ココロセラピストが語る!? 自分の誕生日、大切にしていますか? ~家族や友人同様、自分の誕生日もきちんと祝おう~

誕生日

自分の年齢がわからない!?

先日、僕の誕生日でした。
だからどうということはないのですが、ふと我に返ると、自分の年齢が一瞬わからなくなってしまっていました。
それだけ年を取ったのかと、ちょっぴりショックでした。

もちろん自分を永遠の二十歳と思っていて時が止まっているとか、そういうことではありません。
毎年ひとつずつ年齢が増えていくことは、ちゃんと理解していますし、受け入れているつもりです。

子供のころは時間の経過がとてもゆるやかに感じていましたが、大人になるにつれて、時間の経過速度がどんどん早く感じるようになるんですよね。
これは、心理学などでも、よく言われていることなので有名なことだと思います。

 

ふと、立ち止まるきっかけ

時間の流れが早かろうと遅かろうと、確実に時間は流れていきます。
なので、自分自身を見つめ直して人生の軌道修正をするターニングポイントって大事なんです。

区切りとしてはお正月がメジャーですよね。
年末に一年の総決算をして、新年を心新たに迎える。人によっては新年の抱負を考えたりしますよね。

もちろん、それはそれでいいんですけど、年末年始って、案外忙しかったりするんですよね、これがまた。
だから、ゆっくり自分のことを考える時間が取れるかっていうと、実はそうでもなかったり。
大事なことではあるので、手を抜いたりはしないで欲しいんですけど、年末年始は帰省したりして家族孝行したりするじゃないですか。
それはそれで楽しいと思いますが、どちらかといえば、自分ではなくて家族のために時間を割く時期な気もします。

そう考えると、何月生まれかも影響するかもしれませんが、自分の誕生日なら、思いっきり盛大なパーティをする人は別として、日常の一部に自分のための日があるって良いですよね。
運が良ければ誰かに祝ってもらえるし、祝ってもらえなくても、自分でこっそり自分を祝うこともできる。
なんというか、祝日でも何でもないけど、誰かに意識されることも少ないけど、自分のための大事な日なんですよ、誕生日って。

義理だろうが何だろうが、ひとりでもお祝いしてくれる人がいたら、神でも歴史上の偉人でも有名人でも何でもない自分が、自分のために祝ってくれているんだということに感謝できますよね。

仮に誰も祝ってくれなくても一年に一度くらい、自分自身に感謝する日ってあってもいいと思うんですよ。
「生んでくれてありがとう」って親に対して感謝するでもいいし、人によっては親に感謝したくない人がいてもいい。
でも、頑張って今日という日まで生き抜いてきた自分のことは、褒めてあげて欲しいんですよ。

そして、翌日からまた似たような日常に戻ってしまうわけですが、その前にいったん、自分自身という存在に感謝して。そして自分自身の現在の立ち位置を再確認する。
そうすると、明日以降の人生が、ちょっとだけ良い方向にシフトするかもしれないんです。

別にカウンセリングを勧めているわけじゃなくて。自分で出来る範囲でも構いませんからね。
難しい自己分析をして欲しいわけじゃないですから。
幼少期からの自分を振り返るでもいいし、ここ最近の自分を振り返るでも構わない。
未来にどうありたいかをイメージするのだって良いと思います。

今までの自分を否定しろってことじゃなくて、今日までの自分を明日から少しでも良い方向にするために過去や未来をじっくり考えてみると、それだけで楽しくなりませんか。
僕はとても良い時間だと思います。

誕生日

 

非日常を楽しむ。

これは別に誕生日じゃなくても良いんですけど、日常って同じような繰り返しが続くので、マンネリ化してくるんですね。
良い習慣をひたすら継続するのはプラスになるので、ぜひそのまま続けて欲しいです。
でも、人ってマンネリ化すると、そのループから抜け出せなくなるんですよね。

たとえば、さっき自分の年齢がわからなくなった話をしましたよね。
これも自分の中ではなんとなく納得する部分もあるんです。
仕事、帰宅、疲れて寝る。仕事、帰宅、疲れて寝る。仕事、帰宅、疲れて寝る……。
これは、おおよそ、みんな同じパターンだとは思うんですけど、これが繰り返されると、知らず知らずに「ま、こんなものだろう」って気分になってる自分がいたりしませんか。
もちろん、働くことは大事ですし、生活費を稼ぐことは大事です。
ただ、時々、違った休息や刺激を取り入れてあげた方が、リフレッシュできるんですよね。

脳が普段と違う動きをするというか、普段と違う脳の部分を使っているのか、そういうのって、案外大事なんですよ。
体の使い方も、同じですよね。
毎日、同じ筋肉だけ使っていると、使っていない筋肉は衰えていきますものね。まぁ、脳も体の一部なので、同じですよね。

そうすると、違った視点で物事を捉えられるようになったり、斬新なアイティアが浮かぶかもしれません。
今まで見落としていた大事なものに気づけるかもしれません。
非日常を普段から意識している人は良いですが、そうじゃない人は、誕生日こそ、そういう日として有効活用してみてもらいたいんですよね。

誕生日

 

今回の誕生日で、ふと思ったこと。

なんとなく、我に返ると、改めて自分の年齢を自覚できました。
同年代の人たちと自分を比較しても仕方ないので、あくまでも自分比で考えると、「まぁ、良い感じかな……」って思えたんですね。
忙しい日が続いていたので、自分が幸せかどうかを考える時間もなくなっていたので、そういうことに気づけたことも良かったです。

もちろん、人生ですから、良いことばかりじゃないし、泣きたいことだってたくさんあります。敵だってたくさんいます。

でも、衣食住があって。ケーキも買えて。数名でも僕の誕生日を覚えてくれる人がいて。
これって、僕が生きられる環境が存在してるってことなんだよな……なんて思うと幸せな気持ちが込み上げてきたんですね。

自分の努力もあるのかもしれませんが、直接的でも間接的でも、自分自身を支えてくれている人、守ってくれている人たちがいるから、こうして元気でいられるんだよなって思いました。

ふと、静かな時間に、自分自身に意識をフォーカスすると、たくさんのものが見えてきました。

みんな、みんな、ありがとう!

 

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