ココロセラピストが語る! 焦らないで!  落ち着けばきっと軌道修正できるから! ~脱・暴走・自暴自棄!?~

焦り

よくあるパターン。それは焦り!

焦る人って多いですよね。
想定外のできごとが起こると瞬時にどうして良いか判断がつかず、知性や理性のベクトルが無茶苦茶な方向に進んでしまうのです。

頭の中にマンガのような吹き出しがあるとしたら、それが疑問符で埋め尽くされてしまっているような。
敢えてセリフをつけると「えっ? えっ? えっ?」といったような感じで、もはや言葉になりません。

はい。情けない話ですが、これは僕自身の話です。
今でこそ、そういうことも減ってきましたが、思い返してみると、僕の人生の殆どは「えっ? えっ? えっ?」と混乱しまくっていたような気がします。

よくよく考えると、これって人生が勿体ないですよね。
だって「えっ? えっ? えっ?」だけで埋め尽くされている人生ですから。
ちょっと笑えますが……。
本来ならば、その間に、何かしら考えたり、行動したりできるわけですよね。

 

想定外……?

先ほど想定外というコトバを使いました。
でも、もう少し踏み込んで考えてみると、焦りは確かに想定外の時に起きやすいのですが「本当ならこうなっているべきだよね?」という前提条件がある気がします。

これもよくよく考えてみると非常に面白いです。
だって、自分の人生は確かに自分で創り上げて良いものですが、すべてが思い通りになるわけではないですからね。
神がかったパワーでもあれば別ですが。
ここでは「前世の因縁が……」とか「人生は生まれる前に……」とか、そういう話しは敢えて考えません。
もちろん否定するつもりはなく、そういう話が好きな人は信じれば良いと思いますし、信じたくなければ無理に信じなくても良いと思います。

ここで大事な気づきがあります。
「○○であるべき!」とか「○○に違いない!」とか、人生を勝手に決めつけると可能性の幅が狭まってしまうのです。

世の中に「絶対なんてものは絶対にない!」という矛盾しながらも覆すことができないコトバがあるように、人生は未知なる可能性であふれているわけです。

ということは、焦りというのは他の可能性を否定していると起きやすくなるのかな……という気もしてきますよね。

確かに想定外のできごとが起こると焦ってしまうかもしれません。
でも、「人生は未知なる可能性であふれている!」という現実を受け入れていると、少しは気持ちの在り方が変わってくる気もします。

焦り

 

焦りの対処法

とはいえ、焦りをゼロにできるかというと、それはそれで難しいです。
焦りという感情に意味がないかといえば、それも違います。
どんな感情にも少なからず意味はあるものです。

考え方の例として僕の対処法を書いておきます。
ステップ・バイ・ステップで説明して行くので、そんなに難しくはありません。

ぜひ参考にしてみてください。

STEP1:焦る自分を認める

焦っている自分を否定しない。受け入れてあげる。これが最初です。「あ……。僕、焦ってるな……」と自分が焦っていることに気がつくと、それだけ心に余裕ができて冷静になれたりします。

STEP2:深呼吸

焦りに限ったことではありませんが、感情が乱れた時は深呼吸に限ります。ゆっくり息を吸って、長く時間をかけて吐き出します。これを数回繰り返すだけでもかなり心が落ち着きます。興味がある人は、普段からマインドフルネスを練習してみるのもオススメです。

STEP3:焦りを手放す

焦っていると、良い考えが浮かびにくくなります。場合によっては自暴自棄になってしまったりして悪い結果につながってしまうこともあるかもしれません。なので焦る自分を認め、深呼吸をしたら「私はもう焦ってないよ。焦りを手放すよ……」と胸に手を当てて呟いてみると良いでしょう。気持ちが自然と切り変わります。

STEP4:冷静になる

落ち着いたら、今度は冷静に状況把握です。焦っていたことで心理的視野狭窄状態になっていたと思うので、今度は広い視野で物事を捉えます。
自分自身に何が起こっているのかを冷静に把握できてこそ、対処できるというものです。

補足しておくと自分が冷静になっても、自分の周囲に焦って混乱している人がいたら、その人のペースに飲まれないように気をつけて下さい。
人間は強い感情に影響を受けやすいので「私は私」と割り切って客観的な視点を持つことが大切です。そうすると、客観的に「焦っている場合じゃないな……」と思えてきます。また、自分が落ち着くことで周りの人たちも安心感を覚えて冷静になるかもしれません。

STEP5:最善を尽くす

焦っている時というのは、言いかえれば何かしら問題が起きているということです。
そもそも、何も問題がなければ焦る必要なんてありませんものね。

冷静になれたら問題解決です。
とはいえ、簡単に解決できる程度の、それこそ想定内のトラブルであれば焦らないのでもしかしたら簡単ではないかもしれません。だとしてもリスクを最小限に留めることはできるかもしれません。

自分でできることをやってみることは大事ですが場合によっては他人の力を借りても良いでしょう。誰かが力になってくれれば、問題解決につながる可能性も高まります。

焦り

 

もっともらしく書きましたが、焦る時はやっぱり焦ります。
ですが、焦り癖はある程度改善できます。

今お話した5つのステップを習慣づければ、自然と焦る率も減って来るでしょう。
冷静になることで見えてくるものも増えてきます。

人生はいつ何が起こるか分かりませんが、楽しい可能性もあふれています。
広い視野を持ち、落ち着いて行動すれば大抵のことはうまく行くと思います。

焦らず、人生を楽しみましょう。

 

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