台風、すごすぎ! だけど、動じないで! ~ココロセラピストが語る 心、強く。心、優しく。~

台風

台風、再び

令和になってから台風が強烈な気がします。
先日も台風15号で、とんでもない目に遭いました。

そしたら今度は19号。
どのようにすごいか、というのはこの際省略します。
ネットで検索すればおそらくたくさんの情報が出てくると思います。

 

個人的な話

僕は千葉っ子です。
前回の15号の時は、正直ビビりました。怯えました。自然の脅威を感じました。
おもしろおかしく書いていますが、非現実的な光景を目の当たりにしました。
このあたりのことは過去に記事を書いたので興味があればご覧ください。

今回は、個人的に言えば無害でした。
無責任を承知で言えば、前回と比べれば怖くも何ともありませんでした。

ただ、それはあくまでも個人的な話です。
自分が良ければそれで良し、というならそれでOKかもしれないですが、現実的には被害者はものすごく多いのです。

「今回は前回ほどじゃなくてよかった……」と胸を撫で下ろしている一方その頃、どうして良いか分からないほどの脅威に怯えている人たちも確かに存在していました。

被災された方には本当に救われて欲しいです。
早く、元気で暮らせる日常を取り戻して欲しいです。

台風

 

スピハラ

自然災害が起こる度に不思議とスピハラを行う人たちが一定数出てきます。
これは非常に迷惑だと思うので、敢えて書きます。

「この災害は大規模な浄化です……」的な発言。
要するに神様が、地球や人類を浄化しようとして災害を起こしているという内容です。

知らないですよ、本当のところは。
残念ながら僕は神様と知り合いでもなんでもありませんから。
本当にそうなのかもしれません。

でも、被害を被った人たちの気持ちを考えて欲しいのです。

浄化されて生活を奪われてしまった人たちのことを考えたら、とても、そんな発言できませんよね。

「いや。地球規模では定期的にこういう浄化が必要で……」なんて思う人もいるかもしれませんが、では改めて考えて欲しいのです。
そういう人たちは、それをどこか他人事のように考えている節があると思うのです。

「じゃあ、自分の地域がダイレクトに崩壊したらどんな気分?」と問いたいのです。
「これは試練だから……」とか、そんな悠長なことを言っていられないと思うのです。

本能レベルで「そんなことどうでも良いから、誰か助けて下さい!」って叫びたくなるんじゃないかと思うのです。

神様とか、試練とか、前世とか因果とか、そういうのが好きなのは一向に構わないのです。
僕もそういう不思議な話は大好きです。

でも自然災害で困っている人がいる時は、たとえ心でそう思っていても発言を自粛するくらいの配慮はできるのではないかと思うのです。

スピリチュアルっぽい話を敢えてします。
もしも、僕が神様だったら。

実際は神様でも何でも無く凡人ですが、それはここでは気にしないで下さい。

もしも僕が神様だったら、自然災害でたくさんの人たちが苦しんでいるのに「浄化だー……」とか「前世の行いが良かった人は助かるー……」とか、言っている人は、どちらかといえば助けたくないです。

魂のレベルを本当に上げたいなら、四の五の言わずに、できることをして欲しいのです。
恩着せがましいことや余計なことはしなくて良いので。

僕が神様だったら、さすがに自己犠牲まではしなくて良いけれど、相手の気持ちを本気で考えて行動できる人を褒めてあげたいです。

 

できるならば

これは僕特有の価値観かもしれません。エゴなのかもしれません。
でも、少しでも共感してくれる人がいたら嬉しいです。

不思議な話も楽しいのですが、もしも目の前で苦しんでいる人や困っている人がいたら、あれこれ言わず、可能な範囲で構わないので、そっと優しく手を差し伸べて欲しいのです。

台風

僕自身もそうですが、何かしたくても思いつかなかったり、状況的にできないのであれば、そっとしておいてあげるのも優しさかなと思うのです。

状況にもよりますが、安易に「御自愛ください」と言っても、「意味分からない!  具体的にどうすれば良かったって言うの!?」と感情を逆なでしてしまう場合もあります。
自愛ではなく他人の愛を必要としているかもしれないのです。

助言を与えるかどうかに関しては正直、その場の状況判断能力と運がかなり影響すると思います。
ただ、誰かれ構わず良い人風な台詞を多用するのは気を付けた方が良いと思います。
言葉はパワーがあります。
言ったからには責任が生じます。

口先だけと思われないためには「御自愛ください」よりも、どちらかといえば「私にできることは何かありますか?」の方が、相手に気持ちが伝わりやすいかもしれません。

自然の力は脅威です。
どんなに科学が進んでも自然の力には敵わないのではないかと僕は思っています。
だから自然災害の時は、本当にどうして良いかわからないような状況の時も多々あると思います。
人生がガラリと変わってしまうくらいの影響力があると思います。

そんな時こそ、人間の本性が出やすいと思うのです。
被災しても、しなくても。人は予測不能なできごとに対する免疫がありません。
予測可能でも対処困難な場合は混乱して当然です。

でも、だからこそ、仮に混乱している人を見かけたとしても、心が乱れてしまっている人がいても、冷静さを失ってしまっている人がいても、穏やかな心で、じっくりと接してあげて欲しいのです。

必ずしも誰かの役に立てるとは限りません。
でも、想いはきっと伝わります。
みんなで助け合える社会を、世界を作りましょう。

 

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