今回は、季節（個人的にはジメジメ）とイライラにフォーカスして観察してみるお話をしていますが、イライラの原因は、色々あります。
余裕があれば、ぜひ、そちらも観察してみてくださいね。
ちょっとだけ例を挙げると、イライラの原因として、タブーな言葉なんていうものもあります。
理由はわからないけれど、その言葉を聞くと、何故だか怒り出す人っていますよね。
トラウマが関係あるのかないのか、その辺は、本人と話してみないことにはわかりませんが、言葉って、人によって認識や意味合いが若干違ったりするので。
今、パッと頭に思い浮かんだのは「がんばれ」とか「あきらめる」とかですね。
僕は、それらの言葉に対して、それほど深い思い入れや解釈は無いですが、NGな人もいたりするので。
そういうパターンを知っていれば、状況に合わせて言葉を言い換えてみるなど対策がとれるから便利ですよ。
イライラは伝染する……!?
イライラの恐ろしいところは、うつってしまうことです。
「なんで怒ってるんだよ！」
「怒ってないよ！」
「ほら、怒ってるじゃないか！」
「怒ってないのに、怒ってるとか言ってきて、怒らせてきてるのはお前だろ！」
「結局、怒ってるじゃないか！」
「お前だって怒ってるじゃないか！」
……こういうエンドレスなやりとり、見たことありませんか。
たぶん、たくさんあると思います。
これ、どっちが先に怒っていたか、怒らせたのかは別として。この会話を見てみると、一方がもう一方を怒っていると思っているから指摘した結果、双方がイライラしてしまっているわけですよね。
少なくとも、どちらかは、あるいはお互いに「あの人、やけにイライラしてるな……」って感じていたわけです。
実は双方がイライラしていたとしたら、どっちも機嫌が悪いので喧嘩に発展しやすくなります。
では、指摘しなければいいのかというと、決してそういう訳でもありません。
イライラって顔に出ます。
特定の誰かに対して嫌悪感むき出しにしている訳ではなくても、眉間にしわを寄せて人が近づいてきたら、誰だってイヤじゃないですか。
一昔前のヤンキーなんて、まさに、そのパターンでしたよね。
「あぁん？ お前、何、ガン飛ばしてんの？ 喧嘩打ってんのか、コラァ？」
「んぁぁあ？ お前こそ、人の顔に、何、ケチつけとるんじゃ、ボケがぁ！」
みたいな。
実際に、そういうやり取りを見たことはないですが……。
でも、これって、相手の表情に影響を受けているからこそ、こういうパターンが生じてしまっているということです。
もちろん被害妄想の場合もあるので、本当は、相手は普通の表情（？）をしていたとしても、自分がネガティヴだと変な解釈をしてしまいます。
「私、何か、あの人を怒らせるようなことをしてしまったのかしら……」
「なんで、あの人、私の事を見下すように、こっち見て笑ってるの…… !?」
勝手な勘違いで自滅してしまったり、喧嘩を売られていると勘違いして逆に喧嘩を売ってしまったりしている人、結構いますよ。
心当たりありませんか。
逆に、自分の表情が相手に影響を与えてしまう可能性も多々あるということ。
これはとても重要です。
それこそ、最近はあまり言われなくなりましたが、僕なんて「なんか、怒ってる……？」としょっちゅう言われていました。
本当にイライラしていた時もあるとは思いますが、心当たりがない事も多かったので、非常に困りました。
でも、パターンが分かってくると、表情に気をつけようとか、対策可能なので、意識次第で、周囲に与える影響も若干ではありますがコントロールできるようになったわけです。
それじゃなくても梅雨のジメジメで、たくさんの人がイライラしていると仮定すると、それが連鎖反応を起こしてしまったら飛んでもありませんからね。
自分や他人のイライラのパターンを掴んで、こっそり、対策を練ってみると良いですよ。
でも、本当に「そんな問題じゃないんだ！ 私の悩みはもっと深刻なんだ！」という人は、信頼できる専門家に相談してくださいね。
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