まだまだ日本は大丈夫……?
日本が良い国かどうか。
日本の将来が安泰かどうか。
仮に今の時代があまりよくなかったとしても、この先大丈夫かどうか。
そういうことを考えた時、あなたは何を基準にしますか?
僕はまっさきに子供たちを見ます。
といっても、僕は残念ながら今のところ子供がいませんし、そのきっかけもありませんが……。
あ、わらうところです。
別に自分の子供じゃなくて良いのです。
外に出れば、どこかしらに子供っていますよね。いくら少子化といえども。
一を見て十を知ったような気になっては危険ですが、子供が笑顔でいる姿を見ると、なんだか、ものすごい安心感を得ることができます。
すれ違った子供の目が死んだ魚のような眼をしていたら不安になるじゃないですか。
個人差はあるにしても、子供って基本的にパワーが溢れていますし、無邪気に駆け回っているものですから。
俗にいうおとなしい子だって、おとなしいだけで決して元気がないわけではありません。
良い子、悪い子、という区別は一旦置いておくとして。
とりあえず子供たちが元気で笑顔だと安心します。
まったく笑顔が無い子供たちを大勢見かけてしまったら、いったい何事だと思ってしまいます。
子供が無邪気でいられない環境がそこにあるとしたら、きっと何かが子供たちを追い詰めているのです。
未来を作るのはいつの時代も若者です。
子供こそが未来そのものなのです。
子供たちが何かに追い詰められて無邪気でいられない状況を義務付けられてしまったら、この国からは笑顔が消える日も近いんだろうなと心配になってしまうのです。
だから、僕は子供たちが元気で無邪気に、元気でいてくれているかどうかこそが、この国の現状、未来を判断する基準なのです。
子供の世界
社会、文化って大別するとふたつあると思っています。
大人社会、子供社会。
大人文化、子供文化です。
本来ならば、どっちも重要なのですが、子供固有の社会や文化という存在を僕たち大人がきちんと存在しないと、子供たちにとってはちょっとキツイのかな、というのが僕の考えでもあります。
大人って子供に、大人になるための方法(?)を教えます。人生の先輩として。
大人社会での在り方こそが素晴らしい。
僕たちは無意識にそう思っています。
あるいはそう思うように誰かに仕向けられているのかもしれません。
そのあたりの事は僕にはわかりません。
最終的に子供は大人になり、いつかは大人社会で生きていかなければなりません。
でも、子供時代の子供たちの社会や文化は、それなりに尊重してあげないと、子供たちは息苦しくなってしまうのではないかと思います。
子供って大人が考えもしないようなことを平気でしますよね。
大人からすると、そこがまたヒヤヒヤするポイントでもあります。
他人に迷惑をかけたり、怪我をしたり、とにかく大人からすれば落ち着いていられないようなことばかりするのが子供です。
それをしないと、良い子という括りで褒めてもらえますが、本当にいい子かどうかと言うと、それはまた別問題です。
だって、悪い事をしない人は良い人じゃないですよね。
何も考えない人、無気力無関心な人は、悪い事、しませんものね。
そういう子を、安心だと思っているなら、そっちの方が危険です。
反抗的な、反社会的な大人も困りますが、無気力無関心、想像力の欠片もないような大人が増えてしまったら困るじゃないですか。
本当に良い子っていうのは、想像力があって、先を見る力を持っています。