ココロセラピストが語る! 攻撃的な生き方を卒業すれば幸せの女神はほほえむ! ~ 穏やかに生きる ~

「心の時代」は迷走の時代

なんとなくではありますが、閉塞感ってありますよね。
自分自身の生活にしても社会全体にしても。
この閉塞感こそが現代人にとっての『生き辛さ』なのかなという気がします。

これもなんとなくですが息苦しいですよね。
そうではない人は、たぶんポジティヴなのか、自分なりにその状況を克服したか、適応したのでしょう。

めまぐるしく変化する時代です。
90年代頃、「心の時代」なんて呼ばれた時代がありましたが、それって心豊かな時代という意味ではないですよね。
心が不安定な時代だから、物質的なものばかりにフォーカスするのではなくて心にもフォーカスしようよという流れだったと僕は解釈しています。

そんな流れで今に至っているわけです。
そして気がつけば「攻撃的な時代」になってしまったなと感じるようになりました。

 

攻撃的な時代

キレる子供。
キレる老人。
何処に行っても攻撃的な人ばかり。

昔からいたとはいえ、ブラック会社に生息しているパワハラする人たち。
時代は進んでいるはずなのに、ちっとも心が豊かになっていません。

クレーマーもそうですよね。
特に酷いと言われているのがコールセンター。
職業柄仕方無いとはいえ、かけて来る人の半分以上がクレーマー。
もちろん、お客さんが必ずしも悪いとは限らないので、どちらが正しいとは言えないですが。

クレーマーと言えば最近ではカスハラとか呼ばれているそうですね。
知らない方のために一応言っておくと「カスタマーハラスメント」の略語で、簡単に言えばマジギレするクレーマー客のことです。

交通マナーや一般常識的なマナーも滅茶苦茶になって来ました。
道路に出れば煽り運転。

自転車は自転車で歩行者を無視して突っ込んで来る。

とにかく誰かに攻撃したくてたまらない。
いつの間にかそんな時代になってしまったように思えます。

 

攻撃の理由を考える

怒りの感情は大切です。
「怒りの感情=悪」と捉えるのは問題です。
怒りは何らかの理由があって生じているのです。
場合によっては怒って感情を吐き出すのも良いと思います。

ただ怒りは単に感情を爆発させるのではなくて、それが何処から来て何処に向かいたいのかをきちんと考えた方が良いです。
怒りの感情は「問題発生! 至急対策が必要です!」と教えてくれているシグナルなのです。
それに気づかないと、単にキレてるだけの攻撃的な人になってしまいます。

クレーマー対策などでは、まずは相手の感情を一旦吐き出させるのがセオリーと言われています。
僕も、その考えに同感です。
手の感情が剥き出しになっている時に、力任せに自分のペースに持ち込もうとすると逆効果です。

 

根深く複合的に絡み合った怒りの原因で自分を見失っている人

ただ悲しいことに、攻撃的な人の何割かは正直かなり危険です。
そもそも何に対してキレているのかを聞いても、さっぱりわかっていないのです。

僕が見聞きした話では「そんなこともわからないのか!」とか「自分の胸に聞いてみろ!」とか、「あなたが私を怒らせたんでしょ!」という言い方をしてくるようです。
どんなに傾聴しても、抽象的な理由を述べるだけでヒントのひとつもでてこないようです。

本人としては正当な怒りの原因があると思っているので正当な反応として怒っているのだと思っているようです。