ココロセラピストが語る!? ときどき正義について考えてみよう! ~正義だから正しいわけではなく悪だから悪いわけでもない~

正義

スケールを小さく考えてみよう。
人間関係って上下関係があるよね。人間は平等とか言いながら。
じゃあ、上下関係ってない方が良いのかっていうと、そうじゃない。
たとえば、みんながみんな好き勝手なことをやってたら世の中って回らない。
そうなるとリーダー的な存在って必要になってくるんだよね。

学校なら先生が権力を持ってる(?)し、会社なら上司が権力を持ってる。歯向かえば、怒られる。
最悪、その人の人生を滅茶苦茶にするくらいのパワーを持っているわけだ。
だからこそ、リーダー的ポジションの人っていうのは自分のパワーを上手に使える必要がある。
それが人間性というやつだよね。人間性に問題がある人に権力を与えると、パワハラになる。

どんな集団でもそうなんだけど、適性のない人にパワーを与えたら危険だよ。
自分は正義だと思って頑張ってくれるとは思うけど、一歩間違えば迷惑そのものな存在になるからね。

 

スパイダーマンの話

「大いなる力には大いなる責任が伴う」。
これ、『スパイダーマン』に出てくるベンおじさんというキャラクターの名言。
このヒーロー哲学、ものすごく深い。
ファンの間ではネタとして使われたりもするけど。

要するに無責任ではいられないって話。
スパイダーマンから離れるけど、どんなに力を持ってても、現代社会で勝手に誰かを裁いちゃダメでしょ、基本的に。

 

バットマンの話

『バットマン』っていうヒーローも有名だよね。
彼はおもしろい。どちらかというと悪人っぽい。
見た目からして。彼は人は殺さないけど、目的のためなら手段を選ばないっていうか、過激なんだよね。
正義って、突き詰めていくと、過激な行動がとれなくなるよね。難しすぎて。
だから、開き直って、過激になっちゃうのかもしれない。
バットマンなりに悩んだ結果、そういう方法で活動してるんだと思うけど。自称正義。

さて。滅茶苦茶、リアリティのある話をしよう。
クレーマーっているでしょ。あちこちに。
クレーマーってわざと相手を困らせて喜んでいるタイプもいるけど、半分以上は、自分が正義だという前提で文句言って来るわけだよね。
正義の味方っぽいくいうなら正義の鉄拳?

でもね、クレーマーって迷惑以外の何者でもないじゃん。
「そもそもクレーマーという言い方が良くない。クレーマーにも言い分はあるし、一理ある場合もある」とか、言う人もいるけど。
そう思うなら、そういう人が永遠に文句言われ続けてよ……って思うけど。僕はね。

クレーマーこそ僕に言わせれば、正義の皮をぶった悪そのものなんだよね。
でも、クレーマー自身は自分が正義だと信じて疑わないわけ。

だから正義って難しい。
正義の味方を自称するなら覚悟、持ってねって話。
覚悟って何って話だけど。
バットマンは自分がやっていることが、必ずしも正義だとは思っていない節もあるし、覚悟もあるのね。
だから、たぶん、酷い負け方をしたとしても、悔しいとは思うだろうけど「なんで、俺は正義の味方なのに、こんな酷い目に合わなきゃならないんだ」とは……言わないと思うのね。

クレーマーって自称正義の癖に、どこか被害者面するでしょ。
自分が被害者であることで、相手に悪のレッテルを貼りつける。
自分は正義だから、悪を裁いて良い。
だから強気で攻撃してくる。
こんな陰湿極まりない話があるかっていうの。

 

正義、結局難しい。

正義

僕は正義なんてないとか言いたいわけじゃないよ。
正義の行為を否定してるわけでもないです。
ただ、正義って単純なようで実は複雑だし、難しいって話。
誰だって自分を正義だと思いたいし、思ってるだろうけど、必ずしもそうじゃないんだよね。

必要悪っていうのもあるしね。
ただ、必要悪っていうのは、ある意味、正義の味方より責任重大で、分類的には悪だから、裁かれる側なんだよ。
それが最善な策だったとしても。

法律もそう。法律もありがたい存在であるはずなのに、「言い負かした方が勝ち」的な要素も多分にあって。
法を逆手にとって悪用したりする人いるでしょ。

正義って難しいの。
だからこそ、考えて欲しいんです、正義について。
正義の味方ってかっこいいけど、正義の味方の本当のカッコよさって何だろう?

 

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