ココロセラピストが語る! ノスタルジーを楽しもう! ~過去を懐かしむのは現実逃避ではないんだ!~

ノスタルジー

ノスタルジー

僕は意図的に過去を思い出すことが趣味だったりします。
そうするとノスタルジーの世界への扉が開きます。

今日は久々に昔通っていた中学校周辺を散策して来ました。
といっても今回は自分から行ったというよりは所用で人に同行しただけなのですが。

炎天下の中で水分摂取もできず熱中症になるかと思いましたが、それはそれで貴重な経験でした。
良い子は決して真似をしないで下さい。
飲み物が買えなさそうな場所に行く時は水筒かなにかを必ず持参して下さいね。
夏でも冬でも。

普段、母校周辺にまったく用がなかったのですが、ひょんなことからその辺りまで行ってみると、瞬時にしていろいろなことを思い出すわけです。

 

ノスタルジーに浸ると過去に生きて今を生きていない人?

ノスタルジーと言うと、古き良き時代を懐かしんで今の自分に満足していない人といったようなイメージがあるかもしれません。

しかし本当にそうかというと、必ずしもそうではありません。
『回想法』という心理セラピーがあるように、過去を振り返るのは良い面もたくさんあるのです。
マニアックなことをいえば、過去を思い出すことで過去の未解決な何かを再度捉えなおすきっかけになったりするわけです。

ちなみに過去を思い出すという話をすると『トラウマ』を連想する人もいるかもしれません。
確かに過去によってはそういう場合もあると思います。
ただ、なんでもかんでもトラウマに結び付けてしまう人でなければ、そんなに気にしなくてもいいのかなと思います。

仮にトラウマを思い出してしまったとしても、それこそ現時点で未解決の課題を改めて再認識しただけであって、そこから新たな視点や価値観を構築できるかもしれません。

とはいえ、本当に過去がフラッシュバックして苦しくなってしまうと思うのであれば意図的に過去を思い出す作業はしなくても良いです。

僕がいま話をしているのは、過去を思い出して楽しむという話です。
楽しくない人に無理強いするつもりはありません。
欲を言えば過去を思い出す度に苦しくなるようでしたら信頼できるカウンセラーかセラピストにセッションを受けて欲しいと思います。

せっかくなので個人的な話をします。
中学校周辺を久々に散策していろいろ記憶が蘇って来たわけですが、懐かしくて楽しい思い出が次々に蘇って来て心がほっこりしたかというと、まったくそういうわけではありません。ここは、わらうところです。

ノスタルジー

ちなみに僕にとって中学時代は『黒歴史』そのものでした。
どうしても学校が楽しいと思えず、どちらかといえば「大人になるに連れて、こういう環境になっていくなら大人になんかなりたくないな……」なんて本気で思っていた時代でもあります。
ただ単に僕が学校生活に馴染めなかっただけで他の人は違う解釈かもしれないのでなんとも言えませんが……。

では、それが過去のトラウマで苦しさが込み上げてきたかというとそういうわけでもありません。
確かに当時の自分を思い出しましたが、逆に『現在』に感謝したい気持ちになりました。