こんにちは!
mikaです。
「子育てに失敗した」という話をよく聴かれると思います。
けど、子育ての失敗って……
なんでしょうね?
— 世間でいう成功、失敗 —
おそらくその基準は、優しい子に育ったか、親思いか、ちゃんと学校へ行っているか、ちゃんと働いているか……
もっと欲をいうなら、頭がいいか、仕事ができるか、なにか飛びぬけた才能を引き出してやれたか……などでしょうか?
けど、この中に1つだけでも我が子と一致するものがあれば、みなさんはそれで満足されますか?
1つも我が子になければ1つだけでもと願い、1つ一致していたら1つしかないと嘆くことはないですか?
親って、我が子にはけっこう欲深くなりますよね。
— 自分は成功した子? —
けど、どうでしょう?
今、親の自分は自分の親から見て「成功した子」なんでしょうか?
私自身は決してそうではありません。
親が望んだ人生を歩いていませんし、なんなら親が望まない人生を歩いてやろうとさえ思っていました。
「親の一生懸命」はそこにわずかでも親の損得勘定とプライドがあれば子には伝わりません。
なぜなら、子供は親の感情を鋭く察する能力が備わっているからです。
子供に誤魔化しは効かないのです。
みなさんも自分が子供だった頃をよく思い出してみて下さい。
大人たちの言うことを無邪気に素直に受け止めてられましたか?
— 子育ての成功も失敗も自分が決めてるもの —
私がした子育ても世間的に見れば成功とは言えません。
私が子供であった時に、自分が嫌だったことをしないようには気をつけていたつもりですが、それがどうだったのかもわかりません。
我が子は偏差値の高い学校を出たわけでもなく、スポーツができたわけでもないし、友達も多いほうだったとは思いません。
学校を卒業し、一人暮らしを始めて現在6年目、一度だけ家に帰ってきました
なので、癌を持ってる親の子という世間の目線で見れば決して思いやりのある優しい子にはうつらないでしょう。
実際にそうかもしれません。
でも、それを決めるのは世間ではなく、親である私です。
— 子供は誰のために生まれたのか —
そもそも、子供を生んだのは誰のためなのか?
幸せな家庭に憧れて、あなたが欲しかったから。
あなたの夫が欲しがったからかもしれません。
ご両親やお姑、お舅さんからのプレッシャーだったとしても……
それらすべては自分達の欲の願いが叶って生まれた命です。
その欲を子供は叶えてくれたのですから、もうそれだけで十分我が子は役目を果たしています。
それなのに、親は次々と自分の欲を我が子に重ねていってしまう。
子供は勝手に親の期待を背負わされるのです。
親は子供を応援はしても期待をしてはいけないのだと思います。
— うまい子育てなんてない —
そして、きっとうまい子育てなんてないです。
そう見える人が周りにいるなら、それはたまたまその子とその親がうまくいっただけ。
それは自分のDNAでもないのですから、真似たからといってその通りにはいきません。
そして子供が大人になった時、今度は「自分が面倒を見てもらう番」という欲も持たずに。
結婚などで、もし音沙汰がなくなったとしても子供が自分の足で歩けるようになった証拠だと自分の考えを切り替える。
親はそれを薄情と嘆く必要はないのです。
そこに、自分への見返りを期待するから悲しくなり「子育てを失敗した」と自分まで責めてしまうのだと思います。
そういうことで自分を責められてる人がいるなら、子供への自分の愛着を、執着をよくみて下さい。
それはただの自分の欲です。
子供は親を満足させるために生きていくんじゃありません。
たまたま思い通りに育ったなら、それは素直に喜べばいい。
思い通りにいかそうとするから、どちらも苦しくなるのです。
ぜひ、ちょっと違った角度から自分の勝手な希望や思いを見てみて下さい。
少しは気持ちが楽になるかもしれませんよ。
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