私の人生、あなたの人生
僕もそうですし、みんな、きっと同じだと思います。
生まれてから今までの間に、必ず一度は「自分という存在って一体……?」とか「自分の人生って一体……?」と考えたことがあると思います。
人によっては「家畜の人生って一体……?」とか、自分以外の人生(?)を考えたことがある人もいると思います。
何故このような疑問を持つか。
それは人によって違いますが、おおよそは「それって幸せなのかな?」とか「それで幸せな人生といえるのかな?」とか、そういうことを知りたいからではないかと思います。
僕がよく使う言葉でいうならQOL(人生の質)の問題です。
自分の人生の質が高ければ安心して生きられます。
人は常に安心を求めている生き物なのですね。
逆を言えば人は常に不安を抱えて生きている、といえるかもしれません。
人が恐れるモノ
人が恐れるモノってたくさんあると思います。
では僕たちが特に恐れるモノってなんだと思いますか。
絶対とは言い切れませんが、代表的なモノのひとつとして『未知なるモノ』があります。
子供の頃、おばけが怖かった人は多いと思います。
僕も恥ずかしながらたまにですが、怖くなる時があります。
これは未知なる存在だからこそ恐ろしく感じるのです。
地震や雷も怖いですよね。
原始人はその仕組みがわかっていなかったので、現代人よりもっと怖がっていたと思います。
だから、そういう現象を神の怒りと思っていたのです。
それがおそらく宗教のはじまりなのでしょう。
いつ何が起こるか分からない。
それがどういう結末をもたらすかもわからない。
それは僕たちにとってはとてつもない恐怖なのです。
もちろん、わかっていても怖いモノは怖い場合も多々あるということは大事なので付け加えておきます。
人生そのものが恐ろしい?
未知なるモノが恐ろしい。
そう考えると、いちばん身近でいちばん謎なのが自分という存在ではないでしょうか。
自分という存在がキラキラと輝いていて、自分の人生が安心できるという保証があればQOLは高くなるので問題ありません。
容赦なく輝いて羽ばたこうと思うことでしょう。
とはいえ、そんな簡単にそんなふうには考えられません。
人生には幸か不幸かいくつもの壁が出現するからです。