同じような毎日
毎日同じような瞬間が繰り返されている。
そんなふうに感じたことはありませんか。
そういうことに気づく人もいれば、同じような繰り返しが続くゆえに気づかない人もいるかもしれません。
しかし、それって本当でしょうか。
「まったく同じ一日なんてありえない！」っていう哲学論争がしたいわけじゃないですよ。
気づいていないだけで、実はジワジワとマイナーチェンジを繰り返しているってことに気が付くと、不確定な未来が徐々に変化してきていることに気が付くかもしれません。
ドラえもん
たとえば、ドラえもんを思い出してみてください。
のび太の未来。しずかちゃんと結婚して、ノビスケという子供ができる。ひ孫の名前はセワシ。
現代ののび太は、その未来に向かって進んでいますよね。
ここで作中の人間関係で興味深いのが人間関係。
のび太と関わる人たちは、ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、出木杉、ジャイ子。そのくらいですよね。
親とか先生とかもいるけど。
ドラえもんの世界観では、のび太は大人になるまで、たぶん、基本的に同じ人間関係で成り立ってます。
最初はジャイ子と結婚する未来だったけど、ドラえもんの影響で、しずかちゃんと結婚することになるわけだけど。
少し考えればわかるけど、これってドラえもんが現れたことで、明らかに未来が変わってしまったんだよね。
これがタイムパトロール的になぜOKなのかは「マンガだから……」としかいえないけど。
ちょっとした人間関係の変化
同じような毎日が続くとして。
そうすると見える未来ってなんとなく想像できる。
「このまま行けば、将来はこんな感じかな……」って。
似たような生活。似たような思考パターン。似たような感情の延長線上にある未来。
心が病んでくると、こんなふうに思っちゃうわけ。「こんな毎日が続いたら、お先真っ暗だよ……」って。
確かに、そうなんだけど、それって「こんな毎日」が続いたら、の話なわけ。
ここが重要。
こんな毎日が突然終わる？
しかし、人生はそんなに単純じゃない。生きていれば人間関係もどんどん変わって行きます。
ドラえもんみたいなキャラが突然現れて人生が変わるなんてことは、ないとはいえないけど、ほぼないと思う。
シンデレラみたいに、真面目に生きていれば、フェアリーゴッドマザーが魔法で助けてくれる、なんてことも稀なケースです。
とはいえ、彼らに出会えば「こんな毎日」から見事に脱却できるんですよね。
これは良い話だけど、逆もある。
人生では絶対に出会ってはいけない人というのもいるわけで。
これも言い方次第で「すべての出会いには意味や価値があって感謝すべき……」みたいな意見もなくはないけど、それは個人の価値観の問題。
