ココロセラピストが語る! 私の人生がこんなふうなのは、親のせい? ~人生の責任~

不幸の原因?

「どうして私、こんなふうになっちゃったんだろう?」と悪い意味で悲観的になっている人っていますよね。
まずその疑問を自分以外の人に聞いても意味がないです。

おそらく「○○だからじゃない?」なんて言おうものなら、ほぼ確実にキレると思います。
自分から聞いておきながら。

こういうミスを犯さないために事前に言っておきますが、他人に自分が不幸な理由、ダメな理由を安易に聞くのはやめた方が良いです。
普通に考えればわかると思うのですが、不都合な現実の原因を探してポジティヴな原因が見つかるって滅多にあることではないのですから。
ネガティヴな意見が出てくるのは予測可能なのです。

それを素直に聞く覚悟がないのであれば、人間関係がこじれるだけなのです。
しかも相手の見立てが必ずしも正しいとは限らないので、それも意識しておいた方が良いです。

というよりも、自分が幸せなのかどうか、順調なのかどうかというのは主観であり、周囲の人間が評価することではないのです。

率直にカウンセリングを受けるのがいちばんだと思います。
カウンセリングの宣伝とかではなくて僕はそれがいちばんだと思っているので伝えておきます。

正しい生き方をしているのに裏目に出る。
人生が思い通りに行かない。
自分自身が理解できない。
どうも悲観的だ。

そんなことを自問自答して、あれこれ原因を探していると、どうも最近では「親のせいだ」という意見に遭遇する人が多いみたいです。

 

不幸の原因は親のせいなの?

自分の不幸の原因は親のせいだと思うのは僕もわかります。
実際、僕自身が長い間そのように思って生きてきました。

だって考えてみれば生まれた時からいて、一緒に生活して、もっとも影響を与える人物といえば親ですからね。

社会常識の基礎は家庭生活を通して身につけます。
善悪の価値基準も家で覚えます。
その他物事の判断基準も同様です。

確かに家庭は社会の最小単位かもしれません。
しかし、「家庭=世界」かというと決してそうではありません。
家が貧乏かお金持ちかによって衣食住もかなり変わって来ます。
親の成育歴も関係あると思います。

でも、それを言ったら代々「自分という人格、人生の責任は親にある」と言い続けていたら、それって御先祖様を否定しているということですよね。

だとしたらお盆にお墓参りしたって心は満たされないです。
別に宗教の話をしたいわけではなくて。

もしも自分の人生が納得いかない原因が親のせいであるのなら、それは遥か昔から未来永劫まで続く、負の連鎖、もっといえば呪いということですよね。

それに自分の兄弟は幸せかもしれません。
差別されていたら別ですが、そうでなければ自分が親のせいで不幸なら兄弟も親のせいで不幸になっている可能性は高いですよね。