、会社も自分も大損害です。
仲良しじゃなくても良いんです。言葉遣いや所作は、いつでもどこでも気にした方が良いです。でも、必要以上にみんなとベタベタ仲良しになる必要はありません。誰かを見下したりするのはよくないですが、現実には集団にそういう人がいても仕方ありません。ただ、それでも、自分たちがその場をうまく乗り切るために、最善を尽くすことが大事です。
相手の顔色をうかがってばかりじゃ疲れるとか、営業スマイルなんてうさんくさいとか、あると思います。それはそうです。でも、媚びろってわけじゃないですからね。
そもそも媚びてなくても普段から、他者に対する気遣いって必須なんです。できるだけ、誰にでも平等に優しくした方が良いので、嫌いな人にも邪険な態度を露わにしてはダメなんです。
八方美人になれってことでもないです。八方美人になりすぎると、全員に良い顔をしなければならないので、どうにもならなくなってしまうこともあります。
どうしても反りが合わない人がいたら、憎しみ合わない程度に距離を置く。中途半端な覚悟なら攻撃しない。嫌いだろうが何だろうが、その場だけは礼儀正しくする。これを徹底してください。
本当に嫌な人で、自分の人生を破壊してきそうな相手であれば、それだけではどうにもならないかもしれないので、誰か信頼できる人に本気で相談を持ちかけてください。そして、「わかるよ」といいつつも協力してくれない人に対しても、敵に回すようなことのないように気を付けてください。
みんなが仲良しである必要はないんです。仲良しじゃなくても、相手に対して敬意は持って接してください。そして「これ以上近づいてはいけない」と感じる人がいれば、ちょっとずつ距離を置いてください。あからさまにやるとバレますからね。言葉だけ丁寧で、睨みつけたりするとか、そういう余計なことは絶対にしないでください。
八方美人になりすぎず、周囲に気配りをする。嫌いな人も邪険にしない。そっと適切な距離を置く。誠実に、やるべきタスクをこなす。自分さえ良ければいいという態度は取らない。
プライベートでもそうですよ。友達の友達が一緒にいるときだって同じですからね。
誠実に相手に気配りをし、適切な距離感を取っていれば、信頼してくれる人は信頼してくれます。誰にでも平等に扱ってくれているんだなって思われれば、少なくとも人間関係でトラブルを起こす人だとは思われにくくなります。そして徐々に、絆も強まってくると思います。いざという時の味方も増えてくるでしょう。
今の時代、何故か「思ったことを言っただけ」「思ったことを言って何が悪いの?」「気になったことを質問しただけなのに何が悪いの?」「私、空気読むのが苦手って言ったじゃないですか!」と言って開き直ってくる人も多いです。そんなのただの『KY(死語)』です。よいこはマネしないでください。
自分だけの時間も大切に!
生きていると、誰かしらと関わらなければなりません。間接的であろうとも、必ず誰かと接点を持っています。学校も、仕事も、家族も友人も、時には、相手にするのがめんどくさくなることもあれば、うまくいかないこともあると思います。
でも、コミュニケーションの達人は、いつでもどこでも誰とでも仲良くしているわけではありません。どこかでメリハリをつけて、しっかりと自分自身を振り返ったり、休息を取ったりする時間も取っているんです。だって、そうしないと自分を見失ってしまうから。
もしかしたら、「なーんだ。みんなと仲良くなれる方法を教えてくれるんじゃないのか……」とがっかりした方もいらっしゃるかもしれません。確かにそれができたら理想的かもしれません。でも、現実はそうではないんですね。何故、世界のどこかで必ず誰かがトラブっているのかって考えればわかると思います。だからこそ、自他を思いやる心と適切な距離感が大事なんですよ。
参考にしてみてくださいね。
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