ココロセラピストが語る!?　キレるな！　今はその時じゃないッ!?～怒りのコントロールで人生を切り開け～

「怒っちゃいけない！」って自分に強く言い聞かせてると、それがストレスになって余計にキレ安くなって、人災を引き起こすんです。もしくは自分が病んでしまうか。

風船に、キャパシティ以上に空気を詰め込み過ぎたら、破裂しますよね。そんな感じです。
風船なら、うっかり割ってしまっても、新しいのを買えばいいのでお金で解決できるかもしれません。
でも、人災は、必ずしもお金だけでは解決できません。

負の連鎖を引き起こしてイライラ星人を量産してしまうんですね。
怒りは怒りを引き寄せるんです。

いつもイライラする人がクラスにいたら学級崩壊するし、いつもイライラする人が家庭にいたら家庭崩壊しますよね。絶対ではないけど。

崩壊には至らなくても、誰かが歯を食いしばって耐えてますよね、きっと。
そんな人間関係、誰が望んでるんですかっていう話。

僕は『鬼滅の刃』が大好きなんですけど、そこに、サイコロステーキ先輩っていうキャラクターが一瞬だけ登場するんですよ。

サイコロステーキ先輩っていうのは、主人公、竈門炭治郎の先輩にあたる鬼殺隊隊士で……っていう、マニアックな説明は右に置いておくとして。

簡単に言うと、自分より弱そうな鬼でも倒して手柄を立てようとする小者なんですけどね、相手の力量をちゃんと見抜けなくて、返り討ちにされちゃうんですね。
そこで、サイコロステーキみたいに切り刻まれちゃったから、ファンの間で、サイコロステーキ先輩って呼ばれてて。

笑うところなのか、人間ってそういうものだよねって思うところなのかは、作者に聞いてみないとわからないけど。

別にサイコロステーキ先輩がキレキャラってわけじゃないけど。でも、イライラしてる人って、誰かに八つ当たりすると言うか、攻撃するじゃないですか。迷惑極まりないので、心の底から、そういうのやめて欲しいんですけど。

そうするとね、無意識に、自分より弱そうな人、弱そうな立場の人を選んで攻撃しますよね。
そういうことするのって、幼稚園児だけじゃなくて、案外大人もやるんですよ。

僕も、知らず知らずのうちにやっているかもしれないけど。
もし、僕に被害を受けた人、本当にごめんなさい。

もちろん、弱い者イジメってダメなんだけどね。
それはそれとして、イライラしてると、ハッキリ言えば知力が下がるんですよ。
なので、相手の力量を見誤ることも多いんですよ。

怒りに任せて誰かれ構わず喧嘩を吹っ掛けるとか、弱そうな人を探して攻撃するとかしてるとね、返り討ちに合いますよ。

僕はネタで、安易に相手を甘く見てしまって返り討ちに合う人たちのことを『サイコロステーキ症候群』って呼んでるんですけどね。
もちろん、そんな言葉、流行らせなくていいんですけど。

怒っている時は、怒っている自分を素直に受け入れる。安易に攻撃しない。怒りの原因を考える。その原因を解決するために全力を注ぐ。自滅したら意味がない。

楽しい話じゃないけど、どうしても特定の誰かに怒りをぶつけたいなら、確実に勝てる方法を冷静に考えてから行動した方が良いです。

知力が落ちて暴れてるだけの人って、負けますよ。
しかも、周囲の人たちにも知力が低いと思われて味方してもらえませんし、同情もされません。

仕返しとか、復讐とか、そういう話がしたいんじゃなくてね、それだけ冷静になれってことです。
冷静になって、その怒りのエネルギーをもっとも有効なベクトルに移行した方が絶対にいいよって話です。

「それができれば苦労しないよ……」って、キレたくなった人、そこ、キレるところじゃないですよ。
そういうときこそ、深呼吸です。

落ち着け、落ち着くんだ！